お知らせ

2023.10.27

ブログ

10月 園長のつぶやき(錦ヶ丘)

先日、姉妹法人の認定こども園錦ヶ丘のフェスタ見学に行ってきました。

まふぃんに通っている、こども園の子ども達から「ダイオウイカ作ってるんだよ!」「ホテルのテレビを作ったんだよ!」と途中経過は聞いていました。ダイオウイカにホテルのテレビ??と想像するとちょっぴりクスッとなるようなワクワクするような・・・

日常の保育からの延長がコンセプトのフェスタ。子どもたちの作品からは、子どもも大人もたくさんの話し声が聞こえてくるようでした。

小さな手で一生懸命つまんで作ったどんぐりのオブジェからは「ほら、見て」「わぁ、どんぐりだね」と子どもと大人の優しい会話。迫力満点の恐竜の置物からは、元気いっぱい友達と恐竜ごっこをする子ども達の声。部屋いっぱいに広がった積み木の街は、きっと何度も崩れてはやり直しをしたのかもしれません。子ども達の「一緒に道路を作ろうよ?」「いやだ!お家が作りたい」と、この時期ならではの友達同士のやりとりが聞こえてきそうです。壁一面に上がったかわいい手形の花火は「見て!見て!」と声が聞こえてきそうなくらいに自己主張をしています。

そして、年長クラスの海の作品。大きな海に泳ぐ魚たちに、大迫力のダイオウイカ!みんなで一つの作品を作り上げるには、どうやって作るか話し合い、うまくいかない時も話し合い、みんなが同じイメージを持って作りあげるために大人も子どももたくさんの対話を重ねてきたことが見えてきました。どのクラスの作品からも、その年齢に応じた日常の会話と対話のどちらもとても大切にしていることが伝わります。   こども園フェスタのブログはこちらから!

 

映画「こどもかいぎ」の監督豪田トモさんは、「会話は感情と情報を交換するもの。対話は思考と思想を交換するもので、会話よりももっと深いところにあるものを相手に伝えること。子どもにとって対話で出会った自分と違う意見は、発見になる」と話されていました。フェスタで感じた会話と対話の成長の過程は、子ども達が大きくなった時に相手の意見も聞き、自分の意見も発信することができるための土台なのかもしれません。話し合いに参加し、存分に自分を発揮するためにもまずは日常の会話と対話を大切にして、話を聞くって面白い!話をするって楽しい!の土台をしっかりとしていくことの大切さを感じたフェスタでした。

まふぃんの小中学生の中には、相手の意見を聞くことや自分の意見を発信することを苦手とする子ども達もいます。今年度、話し合い活動を盛んに行い聞くことや話すことの経験を積んでいます。最近の議題は「ハロウィンについて」。昨年度までは、大人が大枠を提示してその中の詳細を子ども達が話し合い、作り上げていくハロウィンでした。しかし、今年度は子ども達だけの話し合いでイメージもゼロからのスタート。たくさんの意見から、いくつかに絞っていくのも子ども達。そこから、それについての具体的な話し合い。相手の意見を聞き、時には反論し、それでも相手の意見を聞きながら全員が納得した形で決まった今年のハロウィン。楽しんで欲しいなと思う反面、ちょっと失敗・・であってもいいと私は思っています。それがまた、なんでダメだったんだろうと皆で対話を深めるチャンスだからです。私たち大人同士もそんな子どもたちの成長のチャンスの為にたくさんの対話を重ねていきたいと思います。

ちなみに、ダイオウイカとホテルのテレビの謎・・。年長クラスの大きな海に泳ぐダイオウイカ。それを見ながら、ゆったりと過ごせるリゾートホテル。そのお部屋でソファーに座って観られるテレビ!なんとも、子どもの発想は面白い!

こんな素敵なホテルでゆっくりとくつろぎながら、子ども達との会話を楽しみたいなと夢が膨らみます。

 

まふぃん錦ヶ丘

吉村

お問い合わせ

児童発達支援事業所まふぃんのウェブサイトにお越しいただき、誠にありがとうございます。 当施設に関するお問い合わせは、お電話にて受け付けております。お気軽にお問い合わせください。

まふぃん(上之園町)

TEL 099-250-9361

受付時間/9:30~18:00 ※日・祝を除く

まふぃん錦ヶ丘(吉野町)

TEL 099-210-7840

受付時間/9:30~18:00 ※日・祝を除く

塔ノ原福祉会の採用・求人情報
私たちと一緒に楽しく真剣に働きませんか?採用情報はこちら