お知らせ
2018.10.04
まふぃんの魅力
がんばったことを褒める理由
「自分もできる」「自分は自分でいいんだ」と感じることを「自己肯定感(読んで字のごとく自分で自分を受け入れること)」と言ったりします。この自己肯定感が、少し難しいことにチャレンジしたり、たとえうまくいかないことがあっても次はどうしたらいいかな?と立ち直っていく力の基礎になると言われています。
まふぃんに通ってくるお子さんの中には叱られたり注意される経験は人一倍ある反面、「どうせ僕・私なんて」と言ったり、何かをする前から「どうせできないし」とあきらめたり、もしくは失敗することを恐れるあまりわざと暴れるといった姿を見せる場合もあります。
私たちは、そんなお子さんたちに何かを無理強いしたりさらに説得するのではなく、現状の姿は受け入れつつ(でもやりたい放題にはならないようにします)、すこしずつ「自己肯定感」を感じてもらえる活動を模索しています。
前述のような姿を見せるお子さんたちは、これまで叱られることはたくさんあっても褒められたり感謝されたりする経験が少い場合があります。ですから、そのようなお子さんにはまふぃんの活動中に褒められる・感謝される場面を設けられるようにしています。
褒めるというのも、例えば、名前を呼ばれて返事ができた際「すごーい!よくできたね!」と普段から出来ていることを過剰に褒めたてるのではなく、ちょっと頑張って出来た本人発信の事柄に対し私たちはしっかりと「褒める」ことを意識しています。
たとえ小さなことでも自分の頑張りがきっかけで周囲から褒められる→自分をすこしずつ認め自信を持つ。自己肯定感は他人が教え込むものではなく、本人の内面で育つものですが、その機会を支援者側が作っていくことも必要だと思います。
過去に「これ1番にやりたい人!」と職員が尋ねた際に「はい!僕が一番にやります!」と自身を持って返事をした子と「僕は3番でいい、4番でいい…」と控えめに答える子でわかりやすく2種類に答えが分かれた出来事がありました。
学校の大人数の中では意見が言いにくい子がまふぃんの活動ではイキイキとリーダー役をしたり、また一方で集団の大小にかかわらず自分の意見を言うのが苦手なお子さんもいます 。では、その子達にどうやって自己肯定感や自信を持ってもらうか?
まふぃんでは、そういった子どもたちに対し、いろんな役割を依頼しています。
ナガヤタワー住人との交流イベントの際の準備(焼き芋用の芋を洗ったり、団子の粉を計量したり)、食事の際に「いただきます」「ごちそうさま」をやってもらう事もあります。人の前に立ったり、リーダーの役割でなくとも、縁の下の力持ちとして認められ感謝される経験もまた、自信につながります。
大切なのは、その子の個性や特性を見極めたうえで支援を行うことです。(施設長 廣田恭平)
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