やり取り ~絵本を通して~

 

やり取り 

~絵本を通して~

 

暑さの中にも朝晩は少し涼しさを感じられるようになってきました。食べ物の美味しい季節が近づいてきましたね。今年の秋は何を食べようかな?と楽しみにしています😁

 

活動を終えお迎えを待っている時間の出来事です。

「どこだぁ?どこだぁ?」「どこだぁ?どこだぁ?」

という声が聞こえてきました。どうしたのかな?と思いふと見ると3歳のA君が絵本を広げて職員に言っているところでした。

「ここだぁ、いたね。」と答えると

『にっこり』

そして次のページをめくり「どこだぁ?どこだぁ?」「ここだぁ、いたね」としばらくやり取りを楽しみました。

 

絵本は、五味太郎さんの『きんぎょが にげた』です。

子どもたちの大好きな絵本のひとつです。

どのようなお話かというと…

金魚が1匹、金魚鉢からにげだしました。どこに逃げたかな?

あっ!カーテンの水玉模様の中に隠れていた!見つけた!と思ったら、また逃げ出してしまいます。今度は植木鉢の中の花のふりをしたり、キャンディの瓶の中、盛りつけたイチゴの上、見つけた!と思ったら部屋の中を自由に逃げ、上手に隠れます。ページをめくるたびに逃げたきんぎょが、どこかに隠れています。そして最後は…金魚鉢の中へ。

というお話です。

読み聞かせでこの本を読むと、「ここ!」と指さしながら目を輝かせ、身を乗り出して見ています。時には思わず席を立ち職員が読んでいる所まで来て指さすことも😃

 

さて、先ほどのお話に戻りますね。降園前絵本を見たり、読んでもらいながらお迎えが来るのを待っています。

その時に3歳のA君が手にしていたのが『きんぎょが にげた』の絵本です。まだ文字は読めませんが、家庭や、まふぃんで読んでもらっていたのでどのような内容なのか覚えていたようで「どこだぁ?どこだぁ?」と自分なりに読み友だちが

「ここにいた!」と絵本を通して言葉のやり取りをする事を楽しんでいたのです。始めは職員とA君とのやり取りでしたが、その様子を見ていた4歳の2人のお友だちがA君の近くに来て一緒にやり取りを始めました。

 

A君が「どこだぁ?どこだぁ?」と読むと「ここ!」と指でさしたり、手で押さえます。

押さえる時にも優しく押さえ力のコントロールしているのですよ。

子どもなりに考えているのですね。

また、次のページをめくり繰り返し、やり取りを楽しみます。A君もお友だちが「ここ!」

と言うまで待っています。

 

 

いつもは〝自分が!〞という思いが強い事もあるA君。でも今日は友だちが「ここ!」と言うまで次のページをめくることもなく待つ事ができていました。

自分だけの世界で絵本を読み進め楽しむのではなく、しっかりと友だちの反応や答えを待つ事が出来たことが大きな成長なのです。

 

この、「どこだぁ?」「ここ!」たったこれだけのやり取りでしたが、このようなやり取りを通して人と気持ちを通わせたり、一緒に見て、やり取りをすることが「楽しい」ということを学び、経験し人の気持ちを理解する事にも繋がっていくのです。

そのような事を経験しながら相手の話を聞こうとする意欲や態度も育っていくのです。

 

いつもはそれぞれで見たり、職員に読んでという事が多いですが、子どもたち同士でやり取りをしながら同じ絵本を見る。気持ちが通い合っているなと感じた光景でした。

 

子どもの頃に読んでもらったり、好きだった絵本、思い出の絵本…

みなさん何がありますか?

ちなみに私は『ぐりとぐら』『からすのパンやさん』『100万回生きたねこ』です☺

 

今回の『きんぎょがにげた』の絵本も子どもたちにとって思い出の一冊になったらなと思います。

 

 

まふぃん上之園

寺田

 

 

 

 

 

絵の具あそび

先日の絵の具遊びの様子です。

まふぃんの絵の具あそびでは、1枚の模造紙をみんなで一緒に共有しながら絵を描く活動が多いです。

 

その中で

・描く場所の取り合い、譲り合い

・クレヨンの貸し借りなどのやり取り

・我慢をしたり、行動や気持ちを切り替える

などの経験をしながら活動をすすめていきます。

 

しかし、その日来ていたAちゃんは・・・

最初は楽しそうに描き始めますが、すぐに手が止まり、絵を描くことが人まかせになっていることが多くなっていました。

描き始めても、「人より多く画用紙を埋めたい」という気持ちが強く、紙をクレヨンで塗りつぶすことに熱中してしまいます。

 

そこで、普段は描くものを指定することはせず、好きなものを描いていくことが多いのですが

ひとつでも、イメージしたものを形として描いてほしいと思い、今回は一人一枚の画用紙に「リンゴ」を描いてみよう。と、テーマを設定してみることにしました。

・提示されたものを自分なりに描く

・自分の作品を1枚の紙に完成させる

という事をねらいとしました。

 

紙をそれぞれに配ると

普段と違う紙に、なんか違うな・・・?(?´・ω・)

と、クエスチョンマークが顔に浮かんでいました。

えのぐ遊びがいつもと同じパターンとは限らないのです( ^^)

 

活動前におやつで食べたリンゴを思い出して・・・

保「今日はリンゴを描いてみようか。

クレヨンと、赤い絵の具があるから、色は絵の具で塗ってみようね。」

と言って道具を渡すと、

年中さんの女の子はスラスラと手のひら大のリンゴを描いていきます。

子「さっき食べたねぇ。」

と言いながら何個もリンゴを描くことができました。

さて、Aちゃんは・・・

 

まず、きみどり色でうずまきのようなものを一回描いてみたもののそこから止まってしまいました。

しかし、目の前で描いている年中の女の子の様子をじっと見て、リンゴをどう描けばいいのかを真剣に考えている様子。

しばらくすると、小さな丸を描いて、上に茶色で短く線を描いていました。

じっくり考えて、自分なりのリンゴが描けたようです。

 

保「すごい!かわいいリンゴが描けたね。」

 

Aちゃん「赤で塗る~。」

 

と、嬉しそうに絵の具で塗っていました。

その後は、コツをつかんだのか、2こ3こと、どんどんリンゴを描いていくことができました。

 

保「リンゴ以外にも、『赤いもの』があったら描いていっていいよ。」

と伝えると・・・

太陽、ハート、お化け、猫・・・たくさんのものを描いた作品を完成できました。

 

保育所保育指針に記載されている表現のねらいで

【感じたことや考えたことを自分なりに表現して楽しむ】という項目があります。

なかなか描くことができない場合でも、大人の声掛けや環境によって

「ちょっと描いてみようかな。」

と思うことができたり

「描くことが楽しい」

と感じたりすることができるのかもしれません。

 

今回のAちゃんも

・おやつのりんご

・目の前で絵を描くお友達

・自分しか描かない紙

などのヒントや、安心して描くことのできる環境で、これだけたくさん描くことができたのかな、と感じました。

 

今後も、様々な形での絵の具あそびやお絵かきなどの活動を通して

手や指をたくさん使ったりイメージを広げたりしながら

絵を描くことの楽しさを感じたり、自分の表現に自信を持っていってもらいたいなと思います。

 

まふぃん錦ヶ丘 岡田

ナポリ通りの子ども食堂

食欲の秋ですね!もうすぐ田んぼではお米の収穫♪ 畑ではお芋ほりが始まることでしょう!

さて、毎月第2、第4土曜日はナポリ通りの子ども食堂がナガヤタワーの2階で開催されています。

ありがたい事に、すぐそばに地域との交流の場が!

地域との関わりが希薄になっている昨今、恵まれた環境に感謝しています。

まふぃんの子ども達も、月に1度利用させて頂いており、楽しみにしている体験活動です!

 

”ナポリ通りのこども食堂” とは

・こどもたちににぎやかに楽しく食卓を囲んでほしい

・こどもだけで食事をしないといけないときなど、気軽にこどもだけで利用できるように

・忙しいお母さんに一食分でもゆっくり過ごしてもらいたい

・地域みんなでこどもたちを見守る場にしたい

こんな想いで、地域の有志で始まっています。

地域の皆さんとの交流が、こんな間近で感じられる環境があるのもまふぃんの特色です。

本当にありがたいです。

 

ですが、ただ食べるだけではもったいない・・・

子ども食堂も社会性を育む大切な場所にしたい!

 

子ども食堂の場も療育(体験的な学び)の一環として、大切な活動になっています。

・食への興味、関心を高め、いろいろな食べ物が食べられるようになること

・食事のマナーの習得(姿勢・バイキングの方法を知る・食べられる量の調整)

・公共の場でのマナー(話し方・席の取り方)の習得

・社交性(作ってくださった方とのコミュニケーション力)

・暗黙のルールの習得

などなど・・・たくさんの事が学べる場なのです。

 

今回は、時間内(30分間)に食べ終わること、嫌いなものがあった時の断り方(暗黙のルール)をねらいにして参加しました。

参加する子ども達の中には、時間を気にしないAさん、苦手な食べ物の多いB君、がいます。

事前に30分間で食べ終わることを確認し、嫌いな食べ物があった場合の断り方を練習しました。

”嫌いな食べ物があったらどうする??” の問いかけに

「苦手なので、少しにしてください」

「食べられないのでいりません」

との模範解答が!!

後は本番でうまく言えるかな・・・!?

 

本日のメニュー

「あ~いい匂い!」

「僕のすきなぎょうざだ!」

配膳に並ぶと、大根の浅づけをみて

「これ、何ですか?」

と聞いたり、

「少しでいいです」

「これはいりません」

など、自分で対応している姿がありました。配膳もスムーズにできましたよ。

 

苦手な食べ物の多いB君は、というと・・・

これまでは配膳の時、「僕、これ嫌い」とストレートに断ってしまい、その度に ”どういったらよかったと思う?” と考えさせ、作ってくれた方ががっかりしない断り方を練習してきました。

今回は「それは、少しにしてください」と盛り付けてくださった方の気持ちを考え、自分の判断で伝えていました。

また、何度も利用することで苦手だと思い込んでいた食材にも少しずつ挑戦して食べられるようになり、食欲も出て、残さず完食しましたよ!!

すごいです~☆彡

時間内に食べ終わることが目標のAさん。おかわりをしたいので時間を気にしながら食べられるようになりました。「おかわりまでできてよかったね!」の言葉に”うん”とうなづき、自信がついたようです。

こちらでは、3回目の子ども食堂、聞こえるようにお礼を言う事に挑戦しているCさんが・・・!

ちゃんと伝わってるよ!!

こんなふうに、一人一人ができるようになったことも増え、社会性が育ってきています。

 

こども食堂は、出来立ての美味しくて温かい食事が用意されているのと共に

「たくさん食べてね」「おいしいかい?」

と声かけをしてくださる、やさしい地域の皆さんに囲まれて食事ができます。

「元気だったかい?」「また来てね!」

と言われて、とても嬉しそうです。

”お腹も心も大満足” 本当においしかったね。

ボランティアの皆さんの働く姿を見て、今後、「ここでお手伝いしたい!」という子ども達がでてくるかもしれません。

社会の中で誰かのために行動することの素晴らしさに気づいてほしい、と思います。

 

帰り際、ドアの前で「ありがとうございました」と言って帰る子ども達。

今日もごちそうさまでした!!

地域の力をお借りして、子ども達の成長を支援していきます。

また、おじゃまさせてくださいね。これからもよろしくお願いします。

 

まふぃん上之園 末吉

 

 

 

 

ナガヤ交流 ~住人さん、ありがとう!~

こんにちは。9月も半分を過ぎましたね。

16日は敬老の日でした。まふぃん上之園の子どもたちは9月の初めから日頃とてもお世話になっているナガヤタワーの住人さんへお祝いメッセージカードを作りました。

子ども達、住人さんは「何歳くらいなの?」「どんな絵を描いたらいいのかな~」と考えたり、今までクリスマス会で一緒にホットケーキを作ったこと、七夕会で飾り付けをしたこと、ハロウィンでお菓子をもらったことを思い出したりしながら、楽しくメッセージを描いていました。

いよいよ渡す日がやってきましたよ。今日はそのことについてご紹介します。

ナガヤの住人さんに「どんなふうに届けたらいいかな?」と問いかけると

子どもたちのドキドキしている視線が飛び込んできました。

“誰に届けるの…?”

“何て言ったらいいんだろう…”

“できないかも…

 

今日の活動のねらいは、住人さんに敬老のメッセージを渡すことを通して、訪問の時のマナーを知り身につけることです。

 

心配そうな1年生の子どもたちのために、経験豊富な上級生が手本を見せてくれました。

“ピンポーン”

「こんにちは、まふぃんの○○です」

「・・・」(どういえばよいのか考えてます)

「メッセージを持ってきました。どうぞ・・・受け取ってください」

「ありがとうございました」

あいさつと自己紹介、メッセージの渡し方、お礼のあいさつ、と手順を理解し悩みながら自分の言葉で言えました!

これまで交流会を経験した上級生に訪問時のマナーが身についていることを実感した一瞬でした。

いざ、出発!です。

今回は9名の子どもたちが4グループに分かれて3軒ずつ訪問していきました。

自分の言葉でメッセージを渡すことができたかな・・・

いろんな階で笑い声が聞こえてきましたよ。

ナガヤタワーに入居されてまだ1カ月の住人さんは、

「こんなの初めて!!」

と喜んでくださり、子ども達の目を見つめながら握手してくださいました。

また渡されたメッセージカードをじっくりと見ながら

「素敵な絵ね、一所懸命、みんな書いてくださったのね」

「本当にありがとう」

とお礼を言われたりしました。

”うれしいな~”

住人さんの温かいまなざしと言葉を頂き、子ども達も自然に心のこもった「ありがとうございました」をいう事ができました。

また、ナガヤの住人さんが各階ごとに子ども達の為にお菓子のプレゼントを用意していてくださいました!!

びっくり、サプライズです。子ども達、大喜びでした。

(住人さん、本当にありがとうございました!)

 

ナガヤタワーの住人さんの交流会のおかげで、子ども達の公共のマナー、場に合う態度や言葉使いなどの社会性が確実に身についてきています。

始めの頃はナガヤタワーの中に入っても、大きな声で話したり、走り回ったり、勝手に通路の奥まで行ってしまう行動がありましたが、今は「住人さんが寝ているかもしれないよ」「ここは静かに」と場に合う行動が出来るようになったり、上級生は敬語を使って、住人さんと話したりすることができるようになりました。

 

直接、お会いしてメッセージを渡すと、そこには温かい言葉と一緒にとびきりの笑顔のプレゼントがあります。

”心と心の交流” ですね。

今回、子ども達が交流する場に付き添いながら、とても幸せな気持ちになりました。

子どもたちの成長には、こうした地域の方たちの温かいまなざしが欠かせません。

地域との関わりや異年齢の人との交流など、様々な体験が子ども達を成長させてくれます。

今日の嬉しかった気持ちは忘れられない貴重な思い出になる事でしょう。

 

ナガヤの住人さん、このような機会を頂き、本当にありがとうございました。

これからもナガヤの皆さんとの交流や地域との関わりを大切にし、心の交流を深め、子ども達の社会性の構築につなげていきたいと思います。

これからもよろしくお願いします。

 

まふぃん上之園 末吉

種をまいてみたよ!

先週の午後クラス。

子ども達と種まきを行いました。

何の種を使ったのかというと…。

なんと「ドラゴンフルーツの種」

おやつでドラゴンフルーツを食べたことが、今回の種まきを行うきっかけとなりました。

 

~午後のおやつ~

まふぃん錦ヶ丘の鈴木先生から“ドラゴンフルーツ”を頂きました。

せっかく頂いたので、子ども達にも“ドラゴンフルーツ”をお披露目。

 

早速、ドラゴンフルーツを見せると「これ、なーに?」という子ども達。

初めて、ドラゴンフルーツを見たようです。

「ドラゴンフルーツって言うんだよ」と教えると、「食べたい!」と笑顔になる子ども達。

 

そこで、子ども達が食べられるように、ドラゴンフルーツを切りました。

パカーン🔪

すると、「このつぶつぶ、なーに?」「黒いのは食べられるの?」と聞いてくる子ども達。

ドラゴンフルーツのつぶつぶ(種)を初めて見たようです。

そこで、「このつぶつぶは種だけど、食べられるんだよ」と伝えてみると、「そうなんだー。食べていいんだね。」と、食べられる事を理解したようです。

 

そんな話をしている中、1人の子どもがある事を思いつきました。

「この種を植えると、育つかなー」

種を植えると育つことを知っていたようです。

 

この子どもの言葉が、今回の種まきに繋がっていたのです。

 

さて、このドラゴンフルーツ。

どうやって植えるか知らなかったので、インターネットの情報を見ながら、子ども達と植えてみました。

①種を取り出す

ドラゴンフルーツをザルに入れてすり潰していきました。

すり潰していくと…。

果肉から種が取れてきました。

 

子ども達も、初めて見たので「すごーい」とびっくり!

1人で種を取る事が出来ました😊

②キッチンペーパーの上に種をまく

まずは、ザルに付いている種を外していきました。

 

この工程。

説明を見るだけだと、簡単に見えますが、実はとても難しいです。

ザルに種がピタッと付いているので、大人でも上手く種が取れません。

 

子ども達の様子はというと…。

手で種を取ろうとしても上手く取れないので「取れなーい」「難しい」と、苦戦していました。

しかし、種が取れなくても諦めようとはしません。

「種を植えたい」という好奇心があるからこそ、諦めないのです。

子ども達が頑張ったおかげで、たくさんの種を取る事が出来ました。

次に、取った種をキッチンペーパーの上にまいていきました。

「本当に大きくなるかなー」「楽しみ」とワクワクしながら種をまいていましたよ。

 

今回、「種を植えてみたい」という言葉をきっかけに行った「種まき」。

子ども達が言ったから「種まき」をしたようにみえますが、実はねらいがあるんです。

 

今回のねらいは「子ども達の好奇心」。

 

2016年のノーベル医学生理学賞に選ばれた大隅良典さんが、好奇心・探求心に対してこのように述べています。

「今、なかなか自分の興味を伸ばすことが難しい時代になっている。「あれっ」と思う事が世の中にはたくさんある。そういうことの続きを大事にしてほしい。分かっているような気分になっているが、何もわかっていないことが世の中にはたくさんある。「えっ、何で」ということを大事にする人たち、子どもたちが増えてほしい」

 

小さいころから好奇心・探求心を持つ事は、「学ぶ原点」「生きる原点」になります。

 

まふぃんでも、子ども達の興味を引き出しながら、好奇心・探求心を伸ばしていきたいと思っています。

ちなみに実がなるのは3年後(笑)

 

まふぃん

保育士 亀澤

まふぃんプレゼン!

まふぃんプレゼン!

 

こんにちは。

統括施設長の廣田です。

 

今週の水曜日のこと。朝からソワソワと落ち着かない職員の皆さん・・・。スクリーンの前に立ち一人言の様になにやらブツブツ練習している職員やパソコンを見つめたまま固まっている職員。

 

そうです。本日は待ちに待った「まふぃんプレゼン」の日です。

「まふぃんプレゼン」とはなにか・・・。

読んで字の如しなのですが、まふぃんが「どの様な事業所」で「なにを目指して日々療育に励んでいるか」を職員で発表しましょうという企画です。

因みにまふぃん錦ヶ丘でも行いました。

 

普段は見学の方たちに事業所の説明をするのは施設長や児童発達支援管理責任者の役割ですが、私たちも研修や様々な業務があり、いつもきまった職員が説明をするとは限りません。

まふぃんでは少数精鋭の職員で日々療育を行っていますので、来客があった場合にはいつ何時でもその場にいる職員が対応できなければなりません。その際に事業所の概要やどこに特色があるのか他事業所と比べて何が大きく違うのかを説明できなければどんなに良い事業を行っていたとしても意味がありません。

さらにインプットしたものをわかりやすく、相手に伝わるように情報を整理してアウトプットするという練習も兼ねて今回の企画を設定しました。

 

さて、この様な趣旨で企画された「まふぃんプレゼン」ですが、前回もブログ内でお伝えした通り、まふぃんには入職して4ヵ月の職員から7年目の職員まで経験年数の差が幅広く個々人が好きな様に資料を作ってしまうと、大きな差が出ることを考慮し今回は全職員同じ資料で統一し発表を行うことにしました。

 

ではプレゼンの中身はと言いますと・・・

それぞれが個性を出しながらも伝えたいことや、まふぃんの療育とはなにかという部分については共通して発表できていたように思えます。

 

人前で資料を使って話すのはほぼ初めてという職員もいる中、自分の言葉で、まふぃんが行っている支援を要約し、相手に分かりやすく伝わるように話すという非常に難解な課題にも立ち向かってくれた職員には頭が下がります。

 

このプレゼンを行うにあたり、事前の準備にも時間をかけました。それぞれが現場に入るだけでなく、事務作業もある中で、資料の説明の順番、声の大きさ、伝えたいことがしっかり話せているか本番前日のリハーサルなど職員同士で練習を行い(もちろん私も含めて)本番に備えることができました。

全体を振り返ると職員同士が「まふぃんプレゼン」という目的に向かって能動的に動けたということに大きな価値があると思っています。

 

これは日々の療育を行う上でも大変重要な視点です。活動を組み立てる際には「この活動にどんな目的があり、どの様な手段を使うのか?」。職員は日々考え、事前打ち合わせの中で意見交換を行い活動を行う。今回のプレゼンにも共通する部分が多くありますね。

 

まふぃんでは・・・というより運営母体の社会福祉法人塔ノ原福祉会では施設長、保育士、児童指導員、パート職員、関係なく全職員が今の自分を超えて次なる1歩を踏み出せるような機会を創出しています。確かに自己研鑽や事前準備など時間を意識的に作らなければならないことも多くありますが、このひとりひとりの経験値が法人全体を押し上げていく大きなエネルギー源になることは間違いありません。

社会情勢が大きく変化していく中で取り残されないためにも明日への1歩、次はどうする?の視点を持ち学び続けていく。口で言うほど容易いことではありません。

ですが、全員が「子どもの未来のために何ができるか」という視点を持ち続け自問することで糸口が見えてくるでしょう。

 

最後に、まふぃんプレゼンを通して職員の意識も変化したと思います。

 

自分が理解するということと、それをまた人に伝えることの難しさ。

 

そして「まふぃん」を紐解きながら見えてきたまふぃんの特色。それらを踏まえて療育に励むことで、子どもの姿を保護者へ伝える際もより具体的にまふぃんの療育と照らし合わせた説明ができていると思います。

 

さあ来月は再び内部研修です。どの様な研修になるでしょうか?楽しみですね!

 

統括施設長 廣田恭平

新しい仲間!(錦ヶ丘)

少し前のお話です・・・

放課後等デイサービスの子ども達と、いつもの駄菓子屋さんへお買い物に出かけました。(お買い物体験♬)

いつものようにお菓子を選び、駄菓子屋さんのおじちゃんにぴったり100円を支払い、さあ、まふぃんに帰っておやつを食べようか・・・と、お店を出ようとすると、おじちゃんに呼び止められました。

 

3日前にこの近所で夏祭りがあったようで、外のガードレールに忘れ物が掛けてあるとのこと。

「ほら」と、おじちゃんの指さした方を見ると、そこにいたのは・・・

 

金魚!!

 

おじちゃんが、金魚の入ったビニールを持ってきて、子ども達に言いました。

「この金魚、みんなが連れて帰ってくれないかなあ・・・」「三日間も暑い外にいたからかわいそうなんだよね・・・」

それを聞いた子ども達は目をキラキラさせて

「連れて帰りたーい」「先生、おねがーい」「ちゃんとお世話するから!」

と、口々に言い、職員にぐいぐい詰め寄ってきます。その場にいた職員と、どうしようか・・・と目配せをするも、子ども達のキラキラした目とおじちゃんの優しいまなざしに「じゃあ、連れて帰ろうか・・・」と言うと、子ども達は

「やったー!」と、大興奮です。本当に大丈夫かな・・・

おじちゃんが昔飼っていたメダカの餌を少し分けてくださり、子ども達はいつも以上に元気な声でお礼を伝えて駄菓子屋さんを後にしました。

 

さて、まふぃんに着きとりあえずビニール袋から出してあげようと、虫かごに移すことにしました。

小さな虫かごに入った一匹の金魚を、子ども達のかわいい頭が取り囲んでいます(^-^)

すると

「この金魚、オスかな?メスかな?」

と、一人の子が言いました。おお~、いいことに気付きましたね!

早速タブレットを使って調べます。ふんの大きさや、ヒレの形でオスかメスの区別がつくということが分かり、じっくりと観察をします。

観察の結果、オスということが判明!

性別が分かると、「名前を決めよう!」と子ども達で盛り上がっています。

それならばと、子ども達に「金魚の名前選挙」をしないかを提案してみました。

 

これまでは、話し合い活動の中で自分たちの意見に理由をつけて話す練習をしたり、相手の意見をじっくりと聞くという経験を積み重ねてきました。

もちろん、その活動は今後も継続していきもっと力をつけて欲しいと思っています。

、今回は敢えての投票制です。今までは自分達が主体となり、お互いの意見を尊重することを学び、皆で話し合い納得のいく形で色々なことを決めてきた子ども達。さてさて、今回の「金魚の名前選挙」どうなるのでしょうか・・・

まずは、数日間「金魚の名前募集中」という紙を貼りだしました。そこに子ども達が思いついた名前を付箋で貼っていきます。友だちとわいわい話しながら名前を考えている姿が何とも微笑ましいですね。

そしていよいよ選挙の当日。さぞかし金魚さんはドキドキしていることでしょう・・・(笑)

子ども達に投票用紙と鉛筆を配り、選挙の説明と約束です。

・これ!と思った名前を紙に書く

・見えないように投票箱に入れる

そして

みんなで決めた名前には文句を言わない!!!

これが、今回の名前決めを投票で決めることにした一番のねらいです。これから先、理不尽に思いながらも決まったことに従わなければならない出来事はたくさん経験することになるでしょう。でもそんな時にも対応できる、自分の気持ちと考えがあったら、もっと柔軟に生活が出来そうですよね。まふぃんが大切にしてる「ま、いっか」の心持ちです(^-^)

 

職員も参加しての選挙。決まった名前は~

「ち ち よ くん」

名付け親のAくんは、学校から帰ると「ちちよ~、パパだよ~」と言って帰ってきます。

午前中に登園してくる未就学の子ども達は「ちちよ~、おはよう」「ごはん、あげる~」と、毎朝のエサやりが日課となっています。

 

自由遊び中に、粘土やモザイク(童具)でちちよを作ったりもしています。

 

 

匂いや触った感触にちょっぴり苦手意識があるBくんは、「ちちよの為なら」と水槽の掃除もしてくれるようになりました。

字が書くことが苦手なⅭくんは「ちちよ」の字が書けるようになりました。

そんな子ども達の姿を見ていた保護者の方から「家で使わなくなったから」と水槽をいただき、ちちよも大きな家にお引越しです。

突然やってきた、小さな新しい仲間のちちよくん。

小さいけれど、子ども達の大きな成長の手助けをしてくれる偉大な仲間です。

 

ちちよくん、まふぃんに来てくれてありがとう。

水槽の中から子ども達がたくましくなっていく姿を見守っていてくださいね!

 

まふぃん錦ヶ丘  吉村

 

 

 

 

 

小麦粉動物園

幼稚園が始まり、子ども達も少しずつ普段の生活リズムに戻ってきたようです。

 

さて、まふぃんでは午前の活動で小麦粉粘土遊びを行いました。

4月から、たくさん小麦粉粘土を作ってきた今日のメンバー・・・

小麦粉粘土を作るためには何が必要なのかも覚え、コネコネするのも、タライについた小麦粉粘土をゴシゴシして取るのも、少しずつ上手になってきたようです。

 

そこで!今日は、イメージしたものを自分なりに粘土で表現することをねらいとして、作った小麦粉粘土で「好きな動物」を作ってみることにしました。

小麦粉粘土を作るだけとは違い、力加減を考えなければいけなかったり、自分の考えるように粘土の形を整えていかなくてはいけないので少し難しいかもしれません。

 

 

まずは、いつものように小麦粉の感触を楽しみながら1つのタライを使って小麦粉粘土を作っていく子ども達・・・

年長の男の子が中心となって小麦粉粘土を仕上げていきます。

「粘土をタライの真ん中に寄せてね。」

 

という職員の声掛けにも、以前は

まだこねていたい・・・

自分のものを他の人と一緒にしたくない・・・

というという気持ちが強く、なかなか真ん中に置けない子もいましたが

今ではすぐに気持ちを切り替えて、すぐにたらいの真ん中に置くことができるようになりました。

このような部分でも時間がかからなくなり、粘土が完成するまでの時間も以前から比べるとだいぶ早くなってきました。

さて・・・出来上がった粘土をまとめて・・・

 

「今日は、この粘土を使って、好きな動物を作ってみようか。」

 

と声をかけて、それぞれに粘土を配ります。

自分の粘土を見つめて考えを巡らしている子ども達・・・

職員も“何を作るのかな??動物作れるかな??”とドキドキしながら見ていると・・・

2人がもにょもにょと何かを作り始めました。

 

「ゾウさんつくった。」

「きょうりゅうできた!」

 

おお・・・上手・・・・!!

きょうりゅうも動物、だよね!(;・∀・)

思っていたより簡単に1つ目を作ることができました。

出来上がったものは段ボールの上の好きな所においていきます。

次に作ったのは

 

「ちちよ!」

「ちちよのごはん」

 

『ちちよ』というのはまふぃんのお友だちが最近買い始めた金魚のことです。

ちちよについては、またの機会に詳しくご紹介しますね。

子ども達はまふぃんに来るたびにちちよに挨拶をしているので、動物、と聞いてちちよを思い浮かべたようです。

しかし、ここからしばらく、ちちよのご飯ばかり作るようになってしまいました。

…ちちよ、おなかいっぱいだよ!!

 

もう一人の子は、人を作っていました。

「段ボールに置いていいよ。」

と声をかけると

一瞬でその粘土をぐちゃぐちゃにしてしまいました。

あらっ!

と思いましたが、またすぐに次のものを作り始めました。

出来上がってはみたものの、納得がいかなかったようです。

 

このように、気持ちの面で作るのがむずかしい子もいましたが、静かに見守り、時間を区切ることで、最終的に1つ、キリンを作って段ボールの土台に置くことができました。

他の子の作品も段ボールに並べ終わり、周りに絵を描いていきます。

周りに囲いを描いたり、餌を描いたりしている中、先ほどなかなか動物を作れなかった子が、キリンにクレヨンで色を付けようとしていました。

しかしクレヨンなので少ししか色が付きません。

 

「何だったら色がつくかな?」

 

と聞いてみると

 

「うーーーん・・・絵の具があればいいねぇ」

 

という答えが返ってきました。

 

「じゃあ、絵の具で塗ってみようか?塗れるかな?」

 

実は活動前、職員で「今日の活動で、色を塗りたい。」って言ってくる子がいるかな?

と職員で話をして隣の部屋に絵の具の準備をしていたのです。

 

色を塗ったらもっと本物のキリンみたいになるかもしれない!と自分で考えたんだな、と思うと少し嬉しくなりました。

 

小麦粉粘土に絵の具で色を付けるのは初めてだったので上手くできるのかな?と思っていましたが、子ども達はまだ固まっていない小麦粉粘土を崩さないように、力加減を考えながら丁寧に色を塗っています。

段ボールにも動物のごはんや囲いを描いていく子ども達

 

「私が水色を塗りたい!!」

 

と主張する子に対して

 

「ちょっとまってね、・・・・はいっ。」

 

「・・・ありがと。」

 

と、気持ちのコントロールをしながら、言葉でのやり取りをする姿も増えてきました。

段ボールに筆で絵を描くときには、力を一杯込めてゴシゴシとしてしまう子もいましたが、持ち方や筆の使い方も使いながら学んでいけるようにしたいと思います。

色を塗ってみるとなんだか少し立派になったみたい。ゾウにキリン、猫にちちよ、恐竜におばけ・・・

ちょっと違うのも混ざりましたが、小麦粉粘土で初めて立体物を作って、色まで塗ることができました。

 

「こんなにたくさん動物作れた!」

 

「ママにも見せたいねぇ。」

 

と子ども達も作ることに自信が持てたようです。

また今後の小麦粉粘土、子ども達のアイディアも含めながら、色々と発展させていきたいと思います。

 

まふぃん錦ヶ丘 岡田

敬老の日への準備

新学期が始まり1週間が過ぎました。

運動会の練習があって忙しい子どももいますが、みんな元気に登園しています。

 

9月16日は“敬老の日”

先週の土曜日、敬老の日に何かできることはないか、話し合いました。

5年生の男の子が“いつもナガヤタワーの人イベントに来てくれてるよね!!””お菓子ももらったりしてる”といつもお世話になっていることに気が付きました。

 

まふぃんの事業所はナガヤタワーの一角にあります。ナガヤタワーの“ナガヤ”は江戸時代の“長屋”が由来で、住人さんのみんなが知り合いでさりげなく助け合いながら暮らしている素敵な建物。

2階には住人さんや地域の人が交流できる広いスペースがあり、そこで月に2回、ナポリ通りの子ども食堂が開催されています。まふぃんの子どもたちも月に一度利用し、食事や公共のマナーを学ばせてもらっています。また、七夕やお月見会、クリスマス会などの行事を通して、まふぃんとナガヤの交流会があり、社会性を広げるためのとても貴重な経験をさせてもらっています。

 

ナガヤの住人さんに「どんなことをしたら、喜んでもらえるかな?」と問いかけると、

“プレゼントをあげたらいい!”

“会いにいく”

“手紙をわたす”

“折り紙で何か作ってあげる”

など素敵な意見が出てきて、「メッセージを書いて渡しにいく」という事に決まりました。

 

クリスマス会などで招待状を書いてきた上級生はお手のもの。書くイメージはすぐにわきますが、初めてメッセージを書く1年生はどう書けばよいかわからないので、どんな言葉を入れたらいいのかも意見を出してもらいました。

すると

“いつもありがとうございます”

“お元気ですか”

“長生きしてください”

“ぼくたちをささえてくれてありがとうございます”

など、キーワードになる言葉がたくさん出てきました。

 

子ども達は今までの交流会のことを思い出しながら一所懸命書いてくれました。

素敵なメッセージができましたよ!!

時間も過ぎ、子どもたちの集中も途切れたので、メッセージ書きの活動は終了。

 

その後、自由遊びを「Uno、折り紙、ポスター作り」の3つから選んでもらいました。ポスター作りは、敬老の日にメッセージを渡しにいくことを知らせるためのものです。

 

ポスター作り、上級生が何人か参加するだろう、と予測していたのですが、なんと希望したのは4年生のR君たった1人。

「1人だけどどうする?」と声をかけると、「ポスターを書きたい」と言います。

書く内容をみせると、すぐに書き始めました。

 

字が大きくなったり小さくなったり、はじっこの方に文字がかたよったり、漢字を間違えたり文字を飛ばして書いたり・・・途中で書くのを止めるのではないか、と思ったのですが、なんと書き直すこと3枚目で納得のいくポスターを書き上げました!

「がんばったね!」

ポスターを書いてくれたR君。

1年生のときは勉強するのがイヤでイヤで、宿題をする時間より宿題にとりかかるまでの時間が長くかかっていたお子さんでした。でも、まふぃんにきたらまず、宿題をするということを積み重ねてきたことが習慣として根付き、今では「これから先にすまそう」と見通しを持って取り組めるようになり、一人学習をするまでに成長しました。

“継続は力なり”

ポスター書きを通してR君の力が発揮された出来事でした。

 

月曜日からは部屋の一角にメッセージを書くコーナーを設けて、子どもたちに書いてもらえるように準備しています。

ポスターもR君の書いたものをお手本にして、他の子どもたちに書いてもらいました。子どもたちの個性がつまったポスターです☆

敬老の日に向けて少しずつ準備を整え、お世話になっているナガヤの住人さんに会いに行きますね。住人さんのお家を訪ねてうまく渡すことができるように、ロールプレイなどをして子どもたちのスキルを高めていきます。

よろしくお願いします!

 

まふぃん上之園 末吉

つまむ

つまむ

 

朝起きて窓を開けた時少し蒸し暑さが和らいだように感じます。

 

今日も〝こんにちは!〞と子どもたちの元気な声がまふぃんに聞こえてきました。

子どもたちの元気な声を聞く事と、笑顔を見られるのが一番嬉しいです(^.^)

子どもたちにパワーをもらい1日がスタートします。

 

♪こ~ねて、こ~ねて、仕上げにドス~ン!小麦粉粘土の出来上がり♪

○○○○刺してわにの出来上がり!(^^)!

 

本日の活動はタライを囲んで小麦粉粘土作り。

 

では、最初に粉で遊びましょう!粉で最初に遊ぶ理由。

それは感触の変化に抵抗がある子どもがいるため十分に粉に触れて安心してから次の段階に進むようにしています。

混ぜたり、両手ですくって降らすなどし「気持ちいいね、冷たいね」と言いながら粉の感触を十分に楽しみます。手だけではなく、だんだん顔も足も白くなっていく子もちらほら😁

 

さあ粘土を真ん中に置いて、いつもはスーパーボールが登場します!

でも・・・今日は違います!何かというと、それは〝マカロニ〞です。

「これな~んだ」

「くねくね」「おかし」「パスタ」 まさかパスタが出るとは思ってもみませんでした。(^’^)このマカロニを使ってみたのには理由があります。持つには少し滑りやすい事、細くて、短いので子どもによっては指先でしっかりとつまむ事が難しい場合もあります。

そこでどの位子どもたちが指先を使えるか、指先でしっかりと持つ事ができるかを確認してみようと思ったのです。

一人1本づつ渡してみるとしっかりつまみ粘土に刺す、さらに奥まで押し込む、押し込んだのを抜く、という事ができていました。

この指先でつまむという行為は発達の段階において重要なことのひとつです。

発達の段階として、乳児は手の平でしっかりガラガラなどを握り振るということをします。そこから少しずつ握る、離すことを繰り返し、親指と人差し指でつまむという発達をしていきます。

まず手の平で握るとことが出来てから指先でつまむ行為へ移行していきます。その過程があってこそスプーンですくう、箸を使う事ができるようになるのです。遊びの中でも積み木を倒さないように積む事にも繋がっていくのです。

活動の様子を見ているとみんなしっかりと指先を使いマカロニを刺すことができていました。

 

 

 

さてそろそろ、色をつけようかな(^^♪

「何色にする?」

「赤、青、緑!」それぞれ自分の好きな色を主張し誰も譲りません😓

う~ん…困ったな。

 

実は本日のもうひとつのねらいは

思い通りにならなくても感情をおさえる。

場の共有ができる。です

 

そこでリーダーの子に

「どうしようか?粘土作れないね。」と問いかけてみました。

「青」とやはり自分の好きな色を主張します。

「他のお友だちはどうかな?」と友だちの意見にも耳を傾けられるような声かけをし、しばらく様子を見る事にしました。

結果は。

『緑』に決定!

話し合いの結果一番小さい3歳のB君の好きな色に決定したのです。

 

 

あれだけ自分の意見を主張していたのに、少し周りに目を向けられるような声かけをすることで自分より小さい友だちの存在を意識し、気持ちに折り合いをつけ、自分より小さい友だちに譲ろうと変化したのです

 

後は水、油を入れて粘土を作っていきます。

仕上げに、交代で力を入れてドス~ン‼粘土の出来上がり(^^♪

最後は自由遊びです。一個の粘土をみんなで分け合います。どんな遊びに発展するのかな~

と思い、見ていると。一人の男の子が細かい作業をしています。

 

おーすごい‼ 『わに』ができていました。それも細部までよく再現しています。

手足の形、口の形、しっぽに目、さらに体の形まで。よ~く見ると手足の先は粘土を細かく千切ってくっつけています。観察力に驚きました。

 

この出来事を保護者にお伝えすると『図鑑』を見ていたそうです。その男の子にとって図鑑で見た『わに』が心に残っていたのでしょう。図鑑で見た時の驚きや、感じたことを思い出し工夫しながら作っていたのでしょうね。

作り上げみんなに「すごいね!よく見てるね」と認められとても嬉しそうでした。

 

まふぃんでは経験や実体験を通して自らが学ぶ「学習」にフォーカスしたねらいと子ども達の「発達」にフォーカスしたねらいを設定し活動をおこなっています。

その子自身が今どこに躓いているのか把握するとともに、どの様に活動を組んだら少しでもその問題が改善できるのか。

それは学習の問題なのか発達の問題なのか。

日々、考えをめぐらしています。

 

 

それだけでなく、時には子どもの視線に立ち返り感じたことや、工夫していることのサインを受け止めていく事を大切にしていきたいです。

 

まふぃん上之園

 

保育士 寺田

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