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2025.03.24

ブログまふぃん(上之園)

1年間の成長~言葉~

3月に入り、子どもたちも進学進級を目の前にしてワクワクしている様子が伺えます!

昨年4月からの1年間で年少々・年少クラスの子どもたちは発語のない子が「いや!」とはっきり言えるようになったり「かして」「まーだ」と言葉を通して関わったりすることが増えてきました。利用当初は「言葉の遅れが気になるな」「発語がないな」と悩まれてまふぃんを利用スタートした子も多い中で、子どもたちの成長と言葉や発語を引き出すためのまふぃんがしている支援についてをお伝えしていきます。

まふぃんの支援と子どもたちの成長

昨年の4月。遊びたい遊具で遊べない時に泣いたり体を反り返したりして嫌だった気持ちを訴えることが多かったA君。

より言葉を引き出すためにも、遊びを通して「遊びたい」「もっとやりたい!」といった感情を揺さぶる仕掛けが必要です。「遊びたい」「もっとしたい」という興味関心から「友達にとられたくない」「ここで一人で遊びたい」等もどかしさや怒りが出る。どうにかしないと!という気持ちが生まれると何とかして訴えて伝えようとする。そうやって揺さぶることが言葉に繋がるからです。

例えば、A君は運動遊びの登る・くぐる遊具が好きなのでそれらを提示して興味を持てるようにしました。さらに遊具を限定し、子どもたちが遊具を取り合う中で「使いたい」「僕だけで遊びたい」と感情を引き出す機会を作りました。

好きな遊具に友達が来ると、押そうとしたり頭突きをしようとしたりしたのでその度に行動を止めました。止めると泣いたり怒ったりするので、1人で遊びたかった気持ちに共感、代弁して気持ちを落ち着けるようにしました。すると段々職員の言葉に反応するようになり職員に対して「遊ぶ」「あれ」と言葉で訴えることが増えました。「そっかそっかあれで遊びたかったのね」と伝わったことを返すと、頷いて返すといったコミュニケーションが取れるように。

次は、友達に伝えられるようにサポートしました。遊びたいという感情が表情や行動にでている瞬間に「やめて」って言ってみよと後ろからささやいて、伝えられた時に認めていくと「いや!」「だめ!」と気持ちを伝えることが増えました。

まだ言葉が拙いところがありますが、これを積み重ねていき今では「○○ね、パン食べてきたんだよー」や「○○一緒しようよ」と出来事の話をしたり友達に声を掛けたりとお話が少しずつできるようになっています。

まとめ

言葉や発語を引き出すには、感情を動かすことが大事だと子どもたちの成長を見て感じました

ほしい・遊びたいという欲求があるから、どうにかして伝えようとする。言葉を話すためにこの子には今何が必要なのか。遊びに興味を持つことなのか、伝えようとするきっかけが必要なのか、伝えようとしてはいるけど伝え方が分からずにいるのか。どこに子どもたちはつまずいているのか、困っているのか。日頃の子どもたちの様子を見て言葉や発語を引き出すにはどんな支援が必要かを今後も一緒に考えていければと思います。

言葉で伝えられるようになることで、友達に興味を持てるようになったり、友達との遊びが楽しくなったり。子どもたちがこれから過ごしていく環境で困り感を少しでも減らしていけるようにしていきたいです。

 

今年度もありがとうございました!

 

松野

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