お知らせ
2024.12.23
ブログまふぃん錦ヶ丘
感触遊び(錦ヶ丘)
まふぃんでは、様々な感触に慣れることができるように新聞紙遊びや小麦粉粘土などの活動をしています。
「感触」を辞書で調べてみると、
1.外界の物事に触れて心に感じること
2.物事の雰囲気などからそれとなく受ける感じ
3.手や肌に触れた感じ。手ざわり、肌ざわり
とあります。
大人の私達でも、「毛布のふわっとした感触が好き」「ぬるっとした感触が苦手」など感じ方はいろいろです。まふぃんに来る子ども達の中には、「のりが手に付くのがいやだから製作に参加したくない」「同じ服しか着たがらない」といった子ども達がいます。苦手な感触やこだわりが少しでも減ったら、できることや楽しめることが増えて、普段の生活や集団生活が楽しく豊かになっていきます。
今回は、身近にある新聞紙遊びを通して、子どもたちが様々な感触に慣れていく様子を紹介します。
全身で感じる
新聞紙でしきつめられた空間の中で遊ぶ子ども達。寝そべってごろごろしたり、布団にしたりする中で、新聞紙の柔らかい心地よさを全身で感じていきます。
新聞紙遊びに慣れていない子どもは、はじめ座ってきょとんとしていることが多いですが、プールを出してさらにたくさんの量の新聞紙を入れると、お友達の真似をして寝転び始める姿に変わっていきます。顔に新聞紙がかかっても平気になります。今では、「10数える間にかくれてね」と新聞紙かくれんぼを伝えると隙間を見つけてみんな新聞紙の中にもぐりこんで遊べるようにもなってきました。
狭い所で遊ぶと、お友達とぶつかったり時に手足を踏んでしまったりする事がありますが、友達との触れ合う心地よさも感じていると思います。新聞紙がまとわりつく感じ、こすれる感じ、かさかさする感じを遊びながら全身で感じていきます。
変化する感触を知る
年中から年長になると手指の巧緻性もねらいに入れながらいろいろな新聞紙の感触の変化を感じられるように支援しています。
・まっさらな新聞紙を折る→「するするして、気持ちがいい」
・丸める→「ちくちくする、固くなってきた」
・広げる→「しわしわだ、柔らかいな」
・ねじる→「力をこめて固くするぞ、手のひらが痛くなってきた」
新聞紙で遊びながら、手のひらや指先から伝わる様々な感触をしっかりとつかめるようにしています。
うまくできない子どもには職員が手をそえてサポートします。
出来上がったねじねじ棒で、引っ張り合い合戦!!負けないように力をこめます。子どもたちの大好きな遊びです。
様々な経験を積む
新聞紙で遊んでいる子どもたちをみながら、子育てをしていた頃に公園の落ち葉を集めてベッドにしてみたり、落ち葉のかけあいをして遊んだりしたことを思い出しました。あれも感触遊びだったのかな、と。
まふぃんの新聞紙遊びでは、たくさんの新聞紙でとことん遊びこむこと、変化していく感触を十分に感じること、一枚の新聞紙で何ができるのか工夫して遊ぶこと、友達と一緒に遊ぶ楽しさ感じることなど様々な経験をしていると思います。
これからも感触遊びを通して子どもたちの経験の幅を広げ、環境や物にスムーズに順応していける力、友達と関わる力を伸ばしていきたいと思います。
まふぃん錦ヶ丘 末吉
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