なみだのワケは?!

 

まだまだ寒いですが、先日は梅の花が咲いているのを見かけました。

来週は立春。寒い中にも少し春が近づいてきているのだなと感じました。

 

午前中の子どもたち。イヤイヤ期に入ったり、「これ、僕の(私の)」と全身を使って自己主張をするようになったり、友だちを意識して遊び始め成長を感じます。

 

そんなまふぃんの午前中クラスでの出来事。

 

本日の活動は段ボール遊びです。

最近は高く積み上げて遊でいる子どもたち。時には自分の身長より高く積み上げる事も出来るようになってきました。

 

もっと高く積みたい!でも届かない!!

う~ん・・・ど~しよう・・

子どもたちは箱を手に〝どうしたら積めるか?〞積んだ段ボール箱の高さとにらめっこ。

ひらめいた!!

それは…

職員の助けを借りること!

自分が積みたい段ボールのところまで職員の手を引いて積んでもらおうという作戦です。

「困ったな」「どうしようかな」

これらを自ら発信できるのもひとつの社会性ですね。

 

 

さてさて、そんな中いかにもまふぃんらしい姿が見られたので少しご紹介します。

B君が使っていた段ボールが欲しくて泣くA君。

追いかけられたB君は〝何で追いかけてくるの⁉これ僕の!取らないで!〞と

B君も〝うぁ~ん〞と泣き出してしまいました。

 

 

『欲しいよ~』『何で追いかけてくるの⁉』と、1個の段ボールを巡り涙の戦いのスタート!

B君に追いつき手が箱に伸びました。

すると、箱を守ろうとし咄嗟に頭の上に持ち上げる作戦に出たB君!

A君も負けていません。頭の上に持ち上げられても、〝欲しいものは欲しい〞手を伸ばして

引っ張り合い〝取られたくない!〞〝欲しいよ~〞で2人とも涙、涙、涙

今までは自分だけの世界で遊ぶ事が多かった子どもたち。友だちを意識するようになり、

持っている物、使っている物にも関心を示すようになってきました。

でも、まだ言葉で自分の気持ちを伝えたり、上手くやり取りをする事が出来ないので今回のようなトラブルが起こりやすくなってきます。

 

しかし、このようなトラブルも子どもたちにとっては友だちとの関わり方を知る大切な経験。

自分だけの世界から〝自分以外の世界へ1歩踏み出し興味を持つようになった成長〞

です。

怪我のないようにすぐ近くで見守り、人との関わり方の経験を遠ざけないようにしています。

職員は「欲しかったんだね」「嫌だったね」とお互いの気持ちをしっかりと受け止めるようにしています。

 

さあ、この2人。その後どうしたのかと言うと…

さっきまであんなに泣いていたのに・・・あれれっ?

泣き声が笑い声に変わりました。

蓋の空いた段ボールに入り〝いないいないばあっ!〞とやり取りを楽しんだり、一緒に中に人って笑顔で遊んでいました。

泣いたり、怒ったり、笑ったり。大忙しの子どもたち。

自分の感情を思いっきり出してぶつけ合い、受け止めてもらいながら人との関わり方を

2歳児なりに学んでいます。

 

次回の活動ではどんな表情を見せてくれるかな?

 

 

まふぃん上之園

寺田

放課後等デイサービス説明会・体験会

こんにちは

今日はすごく強い風が吹き荒れて、台風のような一日でしたね。。

お住いの地域は大丈夫でしたでしょうか?

さて、まふぃん錦ヶ丘では1月25日(土)に放課後等デイサービスの説明会と、体験会を行いました。

説明会には4名の方が来られて、まふぃんの放課後等デイサービスの内容や、活動について説明をさせていただきました。

その後、様々な質疑応答もいただき、よりまふぃんのことを知っていただくことがで来たのではないでしょうか。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございます。

 

 

説明会のあとに行われた体験会では、現在まふぃん錦ヶ丘の児童発達支援を利用している年長の2名と、来年2年生になる1名の子、計3名が放課後等デイサービスの活動に参加していただきました。

年長さんは幼稚園や保育園のお友達の中では一番上のお兄さん、お姉さんですが、やはり小学生の中に入るとなんだか小さく見えますね。

最初はおやつのおにぎりを一緒に食べます。

少し緊張した面持ちでしたが、そこは小学生のお兄さん、お姉さんがリードしてくれます。

「ラップ切ってあげようか?」

「どのふりかけにする?塩にする?」

このようなあたたかい言葉かけができるようになってきていること嬉しく思いました。

自分が嬉しく感じた言葉かけや経験を、どんどん周りの人にもしてあげられるようになっていってほしいと思います。

優しく声をかけてあげながら、みんなのおにぎりが出来上がっていきます。

少しずつ緊張していた体験の子どもたちの表情も柔らかくなっていきました。

今来ている子ども達もなかなかラップが切れなかったり、ふりかけをどさっとかけてしまったりしていたな・・・と、ちょっと前のことが思い出されます。

何度も繰り返しながら、お米の熱さに慣れてきたり、三角おにぎりやまんまるおにぎりを握ることができるようになってきました。

ちょっとのことですが繰り返しで、身についてきたことの一つだと思います。

みんなでおにぎりを食べた後は、一緒に活動です。

今日の活動は

段ボール遊び

体験の子も加わり、今回は12人での活動です。

6人ずつ2チームに分かれて、みんな大好き勝ち負けのある遊びを行いました。

最初のゲームは段ボール積みゲームです。

それぞれ一人一つずつ段ボールを選び、積み上げてていくゲームです。チームのみんなと協力をして、最終的に高く積みあがった方の勝ちとなります。

段ボールの大きさはほぼ同じ、高く積むにはどの向きがいいのか?などを考えて、不安定な段ボールを積み上げていかなくてはいけません。

もし、途中で倒れてしまっても、倒れたままゲーム続行です。

「僕のせいで・・・負けたら・・・」

失敗した子はそんな気持ちもあるでしょうが、そこは気にせず気持ちを切り替えて続けていけば、逆転の可能性もあるはず!

友達が積み重ねている間は、静かに待つことも成功の秘訣!小学生のお友達もいい姿勢で待つことができていましたが、それに負けないくらいに年長さんも背筋が伸びていてやる気満々!

最終戦では、高く高く積もうとして、途中で崩れてしまったAチーム。倒れてしまった段ボールは重ねず、最後までBチームの高さに追いつこうと頑張って積みました。

さて、Bチームはというと、倒れてしまったAチームの段ボールを見て、倒れないようにとなお慎重に・・・!!

最後の段ボールを積んだ後。。。

なんと逆転が起こってしまいました・・・残念・・・でもこんなこともあるのがまふぃんです。

まふぃんじゃなくても、こんなことってあったりしますね・・・

真剣勝負は、最後の最後まで分からないのです。

こんなプチハプニングも、繰り返し経験することで「まぁいいか!次また頑張ろう!」と乗り越えることができるようになってきました。

 

次は

段ボールかくれんぼ。

初めは6人で5個の段ボールに隠れて・・・だんだんと少なくなっていく段ボールの中で場所を譲り合いながら隠れる遊びです。

見つかったら、マットの上に戻る。こども同士の遊びの中でも、小さなルールを守りながら遊べることってとっても大切ですよね

小学生のお友達も、年長さんに声をかけてあげながら、隠れる場所を提供してくれます。

「こっちこっち!」

「あと一人入れるかも。」

鬼にばれないようにジェスチャーをしたり、小声で「こっちもう入れない」と訴える子。逆に「こっちおいで」と段ボールの入り口を開けてあげる子。

遊びを通して様々なコミュニケーションのツールを使い、協力し合あい過ごす様子が見られました。

今回の「協力すること」は相手をしっかり意識して行動することが大切です。

 

 

まふぃん錦ヶ丘の放課後等デイサービスでは、話し合い活動やクッキングなど、工程や活動内容を自分たちで考える活動も加わってきます。

計画を立てたり、話し合う相手との中で自分がどのようにしなければならないかを経験しながら学んでいきます。

小さな集団の中で、様々な意見や、自分とは違う物の考え方に出会うことなど、とても大切になっていきます。

 

 

今回は、4月から新たな仲間となる年長さんとの活動を通して、小学生の成長を感じ、年長さん達が、少し緊張しながらも楽しく活動する様子が見られてとても嬉しい体験会となりました。

放課後等デイサービスご利用を検討されている方、普段の活動の中で一緒に参加して体験することも可能ですので、ご連絡ください。

2月の体験会は8日(土)17日(月)を予定しております。ご参加希望の方はまふぃん錦ヶ丘(099-210-7840)までご連絡お待ちしております。

 

まふぃん錦ヶ丘 岡田

折り紙ブーム🚙

「これすごーい!」「僕も作ってみたい!」と製作の好きな子ども達が集まってきました。

その中心にいるのはA君。

折り紙で作るキューブを作ってみたいという事で、A君の折り紙講座が始まりました。

 

「まずは三角に折って」「次はね・・・」と教えていました。

「ここまでできた?」と周りの友達がちゃんと折れているか確認。

「ちょっと待って」「どうすればいいの?」という友達にももう一度折り方を見せたり、手伝ってあげたりしながら丁寧に教えてあげていました。

 

今回は、折り紙ブームを通して成長したA君の紹介をします☺

 

折り紙ブームが始まったのは12月の初め、きっかけはクリスマス会の飾り作りでした。

輪っか繋ぎや星の切り紙、リース作りなどのクリスマス会の準備をする中、自由遊びでも「クリスマスの飾りを作りたい」と折り紙を始めた事から、折り紙での遊びが広がっていきました。

 

 

自由遊びで折り紙を準備しておくと「僕もやる~♪」と嬉しそうに寄ってくるA君。

キューブを友達に教えてあげたり、めんこやコマを作っている友達に「僕にも教えてー」と一緒に作ったりと楽しんで遊んでいました。

 

子ども達の折り紙ブームに合わせて活動でも折り紙を使う製作活動を増やしました。

 

折り紙で遊ぶ事が増えてから2カ月、ふと気づいたことがありました。

A君を注意する事が少なくなっていたのです!!😲

 

最近行ったバレンタインに向けたハートづくりの時にも・・・

 

この日は1つひとつの手順を聞き、説明に合わせて進める事ができる事をねらいとして活動を行っていました。

 

A君の様子はと言うと・・・

勝手に先に進んでいく事もなく1つひとつ作り方の指示をよく聞いて取り組んでいました。それどころか、友達のお喋りにつられることなく、落ち着いて取り組む事ができました✨

 

以前のA君であれば、職員が折り方の手順を伝える時、それを待たずに先に進めてしまったり、友達のお喋りにつられてしまったりしていたように思います。

 

その他にも

活動中にソワソワと落ち着かない事が多く、気になる事があると急に話し始め職員の話をさえぎってしまったり、自由遊びに奇声を発したり・・・

そして、そのことを注意すると拗ねてしまう。

何よりも気になっていたのはA君の自信のなさでした。

 

 

この2カ月、好きな折り紙に取り組み、他の子ども達の作れないものを作ったり、友達に教えてあげたりする中で「A君、すごいね!」「折り紙上手」と認めてもらえる喜び。

「折り紙が得意!」「他の友達よりできるぞ!」というA君自身の思い。

 

これが、A君の自信へ繋がっていきました

 

 

折り紙を通して自信を付けたA君。

集団活動にそぐわない不適切な言動はほとんどなくなり、どの活動も落ち着いて取り組めるようになってきました。

自分自身に自信を持てる事、それがA君の発達の課題を減らすきっかけとなりました。

 

 

 

療育では課題に対してどうアプローチして課題となる事を減らしていくかを考えて支援を行っています。

日々の療育の中で「その子の得意なこと、できる事に目を向けて、大事にしていこう」と言いながら、やはり課題となる部分に着目しがちである事に気づかされました。

 

「好きなことを伸ばす、それが自信に繋がり、間接的ではありますが発達の課題を減らすことに繋がる」

今回のA君の変化が好きな事に着目する事の大切さに改めて気づかされる出来事となりました。

 

今後も子ども達の課題と得意な事の両方に目を向け子ども達の支援にあたりたいと思います。

 

 

 

 

折り紙ブームはまだまだ続きそうです。

A君はと言うとみんなに教えてくれていたキューブを組み合わせ「車が作れるかも!」と・・・

「タイヤも折り紙で作ろう」「人が乗れるぐらい大きいの作りたい!」と想像は広がっていきました。

 

お迎えを待つ間「今日も作ろうね」とこっそり伝えに来るA君、みんなには秘密なようです。

只今「車を作ろうプロジェクト」はA君と私の2人で進行中。

どんな大作ができるでしょうか?完成した時にはまたブログでお伝えできればと考えています。皆さんお楽しみに~😚

 

まふぃん 中村

まふぃんの畑

寒さは続きますが、ずいぶんと日が長くなりました。少しずつ季節が変わっていくのを感じます。

 

10月19日にナガヤの住人さんと一緒に植えたキャベツやブロッコリー、はつか大根などは、どうなっているのか・・・

今日はその後の様子や、活動にどう生かされているのかご紹介します。

 

木市で買ってきたブロッコリーやキャベツの苗は・・・

こんなに大きくなりました!

お日さまや畑の栄養を頂いて、順調に成長しています。

 

この苗は、10月19日に秋の木市に出かけて買い、まふぃんの畑に住人さんと一緒に植えました。

野菜作りに詳しい住人さんのアドバイスを頂いてとても助かりました。

 

 

はつか大根は・・・こんなに大きくなりましたよ!

そもそもまふぃんで野菜作りを始めたきっかけは??

 

まふぃんに来るお子さんの中には、

「偏食が多くて困っています」

「野菜嫌いで・・・なかなか食べてくれないんです」

という悩みを持ったご家庭が多くありました。

そこで、自分たちで作ったものならば、食べてくれるのではないか、と話し合い、まずは夏野菜のトマトやビーマンを育ててみました。

すると、トマトが赤くなったり、大きくなっていく様子を見たり、収穫する喜びを味わったりした子どもたちは、育てた野菜に興味を持ち食べられるようになり、

「食べてみよう!」

と意欲を示すようになったのです。

 

2年目の今年は、冬野菜にも挑戦してみようと、ブロッコリーやダイコンなどの野菜に挑戦しました。

 

 

採れた野菜は豚汁に入れたり、塩もみをしてお漬物にしたり、しっかり頂いています。

 

1月7日には、はつか大根を入れて七草がゆを作りました。

 

「いただきます!」

「おいしい~」「おかわりしていいですか!!」

素朴な味に大満足でした。

 

自分たちで作ったものを 自分たちで調理していただく

協力して作る

苦手なものを食べてみようと思う

みんなで食べると美味しい!

・・・などなど

野菜作りを通していろいろなことを学ばせてもらっています。

大地の恵みに感謝ですね。

 

ただ、野菜作りに関しては、課題もあります。

 

例えば・・・育てるまでの過程です。

畑の草に注目する子どもはほとんどいません。

「草取りに行くよ~」と声掛けすると“面倒くさいな…”“虫がいるから苦手…”と言う子もいます。育てる過程で『子どもたちを主体的にどう関わらせていくか』は今後の課題です。

また、今後の楽しみもたくさんあります。

今年の経験を生かして、来年は何を植えるのか、どこに植えたらよく育つのか、決めることを考えると…どんな意見が子どもたちから飛び出すか、今からワクワクします。

 

スーパーに行けば簡単に手に入る食べ物は、時間がかかってできているんだ、ということに気づいてほしいと思っています。

そして野菜作りから、いろんな学びや経験に繋がっていくきっかけを作ることが私たちの使命です。

 

食べることは生きること

自然に支えられて生きていること

自然の恵みに、感謝すること

 

自然の恵みを受けて育った、まふぃんの畑の野菜たち!

美味しくいただくためにどうしようか!?

子どもたちと話し合いながら、おいしくいただきます。

 

まふぃんの畑、ありがとう。野菜たち、大きくな~れ!

 

まふぃん上之園 末吉

カレンダーで異文化体験&お月様の周期を観る!

令和2年。新しい年の幕開け~と思っていたら、もう2週間過ぎました。早いものです。

新しい年をむかえ、とあるカレンダーをまふぃんの学習室に貼りました。

ネパールカレンダー。ネパールで作られたカレンダーです。

放課後等デイサービスの時間のひとこまです。

 

学習室に入ってくると子供たちが、

「先生、これなに?」

「なんか変わってるね。」

「数字の下になにかついてるよ」

素直に思ったことを

ポンポンポ~ン♪

と口にします。

職員A「これはね、外国で作られたカレンダーで、日本用の暦になっているのよ。」

こども「へ~どこの国?」

A「世界でいちばん高い山があるところ」

こども「う~ん。う~ん。」

こども「わかった!ピラミッド!」

一生懸命考えながら世界で一番高い山にピラミッドと答えた事には思わず笑みがこぼれました。

A「ブブ~。ピラミッドがあるのはエジプトという国だね。」

A「世界で一番高い山がある国だよ。

ヒント。 エ・エべ エベレ・・・・」

こども「エベレスト!」

 

A「エベレストがあるのはネパールっていう国でインドのお隣の国なのよ。」

 

「なんか絵も変わってる~芸術的というか~」

「紙もなんか違うよ」

そうだね~触ってみようか。と言ってカレンダーを外して紙をさわり触感を味わいます。

やわらか~い。きもちいいね。色もきれいだね。

 

A「このカレンダーはお月様の様子もわかるのよ!」

○が満月で●が新月といってお月様がでなくて真っ暗な時。

さて今日のお月様は~!」

こども「まるいね!」

「じゃあ今夜月を観てみようね。」

いつもと違う風景の学習室の壁のカレンダーを発見し、

こどもたちの好奇心の泉があふれ出し、高い山からピラミッドを想像し、ネパールという国を少しのぞきました。

 

このカレンダーはネパールの山村に住む、身体にハンディキャップのある人々が描いて彩色しています。

彩色している人たちは、水道、病院などの文明の利器のない山々で暮らしています。

急斜面にあるだんだん畑や登山道のような道は、身体的にハンディにある人にとって、過酷な環境であり、畑仕事や水汲みすら十分にできません。

その人がカレンダーを通して家族や周りに役立つことができます。

学習の時に興味をもった子供たちに簡単に説明しましたが、今後もっと掘り下げて紹介していきたいと思っています。

『何かの役に立つ。人様の役に立つ。ということが最も生きがいを感じる瞬間だ』

といろいろな場面で言われていますが、本当にその通りだと感じます。。

4月よりまふぃんでご縁を頂いて10か月。子供たちの様子を見守ってきましたが、

子供たちがいちばん誇らしく感じた姿も、人のつながりを感じて人様のお役に立った時です。

子ども食堂での体験などで深く感じました。

その様子はこちらにレポートしています。

このネパールカレンダーを彩色した人々の想いが遠く離れた日本の鹿児島の放課後等デイサービスのまふぃんの子供たちの間で話題になっていること、

それは生きる力とやさしさの連鎖が時空を超えてここまで届き、気持ちがつながり、伝わり響いているのだと思います。

このようなきっかけを準備する機会を作っていますが、

そこから広がる世界は

子ども達自身の主体性や好奇心、気づきによるものです。

紹介したカレンダーは、ネパールで支援活動をしている知人の紹介で使用して10年になります。

すっかり日常に溶け込み当たり前になっていましたが、子供たちの反応をみて、ネパールという国のアートそしてカレンダーが作られた背景や意味を改めて感じる機会になりました。

ネパールカレンダー

このカレンダーは日本用に作られていますが、アルファベットとネパール文字(デヴァナガリー文字)で表記されています。

文字や、絵、彩色、お月様、いろいろな気づきから想像を膨らませて、今後もこのカレンダーを通してたくさんの会話や気づきが生まれるかな~と楽しみです。

家庭・家族・友達・学校・まふぃん・地域住民の皆さん・ながやタワー。鹿児島。日本。この枠を超えて 世界にはいろんな国があり、いろんな環境があり、人がいる。

大袈裟かも知れませんが、まふぃんで日頃から行っている活動のひとつ、小麦粉粘土遊びなどの「キャパを広げる!」「視野を広げる!」にも共通しています。

 

 

幸いまふぃんの近くには留学をしたり、海外で暮らしたり、外国語の専門学校に通う若者がいたりとグローバルな話ができる人がたくさんいます。

自分が今回知った知識をもとに、ナガヤタワーとの交流会でさらに会話を深めて、世界に目が向いてくれるとよいですね!

 

そして今回、カレンダーに触れたことで子どもたちは月の満ち欠け、地球の自転、引力まで少し話すことができました。

そう!小学校で習う理科の分野です。

今後の学習支援でどの様に活かせるのか、考えていきたいと思います。

 

そんな気付きや機会がまふぃんでも今後増えていきますよ☆彡

 

お楽しみに☆彡

 

まふぃん上之園

有川

♪リトミックが始まるよ♪

♪リトミックが始まるよ♪

 

1年で最も寒い季節になりました。本格的な冬到来ですね。新しい年が始まり早くも2週間経ちますが体調を崩されていませんか?

学校や幼稚園、保育園も始まり感染症も流行しやすいので体調管理に気を付けて元気に冬を過ごしましょう!

 

とある日の午前中『じゃ~ん』『ぶぁ~ん』と、不思議な音が聞こえてきました。

そして、げらげらと楽しそうに笑う子どもたちの声。

その音に合わせて1人の職員が何やら不思議な動きを始めました。

 

〝くねくね~、おっとと、ぴょんぴょん〞〝ばた~ん〞

 

表情も身体表現も豊にするのでそれを見た子どもたちは、げらげら笑いながら、またまた

『じゃ~ん』『ぶぁ~ん』と職員の反応を見ながらとても楽しそう。音と笑顔と笑い声に、まふぃんの部屋は包まれました。

音の正体は。何かと言うと…

 

 

それは・・・ ピアノです。

午前中の小さな子どもたちが、ピアノを弾いて⁉いたのです。

特に1歳、2歳の子どもたち。見るもの、触れるもの、全て興味、好奇心でいっぱいです。

何でも試してみたくてたまりません!

今日は自由遊びの中にいつもとは逆の子ども達が弾いて職員が表現するという要素をもってきました。

 

さて、本日の活動はリトミック♪

体を早く動かしたい!と感じるような、わくわく感いっぱいのピアノの音色が部屋中に広がります。

さあ、子どもも、職員も心が躍るようなリトミックのスタートで~す。子どもたちの表情もいつにも増して輝き、目も〝きらきら〞わくわく感が伝わってきます。

ピアノに合わせて、〝歩く〞〝走る〞〝止まる〞などの動きを行うリトミック。

どう動いていいのか分からず、固まったり、ただ走り回るだけの子どもたちもいます。

 

しかし、今回変化があったのです!

いつもは、ピアノが鳴っても見ているだけだったA君が参加したのです!それも最後まで。

これを見た私たちは、嬉しくてたまりませんでした。

自由遊び中、ピアノをA君に弾いてもらうことでピアノへの興味をもったことがこの変化に繋がったのかもしれません!

 

 

音をよく聞いたり、職員の動きをしっかりと見ている子どもたち。歩く、走るの区別もしっかりとついてきました。

この動きの時にも、見ているだけだったA君ですが、今回は職員の動きも見ながら一緒に『歩く』『走る』ピアノが止まると、『ぴたっ』と止まる事ができたのです。

今度は、〝しゃがんでジャンプ!〞できるかなぁ⁉

(・・・・ドキドキ)

やったー!出来ました!

 

流れるようにピアノの音色は変わります。

今度は動物メドレー♪

『とんぼ』『ぞう』になって動きピアノが止まると、はい!ポーズ。

いいですねぇ~。みんなとびっきりの笑顔。いい表情です。

 

本日のねらいは。

『音に親しみを持ち楽しく体を動かす』

 

リトミック担当の職員は、子どもたちがわくわくしながら自然と行動をコントロール出来るような曲を選んだり、やりたい!と思えるような流れを作るように工夫しています。

まふぃんのリトミックでは、楽しいと感じるだけではなく、行動の抑制のコントロール(音を聴いたり、場の雰囲気を感じて静止する)にも重点を置いて活動を組み立てています。

 

このリトミックでも子どもたちの発達の状態を知る事ができます。

両足を揃えて飛ぶ動き。この動きも運動機能が上がってきた成長の証なのです。

まず、体を大きく動かす事(粗大運動)がしっかりと出来てから、手先を使った動き(微細運動)が器用に出来るようになります。

 

この日登園していた子どもたち。ピアノに合わせ、〝ぴょんぴょん〞と飛び、ゴロンと横になる動きを繰り返し行いましたが、ピアノをよく聞き、職員の動きを真似てしっかりと出来ていました。楽しくてたまらない表情。

でも、職員は…

跳ねたり、寝たりの動きを何度も繰り返すと、息が・・・『はぁ‥はぁ‥はぁ…』でした😅

 

今までは、どう動いていいのか分からず立っていたり、ピアノが止まっても走りまわっていた子どもたち。経験を通してわくわくしながら、自然と行動がコントロール出来るようになってきました。集中して最後まで音を聴いて体を動かし表現出来るようになる。

リトミックを通して成長を感じました。

 

 

まふぃん上之園

寺田

 

ピタゴラスイッチ♪(錦ヶ丘)

先日の放課後等デイサービスの活動です。

この日はみんなで制作をすることに。しかし、何を作るかはまだ決まっていません。

早速、話し合いです。

「家」「飛行機」「車」「マンション」「ピタゴラスイッチ」・・・

それぞれがいろんなイメージを膨らませて

「夜空が見えるマンションがいいな~」

「みんなで乗れる車がいいんじゃない?」等々、ワクワクするような意見がたくさん出てきました。

でも,みんな作りたい気持ちが強くて話し合いは進みません。さあ、どうしよっか?

 

すると、ある男の子が

「そうだ!全部を合わせてピタゴラスイッチにしたらいいんじゃない?」

と、なんとも素晴らしいアイデアを思いつきました。

おおお~~~~!!!これには一同大賛成!発案してくれた男の子も最高のドヤ顔です(^-^)

 

さあ、制作スタートです。

ここで職員は敢えて口を出さず、子ども達だけに任せてみることにしました。

まずはピタゴラの仕掛け部分になる、車や家の制作に取り掛かっています。

よりワクワクするような仕掛けを作ろうと、こんな体勢で作っている子も・・・

ここまではそれぞれで制作を進めていましたが、ピタゴラ装置に取り掛かる頃にはみんな一致団結です。

「ちょっとここ持ってて~」

「ここはどうしたらいいと思う?」

自然と役割分担をし、協力し合う姿が見られるようになりました。

 

以前の子ども達の姿は、自分の事しか考えられず相手と力を合わせたり、相手の動きに合せることがとても苦手でしたが,今回は制作活動の中で目的(ピタゴラスイッチ)を一つにすることで、みんなで協力することができました。

共同作業の場面をこちらから意図して作ることで,友達との役割分担や助け合いを学ぶことが出来ます。できなくて困っている子を見て「手伝おうか?」と言えるようになるなど,子ども達の行動が変わってきたことをすごく感じる今日この頃です。「ピタゴラスイッチを作って遊ぶ」という楽しいゴールに向かう過程で,友達との相談や役割分担,協力といった社会生活の中で必要な力を学び身につけていってるのですよね。

さてさて,完成間近のピタゴラはというと・・・・

あれあれ?なんだか子ども達が話し合っています。

どうやら,この部分でボールが転がっていかないようです。なんでだろう~?

大人が見たら一目瞭然。だって,斜面のない平らな机なんですから~笑

「あのね・・・」と教えたくなるところを我慢我慢です。

「ここの道が狭すぎるんじゃない?」と言って,みんなで道を広げる作業をし再度実験!

「ああ~,だめか~。」「今度は広すぎるんだよ」といって,道を狭くしてみたり・・・何度も何度も繰り返し,結局この日では終わらず終わりの時間が来てしまいました。明日に持ち越しです。

帰り前にみんなで自分たちの作ったピタゴラを客観的に見てみることにしました。

すると

「あっ!!!分かった!!坂道じゃないからだ!!!」

おお,気づきましたね。今すぐにでも手直ししたい気持ちをグッとこらえて,また明日です。

次の日,登園してきた子ども達が早速続きに取りかかっていました。

 

この日は童具(積み木)も使って,ピタゴラもパワーアップです。

ボールが最後まで転がり,無事にゴールしたときには拍手喝采,みんな大満足のいい笑顔でした。

今回のピタゴラスイッチ制作で,みんなであーでもない,こーでもない,と知恵を出し合い一緒に作業し,失敗しても誰も責めず「もう一度!」と取り組んでいく姿に子ども達1人1人の成長はもちろん,まふぃんの友達という小集団での成長も大きく感じることが出来ました。

みんながいるからできること,みんながいるから頑張れること,みんなと一緒だから楽しいこと。

これからもたくさん経験していって欲しいです!

ピタゴーラ♪♪スイッチ♪                           

 

まふぃん錦ヶ丘  吉村

 

 

年賀状のやりとり

楽しかった冬休みが終わり、新学期がスタートしましたね。子ども達は、学校から帰ってくると「久しぶりに友達に会えた」「学校楽しかった」と嬉しそうに報告してくれます。

 

さて、つい先日のこと、放課後デイサービスでは嬉しかったことが1つありました。

それは、ナガヤの住人さんから年賀状のお返事が来たことです。

 

子ども達が、ナガヤの住人さんに年賀状を出すのは今回が初めての経験でした。

 

これまで、七夕、お月見会、クリスマス会などのイベントを通して、ナガヤの住人さんとたくさん関わってきた子ども達。

活動の中で、子ども達とイベントを振り返ってみました。

 

子ども達から「ナガヤの○○さんとお話をしたよ」「クリスマス会、ナガヤの住人さんと一緒にケーキを作ったよね」など、楽しかった出来事がたくさん出てきました。

 

すると、1人の子が「じゃあ、年賀状を作ってお礼を書きたい」と一言。

その一言をきっかけに、年賀状を作ることになりました。

 

まずは、年賀状を作る前に、書き方を一緒に確認しました。

職員が「年賀状ってどのように書くのかな?」と言うと、「相手の名前を書く」「住所を書く」と知っている子、「書いたことないから分からない」と書き方を知らない子がいました。

 

そこで、見本の年賀状を見せると…。

「右に住所を書いてある」「真ん中に名前を書くんだね」と、子ども達自身が年賀状の書き方に気付く事が出来ました。

 

でも、郵便番号の役割には気付けません。

「○○君のお家の郵便番号は、△△。○○ちゃんのお家の郵便番号も△△です。なんで、お家は違うのに郵便番号は一緒なのかな?」と、子ども達の住んでいる所を例に挙げながらヒントを伝えると…。

 

「あっ!町が一緒だから郵便番号が一緒なのかも」と気付くことができました。

 

これで、子ども達は年賀状の書き方をマスターすることが出来たので、次は、ナガヤの住人さんに年賀状を書きます。

 

“明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします“と書く子がいれば”謹賀新年“と難しい言葉を使って書く子もいました。

 

どの子も、ナガヤの住人さんとの思い出を思い出しながら、丁寧に文字を書いています。

 

 

年賀状を書き終わると…。

 

ナガヤのポストに年賀状を入れに行きました。

 

「僕たちの年賀状、ちゃんと読んでくれるかな?」

 

みんなが頑張って書いた年賀状は、きっと読んでくれていると思いますよ。

 

1月4日。

 

まふぃんのポストを見てみると、ナガヤの住人さんから年賀状のお返事が入っていました。

 

とても嬉しかったので、早速子ども達にも年賀状を見せてみると…。

 

「お返事が来ている。うれしい。」と、とても喜んでいました。

 

2019年は、ナガヤの住人さんとお話をしたり、一緒に物を作ったりなどたくさん関わる事が多かった1年でした。

交流会を通して「あー、楽しかった」と終わるだけではなく、子ども自身が「ナガヤの住人さんと一緒に話をしたのが楽しかった」「ナガヤの住人さんと交流したい」と思えるような経験をたくさんしてきたからこそ、ナガヤの住人さんのことを大切に思えるようになり、今回年賀状を作るきっかけになったのではないかと思います。

 

2020年の初めから、ナガヤの住人さんと温かい交流をすることができた子ども達。

 

これからも、楽しく交流会が出来ればと思っています。

 

ナガヤの住人の皆さま、今年もよろしくお願いいたします。

 

まふぃん上之園

亀澤

2020

新年あけましておめでとうございます。

 

まふぃん錦ヶ丘施設長 伊集院です。

皆様には、健やかに新春を迎えられたこととお慶び申し上げます。

 

今年も子どもたちのたくましく成長していく姿を、職員一同でサポートしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

 

さて、2020年になりまふぃん錦ヶ丘も新年のスタートを切りました。

利用する子どもたちも元気よく新年のあいさつをしてくれました。

お年玉はいくらもらった?お餅は何個食べた?お雑煮は食べた?凧揚げした?などなど・・・

 

私からの質問攻撃に、「えっとね!えっとね!」と笑顔で教えてくれる子ども達になんだかほっこりしつつ、早速嬉しいことがあったので報告いたします!

 

1月4日、放課後等デイサービスがスタート。

お正月にちなんだ遊びをしている間に、みんなで昼食をとることになりました。

そう。お正月らしく・・・焼いたお餅を。

 

 

「僕食べられないからいらない!」

 

そんな男の子がいましたが、でもおなかはペコペコなはずです。

焼いたお餅を目の前にもじもじ・・・しているんですから。(笑)

「食べてみる?おせんべいと親戚だよ♪」(彼はせんべい大好き)

と職員から誘ってみると「じゃあ少しだけなら」と小さなお餅を食べることに。

 

決して無理強いをするわけでなく、子どもがチャレンジしやすい環境を整え、子どもたちの背中を「そっと」押してあげるのも私たちの大事な役割だと思っています。

 

 

「無理だと思って食べたけど、お餅っておいしいね。柔らかいおせんべいみたい」そんな彼の声に喜びを感じました。

 

「食べられたね!おいしいでしょ!」

褒められた彼自身も、嬉しかったのか「あと一個、もう一個」とお餅を食べていました。

 

「醤油をつけて海苔を巻いて食べたらおいしい」と笑顔を見せてくれました。

 

4月のオープン当初から利用している彼自身、多くの課題をクリアできています。それが自信にも繋がっているようです。

 

 

ブログでも何度も紹介していますが、まふぃんの療育では子どもたち自身の課題を踏まえて、活動を組み立て、小集団の中で療育を行っています。

「ちょっと難しいけど、がんばったらできる!」

という課題を提示していくと、子どもたちは他者を意識したり、楽しそうな活動を目の前にやってみようかな!そんな気持ちも生まれてきます。

 

やってみて「できた!」が次の課題へのチャレンジに繋がる!

できなくても、次頑張ってみる!

 

そんな子どもたちの意欲を高められるように

私たち職員も一丸となって子ども達をサポートしています。

 

 

まふぃんでは彼の体験のような「初めての瞬間」「頑張った瞬間」をよく目にすることがあります。

大人からするとほんの小さな一歩かもしれませんが、子どもたちにとっては大きな大きな第一歩。

そんな一歩を温かい目と手で今年も職員一同サポートしていきたいと思います。

 

まふぃん錦ヶ丘 施設長

伊集院 暢久

おーちゃをのーみにきてください( ^^) _旦~~

こんにちは。

まふぃん錦ヶ丘 岡田です。

2020年になりましたね。

今年もよろしくお願い致します。

 

さて、1月6日

新年あけてから初めての児童発達支援スタートです。

今日は12名の利用があり、いつもより少しだけ多い人数で「わらべうたあそび」の活動を行いました。

 

最初におてだまを使って遊びます。

♪ぎっちょ、ぎっちょ、こめつけこめつけ♪

♪ぎっちょ、ぎっちょ、こめつけこめつけ♪

♪こーめついたらはーなそ!

♪はーなした~!♪

 

左手で持ち上げて、右手でキャッチ!!

上から落としたのをキャッチできるかな?

なかなかキャッチできない子は、職員がおてだまをキャッチするところを見て

「先生の手マジックみたい!」

と驚いていました。

 

コロコロとおてだまを転がしながら悪戦苦闘する子もたくさんいます。

折り紙や工作が苦手だったり、お箸を持つのが苦手だったりと、不器用さを感じることが多い子もいますが、このような遊びを通して距離感を感じたり、目と手の協応を高めていけたらいいなと考えています。

 

できなくて悔しい気持ちを、次はやってやるぞ!という気持ちに変えて頑張る姿がかわいらしかったです。

このように、気持ちの切り替えができるようになるのも大切なことですね。

 

おじぞうさん・・・こんにちは!(頭の上からキャッチ!)

【おーナイスキャッチ!!上手にキャッチできたね♪】

 

お次は・・・

みんなで手をつないだら円を作り、

♪つーる、つーる、かーぎになーれ、さーおになーれ♪

と歌に合わせて渦巻状に移動していきます。

このわらべ歌はみんなで手をつないで行うもので、約束は1つ!

絶対に手を離さない事です!

手をつないで渦状になっていくのはなかなか難しい・・・・

 

この遊びをしいてすごく実感しました。

前回行った時は、手をつないでいる子どものと子どもの間に職員が入って手を繋ぎサポートしていたので安定していましたが、今回は職員が渦状の先頭と終わりについただけです。

止まっている時ですら、お友だちの手を後ろに引っ引っ張ったり、ぐにゃぐにゃしたりして、なかなか安定しません。

でも、1本のつる(植物のつる)になったつもりで、子ども達も歌を歌いながら少しずつ渦状になっていきます。

ぐるぐるうずまきになると、周りとの距離も近くなりますが、子ども達はとっても楽しそう。そして2重円が作れました。

と、ここまではできましたが、次は一番外側にいる子どもが手をつないだまま上に挙げてもらい、先頭の職員から・・・小さなトンネルをくぐって

結び目がほどけるようにして、元の円に戻ります。

 

「あ~、最後がまんまるならかっこいいんだけどな・・・。」

と言うと、気づいた子ども達がスススス・・・と動いて、綺麗な円になることができました。

歌に合わせて動いたり、止まったり、周りのお友達の動きに合わせながら動く、その中で接近が生まれ、ぶつからないよう、足を踏まないよう注意しながら歩く様子がありました。

また次回は、歌が終わるころに合わせて、ピッタリまんまるになれたらいいなと思います。

 

最後は・・・

♪おーちゃをのーみにきてください♪

歌に合わせてコップを運びます。

ガラスのコップを使って行うので、みんな落とさないように慎重に慎重に歩きます。

次の人に渡すまで、落とさないように、落とさないように・・・そーっと。

この緊張感が、子ども達の楽しそう!やりたい!気持ちに繋がっていきます。

 

このドキドキ感を感じながら、次の人に渡していきます。

♪はい、こんにちは♪(ホッ)

♪いろいろお世話になりました♪

 

錦ヶ丘保育園の年長さんは、12月に行われたフェスタで、カフェを実施。

「ぼく、この前のフェスタで運んだからできるよ!」

とやる気満々。今回も背筋を伸ばして、慎重に慎重に運ぶことができていました。

いつかみんなで、本当のお茶を運べたら楽しそうですね・・・

 

最後にこのわらべ歌を使った絵本を読んで今日はおしまい。

みんな、絵本を読みながら

「おーちゃをのーみに来てください♪」

と口ずさみながら、絵本に出てくる面白いお友達との出会いを楽しんでいました。

 

次回のわらべ歌では、どんな歌が出てくるのかな?お楽しみに・・・。

 

 

まふぃん錦ヶ丘 岡田

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