お知らせ
2018.10.05
まふぃんの魅力
こどもたちの変化・成長
まふぃんに通うお子様・親御さんのエピソードとその変化についてご紹介したいと思います。
1つ目は、1歳半の検診から通っており現在4歳になるお子様について。
初めは皆そうですが、お母さまにくっついて全く離れないお子様が多いものです。徐々にまふぃんにも慣れ、安心してくるとお子様が離れていきますので、お母さまへも「ずっとお子様のそばについていなくても大丈夫ですよ。私たちがしっかりと見守っていますので何かあった時にはすぐにお知らせします」と伝えます。
そういう環境を作っていくことで、お子様は徐々に個人から集団へ自ら寄っていくようになりました。
他者に興味を持ち、集団を受け入れられるようになってきたのです。
お母さまにも「徐々にお母さまが近くにいなくてもお子さまが活動に参加できるようにしましょう」と声かけ・サポートを行い、段階的に「子どもと母親だけの関わり」から「こどもと集団との関わり」を増やしていきました。
その結果、今では他のお子様とも難なく過ごせるようになり幼稚園にも元気に通っています。
最近では、日々の子ども同士での会話により言葉も増えてきたと感想をいただきました。これから小学校・中学校とより大きな集団へ入るための第一歩を踏み出すことができました。
発達がゆっくりだったり、定期検診で療育を進められた場合、インターネットで様々な情報を調べた結果、不安でいっぱいになってらっしゃる保護者様もいらっしゃいます。また、お子様のずっと先を案じ今なにかしなくてはと焦ったりご自分を責めてしまう方もいらっしゃいます。
だからこそ、私たちはお子さんたち未来が期待や喜びにも満ちたものになるよう、未来を見据えながら「今、その年齢で」どんな支援が必要なのかを共に考えていきたいと思います。
また2つ目。別の学童期のお子さまのケースです。
まふぃんに入った当初、暴れまわる・ひとつのところに留まる事が難しい・あれがしたいこれを触りたいと色々なところに手を出し、自分の思いのままこだわりや主張が強く、お母さまも制御できず困っているというお子様がいらっしゃいました。
まふぃんの活動の中では、その主張は受け入れません。今はその時間じゃないよとストップをかけるんです。他の子が参加する別の活動はやりたくないと言い出しますが、「活動には参加しなくてもいいからそこに居てね」と伝えます。個別に他の活動をするのではなく今はこの時間だから、とただ待ってもらうんです。
それをしばらくの間繰り返すと、まずはその子が集団の中に居ることが出来るようになりました。
初めはべたーっと床に寝てしまったり寄りかかり崩れたり座ることができないといった状況が多かったのですが、今ではそういった様子もなくなり「今は座る時間」と自らが認識しているのだと思います。
ずっと自分の世界でひとり遊びばかりしていた子どもが、集団での活動に参加したり、友達を認識することでこれまでできなかった事が出来るようになったりもします。親御さんからは「友達がいない」と心配されていた子どもでも、ある時、些細なことから他の子と話をするようになりそこから共通点が見え世界が広がっていくのを日々目にしています。
失敗することがとても怖く「絶対しない。やりたくない」とばかり言っていた子どもは、チャレンジに失敗したとしても友達がいるという事でまたチャレンジしたい!と能動的になったりもしています。
こういった改善ケースはもちろん、些細な出来事まで親御さんへご報告しています。
また、家庭でも変化を感じることも。家で「挨拶ができるようになった」「さようなら、ありがとう」が素直に言えるようになったとのご連絡を頂くこともあります。(嬉しいですね!)「さようなら」がなかなか言えなかった子が、まふぃんでのおやつの時間が終わると「最高においしかった!」と最高の笑顔で職員へ話しかけてくれるときがあります。
こういった瞬間を目の当たりにすると、あらためてその子の本来、持ち合わせた素直さを垣間見る気がします。
「絶対にうちの子の個別性に合わせて支援してほしい。周囲との関わりは必要ない」と感じている親御さんは、もしかするとまふぃんの理念とは少しすれ違いがあるのかもしれません。社会性は「自分の意思を突き通す」ことからは生まれないからです。
だからこそ、まふぃんでは、「決まった曜日に通所する」ということを基本に支援の基盤を作っていきます。
お子様の「疲れた・行きたくない」の言葉は「自分の思いを突き通したい」という思いから出るもの。もちろん無理に活動に参加させるといった事はしませんし、無理に集団に引き込むこともしません。決まった曜日に来れるようになることをクリアできでから、徐々に社会性を身につけていく活動を増やしていくイメージです。
まふぃんに通う中で、親御さんも悩み葛藤することや判断に迷うこともあると思います。その時は小さな事でも私たちにご相談ください。きっと未来へのステップが見つかるはずです。私たちは、子どもたちの今だけでなく未来について、日々真剣に考えて活動を行っています。
まふぃんから生まれるお子様一人ひとりの日々の些細な変化・成長が職員一人ひとりの誇りです。(施設長 廣田恭平)
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