お知らせ
2022.04.11
まふぃん錦ヶ丘
ちょっとだけ○○(錦ヶ丘)
新年度が始まり、さっそく運動遊びや新聞紙遊びなど、毎日いろいろな活動を行っています。
新しくまふぃんに仲間入りした子達も「何をするんだろう」「どんな風に遊ぶの?」とワクワクした表情とちょっぴり緊張が入り混じった表情で見ています。
先日のブログで
『ちょっとだけ我慢、ちょっとだけ待つ』
という経験を積むことで、周囲に合わせて行動する力が身につくようにしていくことに触れました(←詳しくはこちらをクリック)
子ども達の中には
「早くやりたい!待つのなんか嫌だ!」というように順番を待つのが苦手な子もいます。
しかし、集団で生活する時には、人形やブロックなどのおもちゃを交代で使ったり滑り台やブランコなどの遊具で順番を待たないといけない場面もあります。
そこでまふぃんでは、小集団での遊びを通して
『ちょっとだけ我慢、ちょっとだけ待つ』経験を積み重ね、順番を待つ、集中時間を伸ばす、姿勢よく座るということを理解できるようにしていきます。
今回のねらいは
「周りの状況に合わせ、順番を待って遊ぶことができる」です。
やりたい気持ちを抑え、我慢したり待つことができるでしょうか?
ちょっとだけ順番を待つ
まず最初に行ったのは、30㎝ほどの台に車輪がついたスライダーを使った遊び。
見た目だけでも気になるこの道具。まふぃんの子達はこれが大好きです。
子ども達の中にはスライダーが出ただけですでにそわそわしたり、やりたくて前のめりになって「ハイハイ、できる!」と目一杯手をあげて教えてくれたりする子がいます。
でもこの時にすぐにやるのではなく、少しだけ順番を待つ時間を作ります。
ただただ順番を待つだけだと「やりたかったのに」「嫌だ」という気持ちだけが強く残って「もうやりたくない」というマイナスの気持ちだけが残ってしまいます。
しかし、楽しみを持ちながら少しだけ待つ、そして頑張っている時にはすぐに名前を呼んだり頑張りを認める声掛けをすることで、怒らず焦らず、順番を待つ力が少しずつ身についていきます。
ちょっとだけ我慢する
次は職員が動かす布に捕まらないでゴールを目指す遊び。
タイミングに合わせて、決まった動きで通り抜けます。
さらに動く棒に当たらずに通り抜ける遊びも。
当たったらいけないルールがあるので、慎重に動くことも求められます。
ここでも早くやりたくて、たまらずに
「ハイハイ!」と大きな声で手をあげたり「やりたいのに!」と少し怒り出す子もいますが、そんな時こそ静かに座って待っていることを呼んでいきます。
そうすることで
『自分はやりたいのになんで呼ばれないのかな』という顔をしていた子も
『なんだか静かに座って待っている子が呼ばれているぞ』と気づき、自分から静かに待つ姿が出てきます。
そういった時に名前を呼び、「よく待てたね」と声掛けしてあげることで、周りの状況にも気づきながら静かに順番を待つ力がついていきます。
ちょっとだけ長く順番を待つ
最後にもう一度スライダー遊びに挑戦!
もうこの時にはみんなが姿勢よく座り、すぐに名前を呼ばれなくてもじっと待つことができるようになっていました。
そして何度も四つ這いや腹這い姿勢で身体を動かしたことで、最初はあまり動かしていなかった足やつま先を使って身体を動かす姿も多く見られました。
新年度も始まり、これから運動会や夏祭り、お遊戯会や発表会などの大きな行事もたくさんありますね。
大きな行事ほど待つ時間は長くなり、ちょっと我慢をしないといけない場面が増えてくると思います。
そんな時に子ども達自身が大変な思いをしないように小集団で周りの状況に合わせる力をつけ、大きな集団でも十分に力を発揮していけるようにしていきたいと思います。
保育士 今屋
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