お手伝い隊~1年目の成長~(錦ヶ丘)

今年度、放デイの子ども達が【まふぃんお手伝い隊】で大活躍でした。

まふぃんの中だけではなく、地域へも飛び出し

気が付いたらこの1年間で30個近いお手伝いをこなしてきた子ども達です。

地域へ飛び出せ、まふぃんっ子!(錦ヶ丘)

ご依頼、お受けします(錦ヶ丘)

ご依頼、お受けします。part.2(錦ヶ丘)

今思うとあっという間に30個・・・のような気もしますが

そこに到達するまで様々なお手伝いを経験し、たくさんの人との関りがありました。

「報・連・相」ってとっても大事!

様々なお手伝いを経験する中で子ども達が自然と身に付けていったスキルの一つに「報・連・相」があります。

私達大人が働く上でとても大事なコミュニケーションと言えると思います。

 

報告・・・お手伝い隊の仕事はずっと同じ子どもが受け持つとは限りません。依頼を受けるとまずその日にいる子ども達にも依頼が来たことを伝えます。

連絡・・・どのような依頼か。いつまでに終わらせるか等の内容を他の日にくる友達にメモを残します。

この2つは特に次の曜日に引き継ぐことも多い依頼に対して、まふぃんに来ている皆(チーム)で取り組む為にとても必要な事です。

伝える方法も考えて、自分達の言葉でしっかりと伝達してきました。

皆で1つの仕事に携わることで、伝わるべき内容が伝わっていなかったり、メモ書きを見てもよくわからない!

そんな経験をしながら、子ども達は相手に言葉や文字で伝える力を付けてきています。

 

相談・・・お手伝いを進める上で分からない事、困った事があった際に依頼主に再度確認をしたり、相談をします。

重たい荷物を運んでまふぃんで作業をすることもあるお手伝い。そんな時にこども園から台車を借りることがあります。

運びっぱなしではなく、子ども達の中から

「これってずっと借りてていいのかな?電話で聞いてみる?」

と些細な事でもしっかり確認を取る習慣がついて来ています。

子ども達にとって依頼毎にしっかり期日もあり、全てが大事な「お仕事」です。

このお仕事をする中で子ども達は電話のかけ方や立振る舞い等、たくさんの社会のマナーを学んでいます。

任された事を最後まで責任を持ちやり遂げること。協力して何かを成し遂げること。困ったときにはヘルプを出せること。これらは子ども達が社会に出ていく上でとても大切なことですね。

きっと子ども達は「報連相」という言葉は知らないかもしれませんが、大人になってそういえばこれって?とお手伝いに汗を流した日のことを思い出してくれたら嬉しいです。

 

ちなみに・・・

お手伝いが20個達成した暁には・・・と約束していたおやつパーティー!

ただおやつを食べるだけではなく、一つ一つに値段を付けて100円以内で選ぶという・・・中には「27円の3円引き」という何だこりゃ⁉な値段もいれつつ・・。

まふぃんらしいおやつパーティーになりました。

お手伝い隊2年目はどんな活躍をしてくれるかな?

来年度のまふぃんお手伝い隊にも乞うご期待!

 

まふぃん錦ヶ丘 日髙

認知機能+自信を高めて!【コグトレ】(錦ヶ丘)

3月はあっという間に過ぎていき、今年度もあと残りわずか。

最初の頃は、落ち着きがなくソワソワしていた子が、今では話を聞いて行動できるようになったり、勝負事で泣いていた小学生が、今では気持ちを切り替えて参加できるようになったりと、この1年一人ひとりの成長を感じることができます。

また、放課後等デイサービスで行っている“コグトレ”も、4月の姿と今の姿を見比べてみると、模写が上手になっていたり、数の数え間違いが減っていたり等、できる事が増えてきています。

コグトレを一年通して繰り返し行ってきたからこそ、効果が見えてきたのではと思います。

 

コグトレとは…

・覚える力

・見つける力

・写す力

・数える力

・想像する力

この5つの力を伸ばすトレーニングです。

 

人の話を聞いたり、やらないといけない事を思い出したり…。

普段当たり前のようにしている行動ですが、実は覚える力や見つける力等が必要になってきます。

例えば

覚える力が弱い

→何をするのか忘れてしまう、人の名前を覚えられない

見つける力が弱い

→買いたい物をなかなか探せない、集中が続かない

 

また、5つの力が弱いと「先生の話を最後まで聞けない」「黒板に書いていあるものを写すのが難しい」など、学習の部分にも影響が出てきます。

しっかり話を聞いているのに忘れてしまう、頑張って文字を写しているのにグチャグチャになってしまう…。そういった子ども達の背景からまふぃんではコグトレを2年前に開始しました。

コグトレをもう少し詳しく→https://h-navi.jp/column/article/35027812

 

コグトレで見えてきた成長

今年度の4月に小学1年生となったAさん。

ひらがなの読み書きや数字を数えるのが得意で、学校のプリントを見ただけでは気になる様子が見えなかったAさん。写すトレーニング『点つなぎ』を行ってみると、見本と同じように書き写す事ができませんでした。

 

また、間違っている所を一緒に確認すると「あれ?どこが間違っているか分からない」と気付いていない様子。もしかして見る力が弱いのでは…と思い、しばらく普段の生活の様子を見てみる事に。

すると

・探している物をなかなか見つけられない

・見た物をすぐに忘れてしまう

という姿がありました。そこで、見る力+集中力のコグトレ中心に行うことにしました。

【点つなぎ】

【〇はどこ・数字はどこ】

数字や○の配置を覚えて…

解答用紙に記入する問題です!

 

 

【記号探し】

点つなぎは苦手意識を持っていたので、まずは簡単なプリントから始めてみる事に。

職員の描いた線をなぞってみたり、真っ直ぐの線を書き写してみたり、Aさんのできる所から少しずつ始めました。

また、点つなぎを行う時「できない」と自信のない様子も見られたAさん。頑張った時にはその姿を褒めたり、できた所を注目したり等、自信を積み重ねていけるような声掛けも行いました。

初めは「点つなぎできない」と涙目になっていたAさんでしたが、できた事をを認められた事が嬉しかったようで、少しずつ少しずつ取り組めるように。

点つなぎのプリントが出てきても「頑張ってみる!」とチャレンジできるようになってきました。

こんなに上手に写せるようになりました!

またコグトレだけでなく、活動の中でも変化が!

活動「リアルミッケ」では、目の前にあるシールに気付かなく、何度も何度も探していたAさんでしたが、今では見えにくい場所にあるシールも気付けるようになってきました。

集中して見る力がついてきています。

 

まふぃんでコグトレを導入して約2年

コグトレを始めた事は「本当に効果が現れるだろうか…」と半信半疑でしたが、繰り返し行っていく中で、集中して聞く事ができたり、しっかり見て書く事ができたり等、生活の中での効果が目に見えてきました。

また、苦手な事が少しずつできるようになる事で、自信がつきどんなことにも意欲的に取り組む姿勢も見られるようになってきています。

児発の子ども達もコグトレをしました!

 

来年度もコグトレを継続的に行っていきながら、子ども達のできる事を増やしていき、「できた!」と自信をたくさんつけられるように支援していきたいと思います。

まふぃん錦ヶ丘 亀澤

合同避難訓練(錦ヶ丘)

先月、まふぃん錦ヶ丘・認定こども園錦ヶ丘・錦ヶ丘保育園の合同避難訓練を実施しました。

昨年はこども園の駐車場に全事業所が避難して、避難の手伝いをしたり状況把握をしたりするのが主な内容でした。

今年度は震度6を想定し、二次避難や園への引き渡しを行い避難後の行動についても考え訓練を行いました。

 

事前の打ち合わせ

まずは各事業所の担当が集まって話し合いを行いました。

共通して出た意見としては、子ども達を安全に避難させるのはもちろん、

『災害時に、職員がとるべき行動や必要な対応とはいったい何か』

ということでした。

 

・施設内での待機が困難な時はどうするか?

・避難先やその他の情報を保護者に正確に伝えるにはどうしたらいいか?

などを話し合い、

【避難時の各事業所間での連絡や連携の仕方】

【保護者への災害や避難状況の伝達方法】

この二つのことについて各園ででどう取り組むかを考えました。

 

特にまふぃんは、様々な園から来所しているので、避難場所をはっきりさせておかなければ迎えに来た保護者を不安にさせてしまいます。

今回の訓練ではまふぃん以外への避難を想定し、

①認定こども園錦ヶ丘、錦ヶ丘保育園の児童は、それぞれの在籍園に戻る

②それ以外の子は、より頑丈な建物(今回は改築したばかりの錦ヶ丘保育園)に避難する

③まふぃんに避難状況と避難場所の張り紙をした後、お知らせ配信での現在状況の保護者に知らせる

ことを中心に避難訓練を行いました。

 

訓練開始!

訓練開始の合図をすると、子ども達はすぐにダンゴムシのポーズ!

職員は子どもが落下物で怪我をしないようにマットをかぶせます。

 

揺れが収まったタイミングで、職員が全員の靴を集め、室内から靴を履いて避難します。

また、通常は戸外の広い場所に避難して終わりですが、今回は道路の車が敷地内に入り込んでいることを想定し、真向かいにある吉野寺への一時避難を行いました。

事業所の倒壊も視野に入れ、職員が子ども達への話と安否確認している間に、別な職員がより安全な錦ヶ丘保育園への避難ルートの確認も行い、移動しました。

二次避難後には、各園の職員に子どもの名前を書いたメモを渡し、確実に引き渡しが完了できるように連携を図りました。

 

保護者の方にも現在の状況や避難場所などもお知らせ配信を行い、一早く子ども達の安否確認や避難先の把握ができるようにしました。

訓練後の振り返りでは、子ども達からも「○○ができた!」と発表があり、大きな訓練でしたが滞りなく進めることができました。

 

振り返り

まふぃん内での振り返りでは、

・職員同士の声掛けが合って各職員の動きが分かりやすかった。

・張り紙用の紙や蛍光ベストを避難袋に入れていたので、万が一にもすぐに対応できた。

という意見があった一方で、

・道路を挟んでの避難は逆に危険なので、安全確保した上で避難場所に直接行く方がいい。

・こども園と保育園の門は電子カードキーなので、停電などの非常時に通行できる方法を確認しておきたい。

などの意見もありました。

 

担当同士の振り返りでは、

・怪我人の想定がなかったので、怪我をした時の対処法などを看護師職員に聞いておきたい。

・インターネットの不通と復旧を確認する職員を配置すれば、いつでも情報収集や保護者へのお知らせ配信ができる。

など、次回に繋がる為の振り返りができたと思います。

 

避難訓練は子ども達が安全に避難するための欠かせない大切な訓練です。しかし、『いつもの訓練』にしてしまっては、いざ想定外のことが起きた時に本当に必要な行動ができないかもしれません。常に『もしかしたら』を考えながら、『子ども達の大切な命』の為に、私達大人が備えられるようにしていきたいと思います。

 

まふぃん錦ヶ丘 今屋

保育と療育の違いと共通点を活かして(錦ヶ丘)

まふぃんの送迎時や保育所等訪問支援の時に、こども園や保育園などで子ども達の活動の様子や保育者の保育の様子を見ていると、大きな集団での保育とまふぃんの小集団の中での療育との違いを感じることがあります。

 

例えば、お絵かきの活動の時に使うクレヨン。

こども園や保育園のお絵かきや制作でクレヨンを使う時には、みんなのクレヨンが入っている道具棚の中から自分のものを探したり、自分のロッカーのおどうぐ箱の中に入っているものを取りに行ったりするなど、自分用のクレヨンがあることが多いのではないでしょうか。

これは、自分の物と他の人の物を区別することや、自分の物を管理するといった教育的なねらいがあるからだと思います。

 

まふぃんのお絵描きの活動では、一箱のクレヨンをみんなで使います。

一箱のクレヨンには、一本ずつの色しか入っていないため、自分の使いたい色のクレヨンを友達が使っていると、取り合いになる事があります。

まふぃんの療育の中では敢えてそのような場面を設定して、自分が使いたいけど使えない時に少し我慢をしたり、順番を待ったりすることで、思い通りにならない時の気持ちの切り替えや言葉でのやり取りを促すなどのねらいがあるからです。

 

子どもが集団生活や社会生活を送るために、集団に合わせて行動することや友達とのコミュニケーション方法をサポートしていくところは、療育と保育の共通点の一つだと感じます。

保育園やこども園などでの保育や教育は、子ども全体を見て集団を高めながら、その中で一人一人の個性を伸ばしていくのに対して、

療育は、こども一人一人の発達の困難さの部分にアプローチしていきながら、集団に合わせていけるように支援していくところが大きな違いなのではないかと思います。

その子の課題や困っている部分を引き出しながら、それを自分自身で調整していける力や方法を見つけられるように働きかけ、子ども達の中にあるものを引き出したり、飛び出ていて困っているところを少し引っ込めたりしながら、集団に合わせて行動でき、社会的に自立できるようにサポートしていきます。

 

そのために、集団全体を見るよりも一人ひとりの個性をより深く見極めながら、課題にピンポイントでアプローチしていくところが保育とは少し違うところではないかと思っています。

療育では、スモールステップで、苦手な事や課題を対処してできるやり方を学んでいきます。ところが、まふぃんの小集団の中で課題が解決しても、保育園やこども園などの大きな集団になるとまふぃんとは違う姿を見ることもあります。

まふぃんでできたことが、場所や集団が変わっても同じようにできているのか、今の課題は何なのかを確認し、情報共有しながら成長のサポートをするために、私たちは保育所等訪問支援もとても大切な支援の一つだと考えています。

(保育所等訪問支援についてのブログはこちら →園や学校と連携した支援を(保育所等訪問支援)

 

子ども達に愛情や情熱を注ぎながら、成長をサポートするところは、保育も療育も共通するとことだと思います。

保育と療育の共通点や違いを分かって、保育園やこども園やまふぃんの職員が、タッグを組んで子ども達のために作戦会議を開いていけたら最強ですね。

 

まふぃん錦ヶ丘 田尻

3月 園長のつぶやき(錦ヶ丘)

春は別れと出会いの季節。

毎年この季節が来ると思い出す一人の女の子がいます。女の子と言っても、私が児童養護施設で勤務していた20年ほど前に高校生だったので今では立派な大人ですが。

 

児童養護施設には、様々な事情で家庭で暮らすことができない子ども達が生活をしています。そこで出会った彼女は大人の私たちを寄せ付けず常に反抗し、なかなか心を開いてくれませんでした。

私は彼女と何度もぶつかり合い、お互い涙を流しながら一晩中何度も何度も語り合ったこともあります。反抗心から施設を飛び出した寒い冬、夜通し思い当たる場所を探したこともあります。寒くないだろうか、事故や事件に巻き込まれてないだろうか、どうかどうか無事でいてほしいと祈りながら探し回りました。帰ってきた時にはどんな説教をしてやろうかと考えていましたが、実際には思わず抱きしめて「おかえりなさい」と心の底から安心したのを覚えています。

 

彼女は高校卒業後、自分の夢を叶えるべく東京に旅立っていきました。ちょうど、桜が咲き始める季節でした。その時に彼女からもらった手紙にこんなことが書いてありました。

 

「こんなにも私の人生に真正面からぶつかってきた大人は初めてです。

私も覚悟を持って働く大人になります。そして絶対に幸せになります。」

 

あの頃の私は、決して覚悟を持って彼女の人生にぶつかっていこうとしていたわけではないと思います。きっと、覚悟を持つことの意味を聞かれても答えることはできなかったと思います。ただ、彼女のこれからの人生が幸せなものになって欲しい、そう願っていたことには間違いありません。

 

一人の大人の関わり、言動が子どもの人生に大きく影響する意味が最近になってやっと分かる気がします。まふぃんでも、大人の関わり方次第で子ども達が変化する姿を幾度となく見てきました。今、子どもの目の前にある問題を先送りにしてしまったら、子ども達の成長と変化のチャンスを大人の私たちが奪ってしまうかもしれません。子どもの幸せを願うのならば、大人も覚悟を持って関わっていかなければいけませんね。

 

この春、まふぃんを卒業となる子たちが数名います。卒業していく子ども達のこれからの生活で、まふぃんで経験したことが自信となってくれていたら嬉しいです。

私たちは子ども達が社会に出ていく上で少しでも困りごとがなくなって欲しい、自分も周りも傷つけない人になって欲しい、自分自身を肯定的に捉えたくさんの夢や希望を持った大人になって欲しいと思っています。これからも子ども達の今と未来に覚悟を持った支援を行っていきます。

今年度もまふぃん錦ヶ丘へのご理解ご協力ありがとうございました。令和5年度も保護者の皆様と一緒に協力し合いながら、子ども達のためによりよい療育施設を目指してまいります。

 

まふぃん錦ヶ丘 吉村

発達のねらいと学習のねらい(錦ヶ丘)

まふぃんでは、運動遊び、構成遊び、感触遊びなど様々な活動を行っています。ブログでも活動についてお伝えすることがありますが、その際活動の「ねらい」も一緒に出てくると思います。

まふぃんでは、ねらいの無い活動は存在しません。それは、私達職員がねらいを元に活動を組み立てているからです。

 

ねらいって?

まふぃんでは子供たちに身につけて欲しい力や、行動の変化の為に引き出したい姿のことなどをねらいと呼び、学習面と発達面、それぞれのねらいを立てて活動に臨んでいます。

 

学習のねらい

・友達と場所の共有ができる。

・順番を待つことができる。

・勝負事で気持ちのコントロールができる。

など、周囲との関わりの中で身につけてほしい力のことを学習のねらいとよんでいます。

 

例えば、友達との遊びで負けてしまうと、悲しい気持ちを抑えられなり大声で泣いたり暴れたりしてしまい、なかなか気持ちを切り替えられない。

気持ちが崩れないように、勝負事や苦手なことから遠ざけていれば楽しく過ごすことはできます。しかし、まふぃんでは悔しい気持ちも感じながら、自分で気持ちを切り替えられるようになっててほしい為、敢えて気持ちが崩れるような場面もたくさん経験できるようにしています。

負けて、悲しい気持ちが止められず、大きな声で泣いてしまう時には、職員に気持ちを十分に受容してもらい落ち着いて戻ってくることができる。というねらいをたてたり。

落ち着けるまでの時間が短くなってきたら、職員の声掛けで気持ちを落ち着けて、次の勝負をその場で待つことができるようになる。など、子どもの姿に合わせて、ねらいも少しずつステップアップしていきます。

学校で、悲しくなった時や悔しくなった時、教室から飛び出してしまったりすると本人も危険ですし、周囲も困ってしまいます。

気持ちを落ち着けて、次の行動に移れたり、落ち着いて友達や先生に自分の気持ちを伝える等、自分の気持ちが崩れた時の対応方法を身に付けてほしいと思います。

 

発達のねらい

・指示の違いに気付く

・手足を伸ばして取り組む

・多様な感触に慣れる

などの、活動に取り組む中で促したい発達面でのねらいです。

汚れるのが嫌だから、絵の具で遊ぶのはやりたくない…

周りをよく見ずに走ってしまい、怪我をしてしまう…

そんな子ども達に、苦手に感じている事も、受け入れられる事を増やしてほしい。体の動かし方も沢山経験して、怪我なく安全に遊ぶことができるようになってほしい。活動の中でも「ちょっとやってみようかな?」と思い、参加できるような工夫をしています。

 

運動遊びでは子ども達の動きのアセスメントを行い、子ども達の苦手を把握してより具体的な発達面のねらいを立て、活動に繋げています。

いろんな身体の使い方

また、作業療法士のアドバイスを受け、発達のねらいと活動を見直す機会も設けています。

ねらいと活動を考える

『園や学校で一斉指示を聞いて動けるようになってほしい。』

『感触にとらわれ過ぎずに過ごせるようになってほしい。』

『部屋や教室から出なくても最後まで授業や活動に参加できるようになってほしい』

大きな集団の中でも、自分が困らずに過ごすためにはどんな力が必要なのか、子ども達のこんな風になったらいいなの姿を想像しながら、こんな力を付けてほしい…と職員同士で活動毎に打合せや振り返りを行い、検討する日々です。

今後も毎日の活動の中で、子ども達が頑張った!悔しい!等の感情を沢山感じながら、発達・学習のねらいを一歩一歩達成する姿を支えていきたいと思います。

 

まふぃん錦ヶ丘 岡田