お知らせ
2020.10.15
ブログまふぃん(上之園)
手指の巧緻性を養う新聞紙遊び
放課後等デイサービスの活動で「新聞紙遊び」を行いました。
手先の巧緻性を養う事が目的です。
午後クラスでも、新聞紙を折ったり丸めたりなど手先を使った活動をしています。
その為、放課後等デイサービスでは、よりレベルを上げ、手先の細かい動きができるような活動を行いました。
これまで活動を経験してきている子ども達。
慎重に新聞紙を破ったり、小さく丸めたりすることができました。
手先が不器用な子は、新聞紙を思った通りに破くことができず、苦戦していましたが、職員のフォローがあったことで、最後まで頑張ることができました。
では、活動のねらいと様子についてお伝えいたします。
【活動のねらい】
手先の巧緻性を養う
手先の不器用さを少しでも減らせるように、活動を行っています。
手先の不器用さとは
はさみがうまく使えなく、真っすぐ切ることが難しい、
折り紙が苦手で、紙の端と端を合わせてあることができない
といったものです。
手先が不器用だからといって生きていけないわけではありません。
しかし、そのままではつらい経験を重ねていきます。
手先の不器用さがある子ども達は、初め上手く手先を動かせなくても、「努力したらできるようになるかもしれない」と、真剣に頑張ることが多いです。
しかし、できない事が続くと、「自分はうまくできない」「どうせできないからもうしない」と、なってしまう事があります。
実は、手先の不器用さは苦手意識や自己肯定感の低下にも繋がってきます。
その為、放課後等デイサービスも手指の巧緻性を養う活動を積極的に取り入れています。
【活動の様子】
まずは、折る動作を行いました。
新聞紙を半分に折って、また半分に折る。
初めは、「簡単だよ」と言っていた子ども達でしたが、新聞紙がだんだん小さくなってくると、折ることが難しくなってきました。
「もうできない!」と諦めてしまうのではないか。
そのような予測をしていましたが、子ども達は最後まで諦めませんでした。
「難しいけど頑張る」と、力を込めながら新聞紙を折っていく子ども達。
上手く折ることができると「先生できたよ」「よっしゃ!」と喜んでいました。
次は、新聞紙を破る動作。
縦に破ることは、これまでの活動の中で経験してきた子ども達。
その為、今回は新聞紙を横に破りました。
実は、新聞紙を縦に破ると、真っすぐ破ることができますが、横に破ることはなかなか難しいです。
(ぜひ、お家でやってみて下さい。)
初めて新聞紙を横に破った子ども達。
いつも通り、強い力で破ってみると
「えー、真っすぐ破れない」
思ったように破れなく苦戦をしていました。
しかし、勢いで破ると、変な方向にいってしまう、と気付いた子ども達。
その後は、ゆっくりゆっくり破る様子が見られました。
細かな手先の動きを使いながら、慎重に破る。
これが、高い巧緻性を養う事に繋がってきます。
最後に、破った新聞紙を丸めました。
丸める事は簡単なので、今回はきれいな丸を作るように課題を出しました。
すると、指先を使いながら新聞紙を丸めていく子ども達。
少しずつ新聞紙が丸くなっていきました。
しかし、今回は新聞紙を丸くできる子ども達が少なかったです。
丸める動作は手先の細かい動きや力加減を使います。その為、子ども達にとって難しかったのではないかと思いました。
小学校以降の手先の巧緻性。
就学前と比べて、より細かな動作を求められてきます。
例えば、図工や家庭科などでは、粘土で物を作ったり、裁縫をしたりなどが出てきます。
その為、手先が不器用だと、授業に付いていけない可能性も。
ですが、何度も繰り返し練習を重ねることで改善できます。
これからの放課後等デイサービスでも、手指を使った活動を積極的に取り入れ、子ども達の「できた!」を経験を増やしていけるようにしていきたいです。
まふぃん上之園 亀澤
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