お知らせ
2020.08.19
ブログまふぃん(上之園)
調べる ~氷~
連日35度超えの猛暑が続きます。
皆様お元気ですか。
そろそろ、夏休みの課題に手を付けたほうがよさそうな・・・特に自由研究!!
自分自身もどうしようか、と悩んだのを思い出します。
今日は8月初めにした“水の実験”の様子をご紹介します。
1Lのパックの中にみずを入れて凍らせたものを子どもたちに見せました。
「なんだろう!?」
「氷だ!!」
「今日はこれで何かしたいんだけど・・・何ができるかな」
まずは、興味を持ってくれたようです。
子どもたちからは、いろいろな意見が出てきました。
・かき氷を作りたい!
・削って“竜”を作りたい!
・氷が溶けるのを調べたい!
・氷で冷蔵庫を作ってみたい!
面白いですね!子どもたちの発想にはびっくり!!感動します♪
どれもやってみたいのですが・・・皆で話し合って、“氷の溶け方”調べをすることになりました。
この活動を取り入れたのは、単に夏だから、面白そうだから、子どもが喜びそうだから、ではありません。
氷が溶けていくことを観察することを通して
・じっくり一つのものを見る力(観察力・集中力)
・グループで話し合い意見をまとめる力(コミュニケーション力)
を育てることをねらいにしています。
自分たちで氷を置く場所、調べる役割分担を決めて観察スタート!です。
理科の実験を経験している4年生以上の子どもたちが中心になって動いていました。
溶ける様子を5分ごとに見ていきます。
砂場に置いたAチームのO君。
好奇心旺盛で思ったことを何でも話してくれる元気なお子さんです。
ただ、一つのことをずっと観察するのはちょっと苦手です。
10分たった頃から、「暑いです」「部屋に入ってもいいですか」と言い始めました。
テントの下で日陰もあるのですが、O君にとっては氷の観察どころではなく、暑さとの闘いになってしまいました。
このまま、暑い暑い、と訴えて調べるのをやめるのか・・・
と思っていましたが、氷が溶けた量を調べるために、氷を手で支える役割を見つけたのです。
「うおー、氷って冷たい!痛いんだね」と汗を流しながら、30分の観察に最後まで参加することができました。
O君にとっては、グループの一員として最後まで参加する経験でした。
また、普段の活動ではあまり意見を言わないHさんが、積極的に溶けた氷の量を測ったり、最後まで粘り強く観察する姿を見ることができました。
新たな発見でした。
「氷が溶けるまでどれくらいかかると思う?」の問いに「10分、1時間」と予測していましたが、結果はみんな大外れ・・だから、実験は面白いですね。
溶ける前と溶けた後の氷の違いを比べて、水の実験は終了となりました。
・じっくり一つのものを見る力(観察力・集中力)
・グループで話し合い意見をまとめる力(コミュニケーション力)
は、育まれたのか。
今回の活動では、話し合う場面を設けましたが、下級生にとっては難しかったようです。
職員がそばで見守り助言をすることで話し合いに参加したり意見をまとめることができていました。
観察の場面では上級生の力が発揮されました。
「こうしたほうがいいんじゃない?」
と意見を出したり、「もう時間だよ」と役割を教えたり。グループ活動は、コミュニケーション力を育てる力につながると思いました。
まふぃんで経験したことが、学校の理科や校外学習での見通しになったり、自分で興味を持ったことを調べたりする力の土台になり役に立ってほしいと願っています。
夏休みも残り2週間になりました。
子どもたちと共に充実した時間をすごす、子どもたちの社会性を伸ばす、ことを常に考えながら子どもたちと関わっていきます。
子どもたちも私たちも成長を実感できる夏休みにしたいです。
まふぃん上之園 末吉
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