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2025.05.16

ブログまふぃん(上之園)

相手のことを考える力

まふぃんに通う子達の中には、相手の気持ちになって考えたり一緒に合わせて行動するのが苦手な子がいます。

自分の思いや考えをしっかりと持っているのは、とても重要なことです。

ただ、学校は授業を受ける場というだけではなく、班や係り活動もあり、時にはクラス全体で協力して物事を進める場面や話し合いなども増えていきます。

果たしてそんな時に、自分の思いや考えのみで全て上手く進んでいくでしょうか?

 

相手を意識した行動を取ることで、相手の気持ちや考えにも気づけるようになってほしい。

そこで、相手のことを考えた言動ができるような活動を行いました。

 

相手の動きに合わせる

新聞紙で作った輪っかを持ち、離さずに向こう側を目指す運動遊び。

自分一人では簡単なものでも、ペアの動きやルールが守りながら行うので慎重に動かざるを得ません。

相手が落ちないようにスピードを緩める。

前を進む時には、どこを進めば行きやすいかを伝える。

相手の進み方や動きを意識した行動がたくさん見られました。

 

相手は何を考えている?

今度は椅子三つを自由に使い、落ちないゴールを目指すように伝えました。

先程とは違い、二人で考えながら道を作らないといけないこと、椅子三つに二人で乗るので動く時に相手と協力してバランスをとったり譲ったりしないといけない事態が発生します。

活動に慣れた子同士だと暗黙の了解で進められてしまいますが、まだルールがはっきり分かっていない1年生はそうはいきません。

きっと、ルールがよく分からない1年生は「あ、道がなくなった。降りちゃおう。」と思ったのかもしれません。

相手の気持ちを考えたり動きに合わせたりすることが苦手な子達は

『どうして動いてくれないの??』

という表情でしたが、「待って待って!」と大慌てでその子が渡れる道を作っていました。

相手の子がゴールにたどり着いた時に「やったー」と喜んでいるのを見て、「まぁいっか」とフッと笑う様子があり、相手のことを考えたり思いやる優しさを感じました。

 

「相手の気持ちを考えてごらん」という説明や説得ではなく、遊びを通して楽しみながら経験を積むことが大切だと思っています。

自分の意見や考えが全てではないんだ、周りの人の意見を聞いて上手くいって良かったという思いを持てることは、その子を取り巻く環境をきっと豊かにしてくれるはずです。

 

これから夏に向けて話し合いが増えていく予定です。

「自分はこう思うけど、みんなはどうだろう?」という発言がたくさん増えてくれたらいいなと思います。

 

まふぃん 今屋

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