お知らせ
2020.10.30
ブログまふぃん(上之園)
ハロウィン開催の準備
15日と16日、放デイの子ども達はナガヤの住人さんに“ハロウィンのお知らせ文を書きました。
まふぃんのハロウィンは、毎年ナガヤの住人さん宅に訪問をし、お菓子をもらいに行っています。
今年度もナガヤの方にお願いをすると、多くの住人さんが参加して頂けるとの事。
その為、10月31日に開催することが決定しました。
早速、そのことを伝えると「僕たちが何時に訪問するか分からないと思うから案内文を出そうよ!」「ナガヤの人に書きたい」と言う子ども達。
この言葉が”お知らせ文”を書くきっかけとなりました。
案内文には、いつ・何時に訪問することを書いていましたが、それだけではなく「仮装をするので楽しみにしてください」と相手を喜ばせるような一言も書くことができました。
しかし、中には自分の気持ちを率直に書いてしまう子も。
今後の課題としては、相手の気持ちを考えながら書くことをテーマにしていきたいと思います。
前置きが少し長くなりましたが、ここからは活動の様子をお伝えします。
これまでナガヤ交流会で招待状やポスターを書いてきた子ども達。
今回、文章の書き方を思い出してもらう為に、まずは、どのように書いたら良いのか全体で確認していきました。
お知らせには何を書いたらいいのか、と質問をすると。
「日にちを書く」「時間を書いたら良いよね」と意見が出てきました。
これまでの招待状でも日にちと時間を必ず書いていたので、それを覚えていたのではないかと思います。
しかし、日にちと時間の意見が出た後、どんな文を書いたら良いか思いつかなくなった子ども達。
そこで「ハロウィンではどんな挨拶をするかなー」とヒントを出してみると。
「ハッピーハロウィン」「お菓子をくれないといたずらするぞ」といろんな言葉が次々に出てきました。
この意見を出し合った事で、どんな事を書こうかイメージがついたと思います。
その為、次はそれぞれ文章を書いていきました。
先ほどの意見を参考に文を書いていく子ども達。
中には「仮装を楽しみにしていてください」「一緒にハロウィンを楽しみましょう」と、自分で考えた言葉を書く子もいました。
決まった文章だけでなく相手の喜ぶ言葉やワクワクするような言葉を書く事ができるようになった事を改めて実感し、子ども達の成長を感じました。
しかし、しばらく様子を見ていると。
「ぼくはハロウィンに参加しないので、関係ありません」と率直に書いてしまう子どももいました。
その為
案内状を受け取る方がどのような気持ちになるのか
ハロウィンを楽しみにしていないと思ってしまう=悲しい
ことになることを伝えました。
すると「そんなに悲しいのか」と相手の気持ちに気づいたようです。
まふぃんの子ども達は、文章の書き方を習得してきていますが、まだまだ相手の気持ちを考えないで率直に書いてしまう子もいます。
そのような子には、相手がどのように思っているのかを一緒に考えて知っていく事から始めています。
その経験を何度も積むことで、どの言葉が失礼になるのかを分かるようになり、少しずつ相手の気持ちを考えながら書くことができるようになってきます。
例えば、1年前は、敬語で文章を書くことができなかったAさん。
年上の方に対して「バイバイ」「楽しもうねー」など失礼な文章を書いていました。
そこで、Aさんに敬語で書いた方が良いことを伝えると、知らなかったとの事。
Aさんにとっては、誰にでもタメ口で書いて良いと思っていたようです。
それから招待状を作るたびに、何度も敬語で文章を書く経験をしてきたAさん。
今は敬語を書くことができるようになりました。
このように文を書く経験を積む事で、どのように書いたら失礼にならないのか、子どもたちは学んでいます。
活動の中でも体験的な学びはありますが、ナガヤ交流会は色んな年代の方と交流できるので、相手の気持ち知ったり、振る舞い方や敬語の使い方を経験できたり・・・。
普段の活動では経験できない学びがたくさんあるので、とても貴重です。
このナガヤタワーで繋がっている縁を大事にし、これからも積極的に交流会を行っていきたいと思います。
まふぃん上之園 亀澤
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