どっちにする? 

放課後等デイサービスで、おやつに出すおにぎり用のお米をきらしてしまった時の事です。

普段なら、買い物体験の機会ととらえて ①高学年がお米を買いに行く ②100円で子ども達がお菓子を買う 等の体験活動をしていました。

この機会に子ども達の何を育てたいのか、職員で話し合った結果、今回は「子ども達におやつを決めてもらう=話し合い」をねらいにして活動をすることにしました。

 

参加する子ども達は、自分の意見を出せる子ども、おやつ作りの経験が豊富な子どもが多く、意見はたくさん出ると予想が立てられました。

けれども、自分の意見を押し通したい気持ちが強いお子さんもいるので、一つに決めることに時間がかかりそうです。

話し合いのポイントは、みんなで話し合っておやつを決める事ができること。話し合いはまとまったのでしょうか!?

ご紹介したいと思います。

 

 

「ごめん!、お米がなかった」「おやつ、どうしよう」

 

即座に返ってきた言葉は「おやつ、買いに行けばいいじゃん」

そうきたか!

「そうなんだけどね・・・ほかにないかな~と思って。今日のおやつはどうするか、みんなに決めてもらいたいんだ」

話し合いのテーマを子ども達に投げかけ、話し合いのスタートです。

 

活発な意見が出る!

子ども達の意見を引き出すためにリーダーを決めず、フリートークという手段を選びました。職員は見守りに徹します。

「プリンがいい! 本も持ってるよ」

「お菓子を買いに行くのがいい、すぐに食べられる」

「プリンは時間がかかるよ。冷蔵庫で冷やさないといけないし、時間内に終わらないよ」

「ポップコーンがいい。 簡単に作れる」

「ホットケーキは、簡単だよ」

「プリン、プリンがいい」

みんなが自分の意見を言いますが、平行線のまま・・・でも話し合いの中で自分の意見を言う時は手を挙げて発表する姿が出てきました。

「決まるかな~今日は話し合いで終わっちゃうのかな~」

「どうするの?」

と声掛けをすると、高学年の子どもが、「多数決で決めよう」と提案しました。

 

選択肢を絞る

「多数決で決めていい?」

全員が頷きます。結果は・・・

ホットケーキ派とポップコーン派に意見が分かれました。

 

どっちにするか!?

ポップコーン派の男の子たち3人は、「簡単に作れるんだよ」と主張します。

ホットケーキとポップコーン。どっちも作る!という選択もありましたが、今日は話し合いでおやつを一つに絞ることがねらいです。

「ポップコーン、嫌いな人がいるかもよ」「作り方がわからないよ」

ホットケーキ派の子どもたちが意見を述べます。

どうなるのか、しばらく見守っていると、ポップコーン派のB君が「ホットケーキにする」と発言しました。一番ポップコーンがいいとこだわっていたお子さんです。すると、他の2人も「ホットケーキにする」とすんなりと意見が変わったのです。

ホットケーキ派の意見に押されてしまったのかもしれませんが、このままでは決まらない、と判断したのでしょう。B君、すごいよ!

 

このように、今回は子ども達が主体になっておやつ決めができました。

フリートークという形で行うことにより、子ども達がどんどん意見を出してくれとても感動しました。

 

子ども達を信じてやってもらう → 方向性が変わってきたら、大人が修正する

この過程が大切なんですね。大人はしっかりと見守る、それがとても重要なんだ、と気付きました。

自分たちで話し合い、問題を解決していく、これらは生きていく上で大切な力です。「だれかに言われたから、みんなが言ったから~しました」ではなく、自分の意見を持ち、周りの状況を考えて決めていく、その方が人生楽しいですよね。

相手の話を聞いて、自分の意見を振り返り、問題を解決していく、このプロセスを今回の活動で子ども達が教えてくれました。

話し合いが苦手、という大人も沢山います。子どもの時から、身近な課題を皆で話し合って決めていく経験をして、話し合いが好きな子ども達になってほしいと思います。

 

その後はホットケーキに何をつけるかみんなで決め、話し合いは盛り上がりました。

「最初から最後まで、自分で作ったのは初めてだった」と言ってくれた小学1年生のC君の言葉が嬉しいでした。

また、みんなで話し合って楽しいことを考えていきましょう!

 

まふぃん 末吉

施設長通信(まふぃん)

まふぃんは鹿児島中央駅近く、ナガヤタワーの1階にあります。まふぃんでは、このナガヤタワーの住人さんとの交流活動を大切にしています。私は前年度までまふぃん錦ヶ丘(吉野)に勤務しておりました。まふぃん(上之園)に勤務してから前職ではなかなか実施することができなかった地域との交流を通じた療育に参加し、そのありがたみを感じています。今回は70代、80代、90代のナガヤタワー住人さんとまふぃんのこどもたちの交流活動をご紹介します。

 

「児童発達支援(2歳~小学生まで)」


まふぃんの前には小さな花壇があります。そこに、5月頃、グループ園の認定こども園錦ヶ丘の保護者から頂いた芋の苗を植えました。せっかくなので、ナガヤの住人さんもお誘いして一緒に芋ほりをすることに。いつもナガヤタワーの中庭ですずめに餌をやっている90歳のAさん含め3名の方が参加してくれました。

子どもたちはナガヤの住人さんと一緒に長く伸びた芋のつるを引っ張りますが、なかなか芋が出てきません。

「お芋はあるのかしら?」「ここをもって引っ張ってみて」などナガヤ住人さんから声がかかり、笑い声が響きます。

土や粘土など、さわり慣れない感触が苦手な4歳のB君は、最初はみんなが芋ほりをするのをじっと見ていました。そのうちに、みんなの楽しそうな雰囲気や、Aさんに「おいで」と誘われるとなんと一緒に芋ほりに参加。「土を掘ったらお芋が出てくる!楽しい!」という経験から、苦手な感触もなんのその!一生懸命にお芋を探すB君でした。結局土の中から出てきた芋は小さいお芋が10個程度でした。収穫は少なかったけど、大人も子どもも楽しい雰囲気で活動ができました。

なぜ療育で地域の方との交流なのか?それは、ただ交流をすることだけではなくそこから得られるたくさんの学びがあるからです。挨拶の仕方や話の聞き方、初めて会う相手で少しドキドキしてしまうけれど勇気を出して「こんにちは」と言えた経験が、子供たちがこれから社会に出ていく最初の一歩になるはずです。

 

「放課後デイサービス(小学生~中学生)」


年賀状・暑中見舞・敬老の日にお手紙を書いたり届けたりします。この経験を通じて手紙の書き方や、訪問の際のマナー、コミュニケーションの取り方を学びます。敬老の日のお手紙です❣ ~ナガヤ交流~ また、クリスマス会やサンマを焼いて食べる会なども行っています。多世代の方々と一緒に料理をすることや、食事をしながら会話をすることは、子どもたちの社会性を養うためにも必要な経験の場としてとらえています。

先日、お手伝いの一環として、手首をケガした住人さんの部屋掃除に行った中学生のCさん。掃除が終わったと報告すると、「ありがとう」と感謝の言葉を言ってもらえたことがとても嬉しかったようです。

これから先、どんどん地域に飛び出して地域の一員として生活していく子ども達。自分のことだけではなく、周りの状況や困っている人たちにも目を向けて「手伝いましょうか?」「私にできることはありませんか?」優しく声をかけられるようになってくれればと思っています。

 

 

お隣近所の方が支え合い、助け合い、協力しながら生活することがコンセプトになっているナガヤタワー。世間ではお隣近所の方と交流が少なくなってきている今、まふぃんの子どもたちはお手伝いや活動を通して地域の方々多世代間の交流を行っています。家庭や学校、幼児教育施設では学べないコミュニケーションスキルや思いやりを養う場でもあると思います。この時期の体験が大人になってからの基礎となるはずです。

 

こんな素敵な環境近くにあり、素晴らしい経験ができることはまふぃんにとっての財産だと思っています。

 

 

 

次は花の苗植えを一緒に手伝ってください!と住人さんにお願いすると「私が植えたらお花が元気になるの」と快く引き受けてくださいました。お花だけではなく、私たちも子どもも笑顔にしてくれるAさんやナガヤの住人さんに感謝しています。いつもありがとうございます。

 

まふぃん施設長 伊集院

お手伝い隊!

今年度から発足した「まふぃんお手伝い隊」!!

 

高学年を中心にナガヤタワーの事務局から

お仕事依頼を受けて子ども達が日々頑張っています。

今までにナガヤタワーの周りの花壇の草取りや側溝掃除、子ども食堂のお米とぎ等様々な仕事依頼を受けて来ました。

その中で電話対応のマナーや訪問のマナー、敬語を使って話す等の普段の活動では経験のできない社会のマナーを

子ども達自身で学ぶことができていると感じているところです。

 

今回は半年のお手伝い隊を通して、変化したお子さんについて話していきたいと思います。

今年5年生になるA君。高学年となり、まふぃんの通常の活動あんまり楽しくないなと言っていました。

まふぃんお手伝い隊が発足し、中学生が代表としてお手伝いに行く姿を見て

「何しに行くの?」

「いいな~いってみたいな‥」

と口にするように。

職員は「どうしたら行けるんだろうね~」

とただ一言彼に伝えました。

すると、、

学習時間のんびり学習したり、お喋りが絶えなかったA君が一生懸命机に向かい、

静かに勉強しているではありませんか!!💦✨

高学年の活動に憧れ、自分も参加したいという気持ちから彼自身で考え、行動が変化した瞬間でした。

お手伝い隊にいざ選ばれると

「よっしゃ!」とガッツポーズ!

「頼りにしてるよ~」と声を掛け、送り出しました。

いざお手伝いに行くと汗だくになりながら誰よりも頑張ってくれました。

「ありがとう、A君のお陰で助かった~」と声を掛けると

「頑張った!疲れた~!」と言いながら、満面の笑みを浮かべていました。

「依頼がまたあったらお願いね!」というと

「任せて~!」と返事をしてくれました。

それから登園するなり

「今日の活動何するの?」

「お手伝いあるの?」

「なんか作って見たいんだよな、棚とか」等

自分からやってみたいこと・できる事を発信してくれるようになりました。

 

 

誰かに頼まれ、ありがとうと言われるのは私たち大人でも嬉しいですよね。

依頼されたお仕事を一生懸命取り組み、

感謝される経験を通して子どものやる気や自信に繋がると感じました。

職員もそのやる気に負けぬよう子ども達にどんな姿になってもらいたいかを常に考えながら、

子ども達主体で取り組んでいけるよう支援していきたいと思います。

頑張ろう!

まふぃんお手伝い隊!

 

松野

敬老の日のお手紙です❣ ~ナガヤ交流~

まふぃんが大切にしている活動に中に、ナガヤタワーの住人さんとの地域交流があります。

今までの交流を通して、訪問のマナーや言葉遣いも少しずつ身についてきました。

今年4年目を迎える住人さんとの交流の様子です。

交流が始まった頃は、ぎこちない様子でしたが、この2年ほど、ぐっと距離が近くなり

お互いの顔を覚え、笑顔でお喋りをし、交流を楽しみにしています。

少し前のお話になりますが・・・

放課後等ディサービスの子ども達は敬老の日のお手紙を渡しに、住人さんのお宅を訪問しました。

 

今回、交流で一番大事にしていた事は  “訪問のマナー(所作)”です

・気持ちのいい(嬉しい)訪問の仕方は?

・子ども達は、しっかりと出来ていたかな?

など今一度、子どもたちと訪問の仕方を振り返ってみました。

~今回の訪問のねらい~

『訪問の仕方を知り、実践に活かす事が出来る』

『訪問をした時に、最後まで落ち着いて行動が出来る(ドアが閉まるまでその場にいる)』

 

〇 ロールプレイ

「ナガヤの住人さんのお家に行く時に、どうすれば良いか知っている?」

「知ってる!」「挨拶をして、まふぃんの○○です。と言うよ」

「後、何をしに来たかも言わないといけない」

よく分かっていますね~

では、実際にやって、もらおうかな。

中学生のA君にお手本をしてもらいました。

 

子:「こんにちは」

職:「こんにちは」

子:「まふぃんの○○です。敬老の日のお手紙を持ってきました」

「受け取って下さい」

職:「ありがとう」

子:「失礼します」

さあ!この後が大事です。

“ドアが閉まるまでその場にいる事”

どうかな・・・

 

A君、さすがです。

ドアが閉まるまで、その場にいる事が出来ました。

ドアが閉まる前に、立ち去ってしまっては相手の方に失礼ですよね。

 

見ていた小学生は「A君すごい~」

目をキラキラさせて見つめていました。

 

〇お手紙を渡しに行こう!(実践)

グループに分かれて、住人さんお宅へ。

練習した時のように出来るかな・・・?

緊張した面持ちでインターフォンを押す子ども達。

住人さんが出て来られると、

「まふぃんの○○です。敬老の日のお手紙です。」

「僕たちが書きました。どうぞ」

と、丁寧に渡す事が出来ました。

笑顔で出迎えて下さった住人さんに、子ども達も安心したようです。

落ち着いて手紙を渡したり、質問に答えたお喋りも楽しんでいました。

ここまでは順調♪

では、今回の訪問で最も重点を置いていた事。

“ドアが閉まるまでその場にいる”

覚えているかな・・・

 

結果はどのグループもばっちり

ドアが閉まるまで、その場に立ち対応する事が出来ました。

子どもたちも成長すると社会に出て行きます。

その時に大切なるのが、

・目上の方への接し方

・場に合わせた振る舞い方

・訪問のマナーになってきます。

相手に合わせた言葉遣いや、訪問のマナーは私たちが子どもたちに言葉で伝えるだけでは身に付きにくいですね。

まふぃんの子ども達は、地域の方たちとの触れ合う経験を重ねる中で、

相手に合わせた関わり方や場所や状況に応じた行動のとり方、

相手の気持ちを考えた関わり方を、経験を通して学んでいますいます。

 

数日後・・・

「お手紙を貰って嬉しかった」と、住人さんが返事を書いて持ってきて下さいました。

地域に住む方たちとの交流が減少している今、まふぃんでは地域の方たちとの触れ合い、

交流が盛んにおこなわれています。

ナガヤの住人さんいつもありがとうございます!

 

今後も住人さんとの交流を計画しています。

どんな交流になるのか楽しみです!

 

 

まふぃん

寺田

 

 

 

 

ドーナツを買いに🎵

先日の放課後等デイサービスでは買い物体験をしました。

コロナ予防で人込みをさけ、公共の場に行くことが出来なかったので久しぶりの買い物に子ども達はワクワクしていました。

地域の中に飛び出し、買い物体験をすることを通して、次のような経験をすることができます。

・交通ルールを守る

・お店の中での立ち振る舞い方

・品物の選び方

・支払いを待つ

・レジでの店員さんとのやり取り

・お金の支払い方

・おつりや領収書のもらい方

等々です。

これまでも100円ぴったりでおやつを買う、お金の扱い方や計算、両替の仕方などの活動をしてきました。

今回は、自分で決めたドーナツを選び、一人でお金の支払いができることをねらいにしました。

お店についてから何を買うか決める事が自然な流れですが、選ぶ種類が多いとどれを選んでいいか迷って、時間がかかる子どもが多いからです。

 

 

300円で何が買えるかな?

ドーナツの種類だけ、掲示すると、

値段はいくらなのだろう? 何個買えるのかな? とたくさんの疑問がわいてきます。

「パソコンを貸してください」一人の子が発言がきっかけで、他のペアもパソコンを借りにきました。

調べる方法を見つけたら、さすが現代っ子です。ドーナツ屋さんのホームページから値段を検索していましたよ。

低学年の子も自分で選び、それを優しく上級生がサポートしてくれました。

 

買い物へ行く前にみんなで確認!

買い物のマナー、お店の過ごし方は子どもたちよく理解していました。

静かにする、選んだドーナツをもとにもどさない、他のお客さんの邪魔にならないようにする等など、たくさんの意見を発表してくれましたよ。

見通しを持つことで、買い物へ行きたい気持ちが強くなりました。初めてドーナツ屋さんへ行くお子さんも、上級生がいるから心強いです。

 

いざ、買い物へ!

店内は他のお客さんがいて混んでいました。

「僕から行きます」先陣をきったのは中学生です。

B君の成長!

支払い場面で「袋はいりますか?」と予想外の質問がありました。一瞬考えて「お願いします」と答えたB君。「袋代、3円いただきます」と言われ、お金が足りるか不安そうな表情になりましたが、会計を見て冷静に支払うことができました。

帰り道、「緊張したわ~あせった。」と皆に話していました。以前のB君なら「どうしよう」とその場でかたまり、「無理だ・・・」とネガティブな感情になっていたと思います。ちょっと頑張ればできる、という活動の積み重ねや日常生活で買い物をよくしているので、予想外の質問や状況に対応できる力が育っていました。B君の成長に嬉しくなりました。

ドーナツ、おいしかったですね!

振り返りでは、下級生はみんなドキドキ緊張したこと、上級生は他のお客さんのことが気になった、早くしてよ~の雰囲気を感じたことを発表してくれました。

次はもっと支払いをスムーズにできるようになりたいですね。

 

あらためて、まふぃんの周りにはいろいろな経験ができる環境がたくさんあることに気づかされました。毎日が体験的な学びをしているのだな、と思いました。なんだかワクワクしてきます。

日々の活動で得た力(見る、聞く、伝える、待つ、判断する、行動する等々)を日常生活で活かせるように、これからも活動を工夫していきたいと思います。

 

まふぃん 末吉

秋の田んぼは黄金色でした(上之園)

今年度、川上町にある橋口農園さんの田んぼをお借りし、お米作りを行っています。

先日、稲刈り前の最後の観察に行ってきました。

昨年度は見れなかった『黄金色の田んぼ風景』。

今回は子ども達に見てもらいたいという思いがありました。

田んぼに着くなり、「黄色になってる!」「綺麗っ!」と驚きと感動した様子の子ども達。

景色や稲、生き物の変化や成長を実感できた1日となりました。

 

8月に行った橋口農園での観察では、まだ稲は緑色でした。トンボやバッタなどの生き物もたくさんいて、触れる機会もありました。

 

今回の観察で経験したこととは??

さて、今回は...。

 

少しずつ、秋の訪れも感じられるようになってきた9月末。

稲の大きさや色の変化・成長や田んぼの環境に気付いて欲しい、実際に生き物に触れる経験をして欲しいという思いがありました。

そこで、今回の活動の前に前回の観察で見つけた生き物を写真で振り返ったり、分からない物を調べたりして関心を深める時間を設けました。

 

橋口農園に到着してすぐに、「あ!稲が茶色になってる!」と気付いた子ども達です。

辺り一面が田んぼで埋め尽くされた田んぼに興味津々な様子でした。

今回もあぜ道を歩いて観察を行いました。

職員からの「前、見た時と変わっている所はあるかな?」質問に

「水がなくなってる」「田んぼの土が割れてる」と子ども達。

 

見て!割れてるよ!

 

水がなくなってパリパリ。

 

前回の田んぼの様子との違いを実際に感じることが出来たようです。

 

「こっちの稲は黄色だけど、こっちは赤紫だ」「種類が違うのかな?」「病気じゃないよね?」

 

黄金色の稲

 

赤紫色の稲を発見しました!

実際に触れて見ることで稲の違いにも気付くことができたようでした。

 

 

沢山の生き物にも出会いました

普段は街中に住んでいる子ども達。生き物に触れる機会が少ない子もいます。

実は、前回の観察の時には「気持ちわる~い」「怖い!」と触れることが出来なかった子もいました。

ですが...。

上を見ればトンボ、下を見ればカエル。

この中には何がいるでしょう?

 

正解はカエルでした!

 

見て!2匹 捕まえた!

 

こんな生き物も。

 

ニョロニョロ...

街中に住んでいると見かけることのないヘビ。

ヘビの皮も発見!

 

虫網、虫かごを手に大興奮の子ども達でした。

何度も経験をしていく中で触れなかった子が興味を持ち、自ら手を伸ばす姿もありました。

 

 

さて、10月15日に稲刈りをしてきました。

「僕が食べている茶碗に入ったご飯にする為には、何粒あったらいいのかな?」橋口さんにそんなことも聞いていましたよ。

たくさんのヒントをもらって子どもたちは

「茶碗に入れて数えてみる?」 「一房についた米を数えてみる?」 「パソコンで調べる?」

疑問からまた、新たな学び・発に繋がりそうです。

その前にまふぃん田んぼ(まふぃんの園庭でもバケツでお米作りの真っ最中です)

美味しいお米が食べられますように。

 

まふぃん 岡部

内部研修 ~童心にかえって~

9月10日、中秋の名月の日に、まふぃん上之園、錦ヶ丘の職員一同が集まって、内部研修をしました。

今月の研修内容は

・地域交流について(錦ヶ丘の取り組み)

・3歳児の定型発達について

・童具(和久洋三さんの開発された積み木)について

の3本立てです。

内部研修の最大の目的は、療育の質の向上です。

それでは、研修の様子を振り返ってみます。

 

〇プレゼン発表

 

地域交流の発表では、錦ヶ丘まふぃんの地域交流、お手伝い隊の取り組み方、それを通した子どもたちの変化について学びました。

ザリガニバスターズの活躍やこども園、保育園、地域の方との交流の中で社会性や自発性が育まれていく事、人とのつながり社会資源を活かし行くことの大切さを再認識しました。

上之園まふぃんの職員は、新たな支援方法に気づくことができ、地域交流の視点が広がったと思います。

 

3歳児定型発達では、子どもたちの発達の目安、支援の在り方を振り返る機会になりました。

お喋りに夢中になるお子さんは、今言葉を覚えている時なんだな、自分でする!と言って次の行動に切り替えられない時は、今自発性が伸びている時なんだな、と思い出すと心に余裕が生まれ、子どもの気持ちを受容することができます。

発達の目安を知ることは、療育の目的や支援内容を話し合う時にとても重要だと思いました。

 

〇童心にかえって、童具で遊ぼう!

 

童具の研修では、こども園の田中さんが講師になって、開発した和久洋三さんの思いや童具の性質や意図をわかりやすく説明してくださいました。

特に

・なぜ白木(色がついていない)なのか?

→木目の温かさ、木の呼吸を感じる、色へのこだわりをなくし、色がなくても子どもたちは組み立てながら色を想像している

・なぜ角を残しているのか?

→直方体、立方体などが組み合わさる中で、角があるとぴったりと重なるため、一つの物体として見ることができる

危険を予測しながら遊ぶことができる

等、深い意図があることを知り、童具の素晴らしさに感動しました。

 

たくさんの童具を目の前にすると、何か作りたいな!というワクワクした気持ちが高ぶってきます。

実際に職員も遊びましたよ!

“2人組でレンガのお家を作ってみよう”

“屋根をつけよう”

おもしろい~

これ、どうする?

ここから、どうしようか?

などなど、夢中になって遊ぶことができ、新たに考えさせられる経験が沢山出来ました。

子どもたちもこんな気持ちなのでしょうね。

 

今回の研修を通して、支援者側の目的や意図と共に、子どもの気持ちはどうなのだろう?と想像することが大切なのだと再認識しました。子どもたち自身がやりたいな、やってみたいな、と思う気持ちを引き出すこと、大人も一緒に遊ぶことも大事だと。

 

上之園と錦ヶ丘、こども園と保育園、これからも様々な研修をする場が設けられています。

研修で学んだり感じたりしたことを、みんなで話し合い考えながらより良い療育を目指して支援に活かしていきたいと思います。

 

まふぃん上之園 末吉

お米が大変だ―!

ある日、お米を炊こうと玄米の袋を開けると袋の中に虫が…。大変💦

でも、これは子どもの学びのチャンス!と子ども達に見せる事にしました。

登園して、お米と虫の入ったボールを覗き込んだ子ども達。

「虫がいる!」

「お米を食べるの?」

「これ何ていう虫?」

と興味津々です。米袋の中に虫がいる事、このままではお米を食べられない事、駆除の方法が分からない事を伝えると、調べてみよう!という事になりました。

 

まずは「どんな虫なのか知る」ところから

虫の名前が分からないと調べる事ができません。「何て調べたらいいんだろう?」と考え『お米の虫』と検索すると、出てきた写真と実物を見比べる事にしました。

虫の名前は「コクゾウムシ」

・毒がなく、取り除けばお米は食べられること。

・お米だけではなく、麦やトウモロコシなども食べること。

・気温20℃以上の場所を好むこと

等が分かりました。

 

「冷蔵庫に入れて保管すればいいって書いてあるよ」とコクゾウムシが繁殖しない為の対策方法を見つけた子ども達。しかし、冷蔵庫の中にお米を入れる場所がない為、他の方法を探してもらう事にしました。

 

次に見つけた駆除方法は、水で洗い流すというもの。子ども達も「これで良くない?!」と、簡単な方法を見つけたと喜んでいました。しかし洗ってしまったら長く保存できず、お米を炊いてしまわなければいけないのでは?という事に気付き、これも断念。

 

更に調べていくと、唐辛子で駆除できると分かった子ども達。

「あ!ナガヤのお米にも唐辛子が入ってたよ、虫よけって言ってた。」と子ども食堂のお米とぎの手伝いをしたことのある男の子が気付いていました。

唐辛子で駆除する動画も見つけ、駆除の方法もバッチリ!

 

後は唐辛子を準備して駆除するだけです。コクゾウムシの退治はまた今度と言う事になりました。

 

大人が対応してしまえば簡単に済ませることが出来ることを、子ども達と一緒に解決する事で、子ども達の「問題解決能力」を育むことに繋がります。

「問題解決」のプロセスは

① 問題を見つける

② 状況を把握し、原因を分析する

③ 解決方法を考える、調べる

④ 考えた解決方法を実行する

 

日々、私達の身の回りで起きる問題は、学校の教科のように決まった解き方や答えがあるわけではありません。何が問題かを分析し、どう解決するのかを自分で見つけることが大切なのです。

 

では「問題解決能力」を高める為にはどうすれば良いのか。家庭でもできるのは「答えを教えない」と言う事です。先を知っている大人だからこそ答えを教えることは簡単ですし、すぐ解決できます。子ども達が解決方法を見つけ出せないでいると、私達職員ももどかしく、ついつい答えを言ってしまいそうになりますが、そこをグッと堪えて待つ事が大切です。まふぃんでも子ども達の困ったに「どうしたらいいと思う?」と問いかける声掛けをしています。そうすると子ども達は「○○すればいいと思う!」と自分で考えて、子どもたちなりの答えを導き出していますよ。

 

まふぃん 中村

 

身近な生き物から

この夏休みに橋口農園に生き物観察に行ったり、お手伝い隊として認定こども園錦ヶ丘のアメリカザリガニの駆除に行ったりした子ども達。

自分たちの身近な環境についても考えるきっかけとなった夏休みでした。

 

橋口農園で生き物観察

7月30日まふぃん上之園と錦ヶ丘両事業所で橋口農園に生き物観察に行きました。

 

見たり聞いたりする経験よりも、実際に体験したことのほうが記憶に残るといわれますが、昨年田んぼでの生き物観察を体験した子は、どんな生き物がいたのかよく覚えていました。

出発前にプリントでも確認。

 

橋口農園に付くと、田んぼに行く前にどんな生き物がいるのかスライドで説明がありました。

出発前にプリントで確認していたため、

「前に見たことがある。」

「去年はいなかった。」

など、反応のよい子供たち。

 

説明の中で、橋口さんから

「田んぼの土のところだけでなく、空にも水の中にも生き物がいます。下だけでなく上の方もよーく見て探してね。」

とアドバイスを頂きました。

どんな生き物がいるのかや、見るポイントが分かったところで、いよいよ田んぼの観察です。

 

橋口さんに続いて田んぼに入っていくと、

葉っぱと同系色のバッタやカマキリやキリギリスをすぐに見つけられる子。

あそこにいるよといって指さしても、なかなか見つけられない子。

地面ばかりを見て探す子。

空や水の中も注視して探す子。

机上の勉強だけでなく、植物の中から同系色の生き物を見つけたり、動くものを目で見て追いかけたりする体験を通して、「見る力」を育てることも大切だと改めて感じました。

前回橋口農園で、卵の殻を割って雛になる様子を見たり、小さな雛の温かい命に触れたりした子ども達。その様子はこちら→いざ、田んぼへ!

合鴨が、田んぼの虫を食べたり、水かきで田んぼの水をかき回したりする田んぼでの役割についても教えてもらっていたので、かわいいと思うだけでなく、それも意識しながら観察していました。

 

食物連鎖

橋口さんが透明のカップに田んぼの水を汲んでみんなに見せてくれました。

小さな緑色の粒があちこちに浮いています。よく見ると小さな緑色の粒は、小刻みに動いています。

「これはミジンコだよ」

微生物→小魚や昆虫→カエル→ヘビ→野鳥の食物連鎖があり

橋口農園の中でも小さな微生物から大きなトンビまでの生態系ピラミッドがあることを教えていただきました。

橋口さんが、子ども達の捕まえた生き物を一匹ずつ説明したくれた中で、昔は田んぼにたくさんいたタガメが、今は絶滅危惧種ということも知りました。

外来種を知る

橋口農園の生き物観察だけでなく、まふぃんの子ども達は、隣の認定こども園錦ヶ丘のビオトープのアメリカザリガニの駆除についても取り組んでいます。

アメリカザリガニは、外来種で、在来種の生態系に影響を及ぼすので、駆除しなければならないことを、こども園の先生に聞いたり、調べたり…。

また、捕獲したアメリカザリガニは、どうしたらいいのかについても、パソコンで調べたり、博物館にメールで尋ねたりしました。

夏休みにうまくいかなった駆除を、今後どうしたらいいのかについても知恵を絞り、自分たちを取り巻く環境について興味を深めています。

 

そうそう…夏休みの別の日に橋口農園に観察に行くと、田んぼの合鴨が見当たりません。

あっこんなところに!

この夏…。人間だけでなく合鴨たちも暑かったようです。土手の陰で涼んでいる姿は合鴨も人間も変わらないですね。

 

お米プロジェクト担当 田尻・岡部

 

防犯訓練

夏休み、放課後等デイサービスでは性教育の一環として、中央警察署の方をお迎えし、防犯訓練(教室)を行いました。

ねらいは「子ども達が危険な場面から身を守る方法を学ぶこと」

 

お巡りさんに聞いてみたいこと

初めての子ども向け防犯訓練という事で、子ども達がどのぐらい防犯について意識や理解をしているのか確認する為に、事前に警察官への質問を募る事にしました。

『警察の人に聞いてみたい事は何ですか?』と書いたボードを準備し、質問事項を紙に書いて貼ってもらう事にしました。

始めは「思いつかない」「書けない」と言っていた子ども達ですが

「どんなことでもいいんだ。聞いてみたい事はない?」と問いかけ、話を子どもたちと話をする中でいろいろな質問が出てきました。

防犯教室当日

さて、防犯訓練当日。ドキドキワクワクの子ども達は、警察官が来る!と背筋が伸びて姿勢もよく、しっかりと話を聞くことができていたと思います。

 

今回の防犯訓練の内容は・・・

 

・DVD鑑賞

「登下校に声を」「公園で遊んでいる時」「一人で留守番しているとき」に不審者にあった時にどう行動すればいいかをクイズ形式で考え学ぶものでした。

子どもたちは2択問題に「どっちかな?」「こっちじゃない」と真剣に考えながえる姿も見られました。

 

・ロールプレイ

「ねぇ君楽しい事があるから一緒に行こう」警察の方とわかっていても、子どもたちは少し緊張したようです。

DVDの内容をしっかり覚えており、「行きません」としっかり言うことが出来ていました。

 

・質問コーナー

夏休みになりバスで通所してくる子どもたちから「バスの中で不審者に合ったらどうすれば良いですか?」という質問がありました。

バスの中では声を掛けられるというよりも、体を触られるなどの危険があるそうです。

バスに乗る時には①通路側に座り、②トラブルに巻き込まれたらすぐにその場から離れる、③周囲の人や運転手さんに助けを求める事を教えて頂きました。

他には、「1日の犯罪件数はどのくらいでですか?」「どの季節が犯罪が多いですか?」

中には、「一人で歩いているときに声をかけられたけど、無視しました。これでよかったのかな?」と体験談についての質問もありました。

どの質問にも丁寧に答えていただきありがとうございました。

 

 

 

子ども達が自分の身を守るために

今回の「自分自身で身を守る防犯訓練」を通して、

・自分が不審者だと思ったら不審者であること

・人気の少ないところは避けること

・1人で出歩けるようになる小中学生が狙われやすい年齢であるため気を付けること

・登下校中にある「子ども110の旗」も探してみる

・危険を回避するための合言葉「いかのおすし(行かない・乗らない・大声を出す・すぐ離れる・知らせる。)」を覚えておく!

といった大事なことをたくさん学ぶ機会となりました!

 

子ども達が自分自身を大切にして、自分の身の守り方を学べるように、私たち職員も子どもたちと一緒に考える機会を作っていきたいと思います。

 

夏休みも残りわずか、ご家庭でも防犯について考えながら、楽しい夏休みをお送りください。

 

 

まふぃん 中村

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