お知らせ

2025.05.19

ブログまふぃん(上之園)

シンプルな素材と遊びの楽しさ

遊びの楽しさを知る

まふぃんの活動では、新聞紙や段ボールといったシンプルな素材を使って遊ぶことを大切にしています。キャラクターのおもちゃ等は、子どもにとってわかりやすく、すぐに興味を引くものです。その一方で、遊び方がある程度決まってしまい、自分で工夫したり、想像を膨らませたりして遊ぶ幅が狭くなることもあります。

その点、シンプルな素材には遊び方に決まりがありません。破いたり、丸めたり…子どもたちの発想で、どんな形にも、どんな遊びにも変えられます。「これはごはん!」「お家にしよう!」と、想像の世界を広げながら遊ぶ姿は、とても生き生きとしています。

こうした自由な遊びは、発達の面でも大きな意味があります。自分で考えて工夫する力、上手くいかない時に試し直す柔軟さ、身体機能の向上…一見「ただの遊び」に見える中に、育ちの要素がたくさん詰まっています。

まふぃんでは…

子どもたちの中には、シンプルな素材でどう遊んだらいいのか戸惑う子もいます。理由は様々で、そもそもその素材に触れる経験が少なかったり、手指の不器用さから上手く扱えなかったり。私たちは、子ども一人ひとりに合わせて、その子なりに素材と向き合い、遊べるように、環境を整えたり、手立てを講じたりしています。

ある日のこと。新聞紙を友だちに投げ続ける子がいました。そこで、新聞紙を小さく破って丸め、「ごはん」に見立てて遊んでいる別の子の遊び方が、その子から見えるように座る位置を調整しました。また、職員は遊んでいる子に対して遊びを邪魔しない程度に声をかけ、遊びに入りやすい雰囲気を作りました。その様子を見て、投げることを辞めたその子は友だちへ自然と近づき、小さく丸める動作に挑戦し始めました。何個も丸め続け、できたものを「ごはん」として並べて見せたりと、新たな遊び方に目を向けることができました。

こうした小さな変化が、「楽しい」「もっとやってみたい」という気持ちにつながっていきます。そして、この気持ちが冒頭で述べたように、すべての育ちのスタートになります。まふぃんでは、遊びを通して子どもたちの「やってみたい」を育てていけるよう、環境や関わりを工夫しながら日々の活動を行っています。

現在、児童発達支援では新規ご利用を受け付けています。「集中して遊べない…」「お友だちとすぐ喧嘩になってしまう…」等、お子さまの遊びや対人関係などでお悩みの方は、ぜひ一度ご見学にお越しください。

櫻田

お問い合わせ

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受付時間/9:30~18:00 ※日・祝を除く

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