お知らせ

2019.04.27

まふぃん錦ヶ丘未分類

小麦粉粘土(錦ヶ丘)

本日の児童発達支援部門の活動は「粘土あそび」でした。

まふぃん の粘土遊びは「小麦粉粘土」を使うことが多いです。

口に入っても安心な事(もちろん口に入れないように注意して見ています)、

小麦粉粘土を作る過程にも療育的な要素が多く取り入れられているためです。

 

材料は「小麦粉」「水」「油」、この3つ。

 

 

さあ、この3つの材料からどんな療育の世界観が広がっていくのかご紹介します!

 

まずは大きなタライに小麦粉を入れます。サラサラサラ〜

それいけ~!

子どもたちの反応は……「わあ〜」と言いながら両手で触ってみる子、

恐る恐る触ってみて「ふわふわだね」と笑顔になる子。

初めて見る真っ白な粉にビックリして固まってしまう子。

初めて見る、触ったことない……

 

でもみんなが触るなら自分も触ってみようかな!

 

これは1人で遊んでいても起こることのない感情で、

苦手だけれども挑戦してみようと思うその子なりの大きな一歩となっていきます。

 

次は、水を入れます!ドボドボドボ〜

ちゃんと待てるよ!

 

このタライの縁を掴む手。

「ちょっと待ってて」の時間です。粉で存分に遊んだ後に水が入ります。

子どもたちにとってとてもワクワクする瞬間ですね。すぐに触って遊びたい!

その気持ちをちょっとだけタライの縁を掴むことで「待ってて」をしてもらいます。

 

保育園、幼稚園、小学校での生活は自分本位な衝動だけでは過ごせません。

相手に合わせたり、待たなければいけない場面がたくさんでてくるかと思います。

そのためにもまずは、やりたい気持ちを我慢してちょっとだけ待ってみる。

まふぃんではこの「ちょっと待つ時間」を日々の療育に取り入れ、徐々に待てる時間が長くなっていく子ども達を見てきました。

錦ヶ丘での子ども達の成長も楽しみですね。

 

さて、小麦粉と水の入ったタライはというと、まだドロドロの粘土です。

 

ドロドロの感触が苦手な子どもはタライから手を離し、じっくりと様子をうかがっています。

そんな時私たち職員は、無理に触らせようとしたり言葉で誘導することはしません。

その子が触りたくなる瞬間を待ちます。それが今日の活動中でなくても、

繰り返しの活動の中で必ず自分から「やってみたい」という日がやってくるからです。

 

 

ここからは油を入れて一気に混ぜていきます。油を入れることによって、手にくっつきにくくなるんです。

「まーぜまぜ」「もーみもみ」、子ども達と呪文のように唱えて、ようやく小麦粉粘土の完成です!

 

粘土が出来上がると、今まで様子を見ているだけだった子たちも笑顔になり「ちょうだい」と粘土をもらいにきます。

ちぎったり、丸めたり、伸ばしたり・・・思い思いに感触を楽しみます。

指先を使って丸めたり、手首をひねってちぎったり。

何気ないこの動作も、力加減や指先の感覚などなど刺激がいっぱいです。

 

おいしいパンを作りま~す

 

粉から作る小麦粉粘土遊び。まふぃんでは定番の活動の一つです。

定番な活動だからこそ見えてくる、子ども達の変化が楽しみです。

 

まふぃん錦ヶ丘  吉村

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