お知らせ

2025.03.29

ブログまふぃん(上之園)

話し合う

■話し合いから始まる子ども主体の活動

まふぃんでは、子どもたちが主体となって話し合いをする場面がたくさんあります。「自由遊びの時間に何をしたい?」や「今日のおやつは何にする?」という日常的なものから、地域に発信して地域の方々と一緒に行う「餅つき会」「ハロウィンの仮装コンクール」まで、計画・準備・実行を子どもたちが主体となって行っています。

■最初から話し合いが得意な人はいない!

話し合いが上手な人ばかりかというとそうではありません。思っていることを他者に伝えられない人、話すこと自体に抵抗がある人、アイデアはたくさん持っているけれど他者の話を聞くのが苦手な人、他者が違う意見を言うと「反対された」と思い込んで怒り出す人、丁寧な話し方が苦手でついつい怒っているような口調になってしまうためにうまくコミュニケーションが取れない人など、放っておいたらなかなかまとまりません。そこで大人がそれとなく支援し、子どもたちが主体となって話し合いができるようにしています。

■スモールステップで成功体験を積んで自信に繋げる

3月最終週の「スペシャルおやつウイーク」に向けた取り組みを紹介します。
① 大人はまず子どもたちに対して大きな枠を説明する。
「みんながお手伝いをして貯めたポイントが1年間でいっぱいになりました! ありがとう!! そこで感謝の気持ちを込めた特別企画をしましょう。何がいいかな?」


② 話し合いの進行は子どもたちに任せる。
「誰がまとめ役をする? 〇〇ちゃん、どう?」。するとここで「僕が記録をします」とホワイトボードを持ってくる子どもも現れます。

③ 大人はみんなの意見が出るように配慮する。
自分から意見を言うことができない子どもがいたら「〇〇君はどう思っている?」と聞いたり、「〇〇と◎◎◎のどっちがいい?」などと選択肢を提示したりすることで意志表出がしやすいよう支援します。

④ 準備は数週間かけてしっかりと。
話し合いは15分間など時間を短く区切って行います。すべてを1回で決めることはできないので「今日は〇〇を決めよう」と最初に大人がゴールを設定し、本番まで数週間かけて計画を練っていきます。

まだまだ話し合いが未熟な子ども達には、時には大人の交通整理も必要です。話がまとまらない時にはそっと助け舟も出します。今日の話し合いの目的を一緒に確認することで、自分の意見を押し通そうとしていた子どもも、他者の意見も聞きながら一つにまとめようと努力する姿が見られました。

「スペシャルおやつウイーク」の話し合いの結果は、曜日ごとに「好きなお菓子を買いに行こう!」「パフェ作り♪」「ケーキを作ろう」「お弁当を作ってピクニック」に無事決定しました!

 

「楽しいからしたい、したいから頑張れる」。日常の話し合いの様子を見ても子どもたちの1年間の成長にただただ驚かされます。来年度も引き続き私も子どもたちと一緒に成長できるよう頑張ります!

まふぃん 上薗

 

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