大空へ!

5月、蝶の幼虫がまふぃんにやってきました。

園庭にある金柑の葉についていた幼虫を見つけた小学生が

「育ててみたい!」

という言葉がきっかけで、幼虫、青虫、蛹と日々成長を見守ってきた子ども達。

まふぃんに仲間入りしてからの約1ヶ月間。

「元気にしている?」「蝶々になったかな?」

通所してくる子どもたちは成長を楽しみにしていました。

 

幼虫を発見したぞ!!


今年も、幼虫がいるかなと、葉っぱの上を覗いてみると・・・

金柑の葉っぱの上に蝶の幼虫がいるのを発見!

無事に生まれて、幼虫になったようです。

 

「誰か気が付いてくれないかな・・・」

 

と、思っていると、学校から帰ってきた3年生の子どもが

「蝶の幼虫だ!育てたい」と言ってくれました。

早速枝を少し切り部屋に持って行くと

「これ何?」「何かいるの?」と興味を示す子ども達。

よく見るように声を掛けると

「あっ!何かいる」「幼虫だ!」と見つけて大喜びでした。

 

観察のスタート


その日から子ども達は、葉っぱを食べる様子を見ては

「いっぱい食べるね」「あっ!今うんちしたよ!」

「歩いて場所変わった!」「すごいね。落ちなないで歩いてるよ!」

と、ひとつひとつの動きに感動していました。

このような、子どもたちの“面白いな” “すごいね、不思議だね”と

「好奇心を持って観察し考える力」「生き物に興味・関心を持つ姿」

を大切にしたいです。

さなぎになったよ


青虫も成長し、いよいよ蛹に・・

今年は、葉っぱの上で蛹になっていました。

葉っぱの色が緑なので、蛹も緑色。

蛹の色は、蛹になった場所で色が変わると知っていても

実際に見ると不思議ですね。

 

蛹になっても不思議がいっぱい。

「中で何しているのかな?」

「ご飯食べないのかな?」

と次々に疑問が湧いてきます。

「なぜ」「どうして」と

自然と触れ合い、関わりながら実体験を大切にしたいですね。

 

図鑑とにらめっこ


2週間ほどして、朝出勤すると・・・

さなぎから出て、蝶々になりました!

きれいな蝶になったのを見て

「この蝶の名前は何だろう?」と取り出したのは生き物図鑑。

「くろあげはじゃない」

「え?ちょっと違う?」

「これだ!ナガサキアゲハだ!」

「オスだ」

 

疑問に思ったらすぐに調べる。

“好奇心” “探求心を大切にしたいです!!

蝶になっても疑問はいっぱい!

「青虫は葉っぱを食べるのに、なんで蝶はお花を食べるの?」

確かに・・・

子ども達にとって自然は素晴らしい教材、学びの場だと実感しました。

旅立ちの日は、あいにくの雨。窓辺に置いていたら、羽を数回羽ばたかせ

大空へ羽ばたいていきました!

元気でね~

 

まふぃん 寺田

一緒に遊ぶと楽しいね!

一緒に遊ぶと楽しね!

 

午前クラス(1歳~3歳)の子どもたち。

同じような遊びをしていたり、近くに居ていても、

あまり関わりが見られないのが、この時期の特徴です。(平行遊び)

保護者の皆さまからも

「どの様にしたら他の子と楽しく遊べるようになるのか?」

とのご質問が多いのもこの時期の子ども達です。

そこで今回は如何にして他児に興味を示し、子ども達同士の交流に至るのかというプロセスをご紹介したいと思います。

 

この時期の子ども達の遊び方には特徴が3つあります。

  • 一人遊び・・自分自身のイメージの世界に入り込んで遊ぶ。
  • 傍観遊び・・他の友だちの遊んでいる様子を、じーっと眺める。

友だちの遊ぶ様子を見て、自分も遊んでいるように感じる遊び方。

  • 平行遊び・・友だちの側で同じ遊びをしていても、関わりが少ない遊び方。

 

このような遊び方を繰り返し、友だちとの関わりが育まれていきます。

 

 

 

 

活動前の自由遊び中の出来事です。

その日の自由遊びは、プラフォーミング(大型積み木)。

高く積んだり、横に並べて遊んでいました。

始めは、それぞれで遊び、足りなくなったら・・・

勿論!

お友だちが使っている物を取りに行きます。

使っていた物を取られた子は怒り取り返します。

そこで、〝取らないで!〞〝使いたい!〞

とぶつかり合いが起こり、泣いたり、怒ったり大忙し。

〝自分が〞使いたいので、午前クラスの子ども達の年齢では

当たり前の姿です。

 

ですが、泣いたり、怒ったり。

取り合いばかりしていては面白くありません。

何度も、同じ事を繰り返すうちに、

〝どうすれば楽しく遊べるか〞気が付いたようです。

 

プラフォーミングを高く積み重ねていたA君。

高く積むたびにB君に取られていました。

その度に、取らないで!と怒っていましたが、

どうすればいいのか、ひらめきました!

 

それは・・・

取りに来たB君に「ここ、乗せて」と言い、

乗せて欲しい所を指差す事。

結果は・・・ 大成功!

指差す所に乗せてくれました。

上手く乗せる事が出来、顔を見合わせ〝にっこり〞と笑う2人でした。

その日は、もう一つエピソードがありました。

自分から友だちに関わっていく事が、少し苦手なC君。

プラフォーミングを4個並べて座り、友だちが遊ぶのを

笑顔で見ていました。

そこへ、B君が来て同じように並べ一緒に座っていました。

ポケットを見せ合ったり、笑顔を交わしたり。

言葉は少なくてもお互い通じ合い、

その場は〝ほんわか〞した暖かい空気に包まれていました。

この時期子どもたちは、物を介したやり取りや、

近くにいる友だち同士同じ動作や表情をして面白がったり、

顏を見合わせ笑い合ったりするなど、関わって遊ぼうとする姿

見られるようになります。

この経験を積み重ねる事で

・周囲の友だちに興味や関心を高める。

・自分から働きかけて関わろうとする。

ようになってきます。

 

この年齢の子ども達は、まだ、自分と他者と気持ちの区別が出来にくい

為、自己主張をしたり、トラブルも多く見られます。

ですが、友達との関わりを深めていく中で大切な経験です。

その繰り返しが、場に応じた適切な行動や、伝え方があるいう事を

遊びの中から学んでいっています。

「子どもは子どもの中で育つ」

改めてそう感じる出来事でした。

 

まふぃん上之園   寺田

繋がり~地域社会活動とは?~

繋がり

 

「元気?」「沢山作ったから食べてね」など

当たり前だった近所の方たちとのやり取り。

私たちが子どもの頃は、お互いの事をさりげなく思い遣り、

気遣いながら生活していました。

最近は、このようなやり取りが減ってしまい寂しさを感じます。

しかし、まふぃんでは、地域の方とのやり取り

『繋がり』が今も盛んに行われています。

まふぃんは、NAGAYATOWERの1階にあります。

2階には、幼稚園から80代の幅広い世代の方が入居されています。

そこに住む住人さんとまふぃんの子どもたちは、

七夕を一緒に作ったり、カレーを作るなど

定期的に交流を行っています。

近所のおじいちゃん、おばちゃんのような存在です

 

ある日、ナガヤに行っていた園長先生が、お土産を持って

まふぃんに帰ってきました。

袋から出したお土産は・・・

〝じゃがいも〞嬉しいお土産です!

 

早速、子どもたちのおやつに

じゃがいもの『煮っころがし』を作りました。

この日のおやつは

『おにぎり』『じゃがいもの煮っころがし』『ぬか漬け』

「じゃがいも美味しね」と笑顔で食べる子ども達。

ですが、一人の子どもが疑問に思ったようです。

「このじゃがいもどうしたの?」

ナガヤの住人さんに頂いた事を伝えると

「そうなんだ」と嬉しそうに、じゃがいもを食べていました。

 

その話を聞いていたA君。

「僕も食べてみようかな?」と

勇気を出して一口・・・

「美味しいかも」と食べる事が出来ました。

 

いつもは苦手で食べないそうです。

ですが、ナガヤの住人さんに〝頂いた〞事を知り

〝苦手だけど食べてみよう〞

A君の気持ちに変化が起きたのかもしれませんね。

今年度に入り、ナガヤの住人さんと、

お裾分けのような交流や、ぬか漬けの手ほどきなど、

小さな交流が盛んに、行われるようになってきました。

子どもたちが、招待状などを書くと、「嬉しかった」と、

わざわざお礼を伝えに来て下さる方もいらっしゃいます。

ナガヤの住人さんたちが「食べてね」と

まふぃんの子どもたちに下さる食べ物など、

そこには、

・子どもたちの事をいつも見守り、気遣って下さる事

・住人さんの暖かい愛情優しさ

があるという事を、しっかりと伝えていく事も、

私たち大人の大事な役割だと思います。

このように、自分の生活に関係の深い地域の方たちと触れ合ったり

交流したりする事は、人と関わる力を育てる上で大切な力となります。

ナガヤの住人さんたちとの関わりを通して、

周囲の人たちと関わり合い、支え合って生活をしている事を

実感している事でしょう。

 

その繰り返しの中で、子どもたちは、挨拶の仕方

目上の方に対する言葉使い、相手に合わせた振る舞い方を学んでいきます。

そのような経験が、人に対する優しさや愛情を学んでいく事にも

繋がっていきます。

まふぃんの子どもたちは、

ナガヤの住人さん、隣接する堂園メディカルハウスの皆さん

様々な方たちが、温かく声を掛けて下さいます。

人は、見守られ大事にされた事が基盤となって、

他者に共感し、分かち合おうとする気持ちが育っていきます。

 

野菜を植えていると、通りがった住人さんが

「大根は間引きをしてね」「炒めて食べてもおいしいよ」

と教えて下さいます。

そこにも、ナガヤの住人さんとの繋がりがあるのです。

子ども達だけでなく私たちも、

幅広い年代の方たちとの関わりは、考え方、知識を教えて頂ける

など大事な『場』となっています。

 

『沢山の人たちの関わり合いの中で育つ』

今も、まふぃんには存在しています。

 

ナガヤの皆さん!いつもありがとうございます。

今後もよろしくお願い致します。

 

まふぃん上之園

寺田

絵本の温もり

絵本の温もり

 

絵本を手にすると、ふと思い出す記憶があります。

幼稚園の年長児(5歳)だった私自身。

降園準備が終わると、絵本の時間がありました。

先生が読んでくれる絵本が楽しみで、大好きな時間でした。

読んでもらった時の、心地よさ、温かさ、空気、部屋の様子など

今でも、温かい思い出として心に残っています。

子ども達にとって読み聞かせの時間が、温かいひと時になったらいいなと思っています。

 

突然ですが、皆さん!質問です!

  • 本。好きですか?
  • 最近どのような本を読みました?
  • 子どもの頃大好きだった絵本ありますか?

 

秋といえば・・・読書の秋。なので!

今回、絵本についてお伝えしたいと思います。

 

その前に・・・

私自身の質問の答えです。

  • 本。好きです。
  • 『糸』『ステップ』 推理小説
  • からすのパンやさん、ぐりとぐら、100万回生きたねこ

です。

では、本題に入りたいと思います。

まふぃんでは、活動終了後に絵本の読み聞かせの時間があります。

子ども達に絵本を読む時、子どもの反応を見る事も楽しみのひとつです。

思ってもみないところで笑ったり、

「おもしろそう」と思った所で笑わなかったり・・・

毎回、どんな絵本にしようかなと、選ぶのが楽しみです。

 

〇午前クラスでよく読む絵本

・とんねるをぬけると

・もりのおふろ

・おべんとう

など

 

〇午後クラス

・ぐりとぐら

・ばばばあちゃんシリーズ

など

 

*午前クラスで選ぶ時に気を付けている事は

・絵が大きくシンプル

・動物や食べ物など身近な物

・リズム感が心地いいもの

 

*午後クラスでは

・物語絵本を中心に

・長く読み継がれている絵本

などに気を付けながら選ぶようにしています。

 

今まで、沢山の子ども達と出会い、絵本の読み聞かせをしてきました。

読み聞かせをしながら感じた事。

子ども達は、読んでもらいながら、絵を手掛かりに

自分で思い描き、想像を巡らせ、お話の世界に入り込んでいます。

 

また、この絵本少し難しいけど、どうかな?と思う絵本でも読んでみて下さい。

話の内容をすぐには、理解出来なくても、心を込めて読んであげる事

何かしら感じる事が出来ます。

「この絵本お母さん(お父さん)好きなんだ。聞いてね」と。

実際、私も保育の現場で、そのような絵本を読んだ時、読み終わった後の子ども達の表情から、何かを感じとったなと思う事がありました。

(100万回生きたねこ、月からきたうさぎ、わすれられないおくりもの)

絵本は、本来読んでもらい、楽しむものです。

その事はとても大事なことですが、お話を集中して聞く力も育っていきます。

例えば『からすのパンやさん』の絵本があります。

結構、このお話は長いのですが、年長児でも、最後まで聞けない子供が多く見られます。

途中で飽きたり、集中が切れて聞く事が出来ないのです。

学校での学びは、ほとんど先生の話を「聞く」事で成り立っています。

 

聞く、話す、読む、書く、という言葉の力の中で、最も早くに発達するのが

〝聞く力〞です。

読みきかせをしているうちに集中力が身に付いてきます。

 

聞く力が育つ意味でも、読み聞かせはメリットがありますね。

 

どのような絵本を読んだらいいのかと迷うと思います。

一番のおすすめは、

・お母さん、お父さんが好きだった絵本。

・子どもの頃の思い出の絵本。

を是非読んであげて下さい。

子どもの成長はあっという間です。

絵本を読み聞かせる時間は、それほど長くありません。

子どもの頃に、膝の上で読んでもらった記憶。優しい声。

子どもにとって、お母さん、お父さんに読んでもらう事は一番幸せな時間です

自分だけに読んでもらった記憶は、心の中に残るでしょう。

 

子どもの頃に読んだ絵本、大好きだった絵本。

大人になった今、再び読み返してみると、また違った感じ方をするかもしれませんね。

 

まふぃん上之園

寺田

 

友だちと一緒に

友だちと一緒に

 

友だちがしていることに関心が高まるこの時期。

同じ場所で遊ぶ経験を通して、人と関わっていく為にはルールがある事にも

気づいていけるように活動を組み立てています。

その経験の積み重ねが、人と関わり合う事の楽しさ

『人と関わる』力となっていきます。

 

「さあ、見ててね」「どうなるかな?」

職員が段ボールカッターで、〝ぎこぎこ〞と切り込みを入れていきます。

(職員が近くにいて安全は確保しています)

子ども達は、どうなるのか興味津々!

職員の手元を見つめています。

 

この日の活動は、段ボール遊びでした。

ねらいは

『段ボール遊びを通して接近、共有が出来る』

『取り合ったり、崩されたりして思い通りにならない経験を積む』

 

集まりが終わり「ちょっと待っててね」と

声を掛け、職員が子ども達の目の前で準備をします。

様々な大きさのサイコロ型の段ボールが〝ゴロゴロ〞〝カタン〞

音を立てて増える度に、早く遊びたくて

椅子から腰を浮かし今にも走り出してきそうです。

 

しかし、そこは我慢。

「どうぞ」と言われるまで座って待ちます。

 

このしっかり〝待てる〞という事を繰り返す事で

・ルールを守る。

・その場にいられるようになる。

・最終的に活動に参加出来る。

ようになってきます。

 

「どうぞ」の声掛けで遊び始めた子ども達。

最初は、近くにある段ボールを積み、崩れては積み直す事を楽しんでいました。

でも、それだけではつまらない!と気が付いたようです。

 

 

 

 

それは。

〇一つ目(高く積みたい!)

それに気が付いた子ども達は、段ボールを集めて高く積み始めました。

次第に自分の身長より高くなってくると・・・

手にしたまま積まれた段ボールを見つめています。

 

とどかない!どうしょう・・・

 

ひらめいた!〝投げればいいかも〞

 

一番上の段ボールをめがけて『ポ~ン』

上手く乗ったり、乗らなかったり。

上手く乗せられた時には、〝大成功!〞と満面の笑み。

乗せられなくても何度も繰り返し試していました。

子ども達は、遊びの中から試行錯誤を繰り返し、どうすればいいのかを学んでいます。

 

○二つ目(これはなんだ!)

サイコロ型の段ボールを手に見つめるA君。

何か思いついたようです。

新たな遊びを。

真剣な表情で剥がし始めました。

剥がし終わると満足そうに蓋を開けたり、閉めたり。

中に入り遊んでいました。

始めから開けてあるよりも、自分で気が付いて開けた事で

A君にとって、さらに遊びが、楽しくなったようです。

 

さて、

本日の〝ねらい〞のひとつでもある

『段ボール遊びを通して接近、共有が出来る』

 

そろそろ、仕掛けをしょうかな?

 

段ボールカッターで、切り込みを入れていきます。

音を聞きつけ、一人、二人と子ども達が集まってきました。

〝コの字〞に開けられた段ボールの近くに集まり見つめる子ども達。

 

〝つんつん〞してみたいけど・・・

ちょっと・・・ 怖いかな・・・

そんな気持ちも少し伝わってきました。

 

一番先に手を出すのは誰かな?

それは、好奇心旺盛なA君でした。

まるで宝物の箱が開くように扉が開くと・・・

〝わくわく感〞に満ちた表情に変わりました。

覗き込んでは、友だちと顔を見合わせ笑い合っていました。

 

このような仕掛けをする事で、それぞれで遊んでいた子ども達も

ひとつの段ボール箱に集まり、自然と一緒に遊び始めます。

意図的に場面を作る事で、友だちの存在に気が付き

「楽しそう」「同じようにやってみよう」

と、物を介したやり取りが生まれてきます。

 

距離が近くなる事で、友達がやっているのを見て『一緒にやってみたい』

という気持ちも芽生えてきます。

その中で、ぶつかり合いを経験し

・相手にも思いがある事。

・ルールがある事を知る。

 

友だちと関わる事で、嬉しい、嫌だったな、悔しかったな、など

様々な気持ちを経験し関わりを深めていきます。

その経験の積み重ねが、人の気持ちや、状況を考えながら

いろいろな人と『関われる力』になっていきます。

 

まふぃん上之園

寺田

池掃除をしました!

池掃除をしました!

 

「えっ~この中に入るの?」「気持ち悪い~(水が汚れていたので)」

池を目の前にした子ども達が、思わず〝ぽろっと〞言ってしまった言葉でした。

それもそのはず。

池は泥が入り、落ち葉が浮かび見た目も汚れていたからです。

お盆明けの放課後等デイサービスの活動は・・・

隣接するメディカルハウスの池掃除でした。

ですが、この池掃除から思わぬ気づきが二つありました。

詳しくは後ほどお伝えしますね。

 

実は、この池〝めだか〞〝おたまじゃくし〞〝ヤゴ〞が生息しています。

なのに、汚れていては〝めだかたちが可哀想〞と、まふぃんの子ども達にお掃除の依頼が舞い込みました。

日頃、ナガヤタワーの住人さん、メディカルハウスの皆さん。いろいろな方たちに支えられ、見守られているまふぃんの子ども達。

子ども達に伝えると、「やろう!」と頼もしい返事が返ってきました。

 

掃除当日。

デッキブラシ、ほうき、魚をすくう網を持ってやる気満々で出かけました。

しかし、汚れていたので、「えっ~。入りたくないな」としばらく池を見つめている子ども達。

どうするのかな?と思い反応を見ていると・・・

「よっし!やろう!」「やるしかないでしょ!」と気持ちを切り替え素足で中に入り、落ち葉をすくったり、デッキブラシできれいに磨いていました。

 

この、思わぬ展開になった時に〝やらない!〞ではなく気持ちを切り替えてやれるという事が大事になってきます。

自分がやりたくない事でも、

〝決まった事は我慢してする〞

学校生活でも社会に出てからでも

〝気持ちに折り合いをつけて〞

出来るという事は身に付けておきたいスキルの一つですね。

 

さて、池掃除での気づきとは。

それは・・・

①股つきのサンダルを履く時に何処に指を入れていいのか分からず履けない事。

(鼻緒を親指と人差し指で挟んで履くということが認識できない)

「このサンダル壊れてる。履けない」

と言うので見ると、鼻緒を避けて指を入れていたのです。

②おたまじゃくしを網ですくう時、下からすくわず、とんぼを捕まえる時のように上から網をかぶせる

勿論、すくえないので「全然捕まえられない」と言ってきます。

 

今まで、経験をした事が無かっただけでは?と思われるかもしれませんが〝使い方が分からない〞〝想像できない〞のは

認知力の弱さ〞にあります。どのような事かというと、

『見たり、聞いたり、想像する力が弱い』という事。

 

例えば

・見る力が弱い・・相手の表情やしぐさが読めず、不適切な発言をしてしまう。

・聞く力が弱い・・友だちが何を話しているのか分からず話についていけない。

・想像する力が弱い・・相手の立場が想像できず、相手を不快にさせてしまう。

など、認知力が弱いと対人関係を築く時に困難さが見られることがあります。

 

今回のサンダルが履けない、網の使い方が分からなかったのは、

『自分の目の働きと手(足)を結び付けて動かす事』が苦手だという事も見えて

きます。

これは、文字を適度な力加減で書く〞〝しっかり見て、認識して書く事にも繋がっていきます。

 

私たちは日常生活の中で〝初めての物(道具)〞を使う事があります。

その時に、似たような経験、目の前の道具、状況の中から〝どのように使えばいいのか〞を

想像して使います

 

日常の何気ない事から(出来ていて当たり前と思い込んでいる事)見えてくる子ども達の

〝あれっ?〞〝こんな事が出来ていなかったのだな〞という事。

 

今回、池掃除を通して、子どもたちの新たな一面が見えてきました。

そのような事を見逃すことなく、しっかりとした視点で日々見ていく大切さを感じた出来事でした。

そして、出来ないと何故困るのか(どのような所に繋がるのか)など、考えて子どもたちの普段の様子を見ていきたいと思います。

 

参考文献

ケーキの切れない非行少年たち 著者「宮口幸治」

 

まふぃん上之園

寺田

 

 

 

 

 

 

 

 

 

願いをのせて!

願いをのせて!

 

暑い毎日が続きますが、8月7日は『立秋』でした。暦の上では秋ですね。

夏本番ですが、季節の変化を感じる瞬間があるかも?しれないですね。

暑さの中にある『秋』を感じる気持ちのゆとりを持ちたいものです

 

8月に入ってすぐの放課後等デイサービス。

「8月7日何の日か知っている」と子ども達に問いかけてみました。

殆どの子ども達が「分からない」言っていましたが、一人の子が答えてくれました。

「七夕」と。

今は7月に七夕を作る事が一般的になってきましたが、以前は8月に作り飾る家庭が多くありました。

 

理由として。

・7月は梅雨明けをしておらず、星を見られない事。

・8月はお盆もあり、ご先祖様を迎える準備する為

と言われていました。

田舎では、8月7日から縁側に提灯を下げてご先祖様を迎える準備をしていました。

ついでに7日からは、ご先祖様が〝とんぼ〞に乗って帰って来るから捕まえたらいけないよ。と言われていた記憶があります。(私だけかな?)

7月に七夕を作り玄関に飾った子ども達。

例年はナガヤタワーの住人さんと交流を行いながら作るのですが、新型コロナウイルスの影響もあり交流を行う事が出来ませんでした。

「ナガヤの住人さんと一緒に作らないの?」

と聞いてくる子ども達。

 

何か交流出来ないかな?

子ども達に聞いてみると

「お手紙書きたい」「もう一回七夕飾りを作る?」と意見が出てきました。

そこで、8月7日の七夕を前に短冊にお願い事を書いてもらおうという事になりました。

 

書いてもらった短冊をどうやって飾ろうか?

子ども達が意見を出し合います。

「ポスターみたいにして貼ればいいんじゃない」

「短冊に星を貼ったらいいかも」「色画用紙に笹を描けばいいよ」と

今までの経験から、いろいろな意見が出てきました。

 

それでは、準備スタート!!

 

色紙で星を作るグループ、色画用紙に笹を描くグループ。それぞれグループに分かれて作り始めます。

笹を描くグループは、7月に使った笹を思い出したり、iPadで調べながら本物の笹に見えるように細かい所まで描こうと一生懸命。

「そんなに細かくなくても大丈夫だよ」と思わず声を掛けてしまいました。

すると「細かい所まで描いた方が笹に見えるかなと思って」と返事が返ってきました。

子ども達の相手を思う優しい気持ちに嬉しくなりました。

星グループはどうかな?

色紙を3枚一組にして重ね星を作ります。分からない時には

「どうすればいいの?」と子ども同士で教え合う姿がありました。

今までは分からないと、近くにいる職員に「どうするの?」聞くことが多かったのですが、最近は子ども同士で〝聞いたり、教え合う姿〞が見られるようになってきました。

その中で、子ども達は

〝相手の良さや得意な事に気が付いたり〞教える事が出来た〝自信〞に繋がっていきます。

子ども達が作った星のついた短冊。

「お願い事書いてくれるかな?」「沢山書いてもらえるといいな」と、ちょっぴり不安そう。

ナガヤのエレベーター近くに置き書いてもらう事にしました。

 

子ども達のお願い叶いますように・・・

 

さて、翌日見に行くと色画用紙に沢山の短冊が貼られていました。

それを見た子ども達は「良かった」と、とても嬉しそうでした。

沢山の願い事を乗せた短冊。

ナガヤタワーの道路側と、隣接するメディカルハウスの駐車場にしばらく掲示をしました。

いつもは、お喋りをしながら〝目に見える交流〞を行ってきました。

近くにいらっしゃるから〝いつでも交流出来る〞と少しずつ当たり前になっていたのかもしれません。

今回〝目に見えない〞形での交流となり気が付いたこと。

それは・・・

ナガヤタワーの住人さんとの交流が子ども達にとっても、私たち職員にとっても

なくてはならない大切なものになっている事。

当たり前でないんだよという『大切な事』に気づかされた出来事でした。

子ども達の「何か寂しいね」の言葉に職員も同じ気持ちでした。

 

七夕は過ぎてしまいましたが、願いを込めて・・

『早く交流出来る日が来ますように』

 

 

まふぃん上之園

寺田

 

これ上げる

これあげる

 

今年の梅雨は長かったですね。

ニュースで梅雨明け宣言があったその日、隣接するメディカルハウスの花壇である物を発見!

それは、葉っぱの上で見つけた〝セミの抜け殻〞でした。

同時にセミの鳴き声も聞こえ〝梅雨が明けたよ〞と知らせているようでした。

虫たちは季節を敏感に感じ取っているのですね。

 

7月の始めに〝取り合いからやり取りへ〞のブログで、最後には〝やり取りをしながら

一緒に見る〞事が出来たエピソードをお伝えしました。

 

ですが、

再びA君に変化が起きたのです!

どのような事なのか。

第2弾!のご報告をしたいと思います。

 

どうしてもA君(3歳)の持っている物が欲しいB君(2歳)。

他のお友だちが使っていても、取り合いになる事は少ないのに何故かA君の使っている物が欲しくてたまりません。

なので、引っ張り合いが始まりました。

しかし、前回と違った行動をA君がしたのです。

今度はどのような事が起きたのでしょうか・・・

それは新聞紙の時に起きました。

 

今回のねらい。

『友達と接近する事が出来る。』

『破く、丸めるなど新聞紙の感触を体で感じる』

です。

 

床一面に広げられた新聞紙を見た子ども達。

〝さあ!遊ぶぞぉ~!〞〝面白そう!〞と、わくわく感が伝わってきます。

子ども達は、

寝転がったり、潜り込んだ時の新聞紙の暖かさ

上を歩いた時のガサガサという音

手をブルトーザーのようにしてかき集め、両手で持ち上げた時の感触や音

この時に感じた新聞紙の硬さ、遊ぶうちに少しずつ柔らかくなってくる質感の変化

子ども達は遊ぶ中で、全身を使い様々な感触を感じ取っていきます。

少し前までは寝転がったり、広げられた新聞紙の上を歩く事が多く見られていました。

ですが、最近は指先を使い丸める、お友だちに新聞紙をかけるなど

友だちを意識した姿も見られるようになってきています。

 

さて、前置きが長くなってしましました。

両手をブルトーザーのようにして、部屋の隅に運び持ち上げて遊んでいたA君。

何度も繰り返すうちに、新聞紙は〝しわしわ〞になってきました。

その中でお気に入りの1枚を発見!

顏にくっけたり、大事に持ち歩き遊んでいました。

それに気が付いたB 君。

楽しそうに遊んでいたA君の新聞紙が違う物に見えたのかな?

欲しい!と思いA君の所へ行き手を伸ばします。

 

突然、手を出されたA君はびっくり!

「ダメ!もう!」と言いながら引っ張り合い始まりました。

しばらく続くかな?と思ったその時。

A君が予想をしていない行動に出ました。

それは…

下に落ちていた新聞紙を拾いB君に〝これあげる〞と差し出す姿。

これにはB君も思わね展開に『・・・』

貰った新聞紙で遊び始めました。

 

前回、取り合いをするうちに〝相手にも思いがある事〞に気付き、一緒に絵本を見る事が出来たA君。

取り合いをしながら前回の経験を思い出したのでしょう。

 

〝B君もこれが欲しいのだな〞という事に気付きました。

 

でも、これは渡したくない。どうしよう・・・

そうだ!これを渡せばいいんだ(下にある新聞紙)。とA君自身が気が付き行動に移す事が出来たのです

自己主張し取り合うだけでなく

〝友だちにも思いがあるという事〞

〝その状況に応じた適切な行動をとる(一緒に見る、近くにあるものを渡す)〞

このような経験を積み重ねが〝社会性〞に関わる基本的な力を身につけていきます。

 

まだ力の弱い小さい時に取り合いを経験する中で、気持ちに折り合いをつける自分の感情のコントロールを学んでいきます。

それが人との関係を作り維持する力(社会性)に繋がっていくのです。

 

まふぃんが一番育みたいと思っている将来的な目標ですね。

 

子ども達はあらゆる経験を通して成長していきます。

その成長は年齢を重ねれば勝手に育っていくものではありません。

上記の通り、「経験」や「学習」を通して初めて「成長」に繋がっていきます。

 

子ども達が成長していくために「どのような」経験が大事なのかこれからも追い求めていきたいと思います。

 

 

 

 

まふぃん上之園

 

寺田

ある男の子の成長 ~七夕飾り作りを通して~

ある男の子の成長

~七夕飾り作りを通して~

 

7月7日は七夕。織姫と彦星が、1年に1度出会える日。

そして短冊に願い事を書けば、願いが叶うと言われている日。

天の川が見られる事を楽しみにしていましたが、今年の七夕は残念ながら雨になってしましいましたね。

 

「あっ!コアラの食べる葉っぱだぁ!」学校から帰ってきた子ども達。

置いてあった笹にすぐに気が付きました。玄関では笹のいい香りがしていました。

 

 

そんな、7日と8日の放課後等デイサービスでは七夕の飾り付けを行いました。

毎年、ナガヤの方たちと交流を行いながら飾り付けを行うのですが、今年はコロナの影響もあり、交流会は中止になり残念な気持ちになっていました。

ですが、まふぃんだけで行った事で、ある中学生の男の子A君の成長を改めて確認できた出来事がありました。

 

 

それは・・・

年下の友だち2人に提灯の作り方を優しく教えている姿。

中学生だからそんなの当たり前。

と思われるかもしれませんが、普段人と関わるのが苦手で、みんなと同じ活動に参加する事が少なく、無口なA君を見ているので、とても嬉しい出来事でした。

 

この日は3人のグループに分かれて飾りを作りました。メンバーは、小学1年生のB君、6年生のC君、そしてA君。

各グループに分かれて、輪っかやひし形を繋げて作っていましたが、

A君が「小さい折り紙で提灯を作りたい(四分の一の大きさ)」と自己発信してきました。

これも嬉しい出来事です😊

「作っていいよ」と声を掛けると、細かく切り込みを入れて提灯が完成!

それを見た、B君、C君が「すごい!A君」「作りたい!」「教えて」とA君に頼んでいました。

実は、このような関わりが活動中に出来たらと思い今回のグループを決めました。

 

どうするのか見守っていると…

「いいよ」とボソッと言ってくれました。

 

なので、A君による提灯の作り方がスタート。

「まずは四角に折って」「そしたら、次はハサミでこうやって切って」と自分でお手本を見せながら教えていました。

でも、B君、C君たちは「こう?」「どうするの?分からない(切り込みの仕方)」とA君に聞きます。

A君もどうやったら〝分かってもらえるか〞考えながら教えていました。

教えながら気が付いたようです。その子の〝側で教えれば分かってもらえるかも〞という事に。

 

この気づきにA君の成長があったのです。

私たちの周りには、小さな子ども達や、高齢者、障害を持った方など様々な人たちと支えあって生活しています。

相手の気持ちに共感したり、相手の立場に立って考える事、思い遣りの気持ちを持って関わっていける事が社会生活を送る中で大切になってきます。

 

その後は、B君、C君の側に行き交互に教える姿がありました。

年下の友だちに教えている姿、教えてもらっている二人の姿を見てとても暖かく感じました。

 

4月から中学生になったA君ですが、特に低学年の子どもたちに優しく接している姿が度々見られていました。

・転んだ子を起こしてあげる

・おやつのおにぎりにふりかけをかける時、かけ方を教える

・送迎車から降りて、ふらふらと別の所に行こうとした1年生の手を繋ぎ「こっちだよ」と教えてあげる。(職員も近くにいます。)

など。

今までは気が付いても見ているだけだったのですが、さり気なく手を貸しているA君の姿に成長を感じました。

これらの行動は〝相手が何を必要としているのか〞を考え〝それに配慮した行動がとれる〞ようになり、人と関わる中で〝その人に合わせた関わり方〞が出来るようになっていきます。

このような事を積み重ねていく事が、これから先〝人と関わる力〞となっていくのです。

 

まふぃんの中で異年齢で過ごしたり、ナガヤの方たちと交流の経験を重ねてきた事で〝人と関わることの楽しさ〞〝人の役に立つ喜びを〞感じる事が出来たのでしょう。

このような行動を見逃さず、認めていく事で自信を持って行動できるように見守っていきたいと思います。

 

まふぃん上之園

 

寺田

取り合いからやり取りへ

取り合いからやり取りへ


土砂降りの雨が降り雷が鳴ると、〝ばばばあちゃんのシリーズ本〞『あめふり』の絵本を思い出し、

ふと空を見上げ想像し思わず笑ってしまいます。

憂鬱になってしまいがちな雨や、怖~い雷も絵本の世界を想像しながら見ていると少し楽しくなってきます。

 

 

活動終了後のある日、「貸して」「嫌!」、「ちょうだい」「嫌!」の声が聞こえてきました。

1冊の〝乗り物の絵本〞を巡り取り合いが始まりました。

2歳のA君と3歳のB君です。

取り合いをしていましたが、なんと!

最後には[これ何だ?」と言い一緒にやり取りをしながら見る事が出来たのです。

しかし、そこに至るまでには、活動中の出来事があったからこそ、一緒にやり取りをしながら見るという事が出来るようになったのです。

どのような事があったのか・・・

覗いていきたいと思います。

 

その日の活動は『砂遊び』でした。

今回のねらいは。

『砂の感触に慣れる。』

『思い通りにならなかった時に感情のコントロールをする』です。

 

子ども達が遊ぶとき、トラブルが起きないように種類や数を多めに出すイメージがあると思いますが、まふぃんでは人数より少なめに出します。

この日は、3人だったのでスコップを〝1本〞だけ出しました。

 

何故かというと、遊ぶ道具を少なく出すことで、欲しいものがあった時、「貸して、ちょうだい」と言ったり、

自分の持っている物が取られそうになると「ダメ!」と言葉でのやり取りが生まれてきます。

このような、思い通りにいかない経験を大事にする事で、友だちとの関わり方が学べるようにしています。

 

さて、先にスコップを使っていたB君にA君が気付きました。

もちろん、使いたいので近くに行きすぐに取ってしまいました。

いつもなら、取られても取り返せずにいるB君ですが、この日は違いました。

何度取られても取り返しに行く事が出来たのです。

お互い欲しいので、譲らず引っ張り合いをする、取られたり、取り返したりする場面がしばらく続きました。

その中で、引っ張り合いをするだけでなく

「貸して」「ダメ!」「ちょうだい」「ダメ!」という言葉でのやり取りもあるという事に子ども達が気づき変化していったのです。

その出来事が初めにお伝えした〝一緒に見る〞に繋がっていったのだと思います。

 

お迎えを待っている間、同じ絵本に興味を示した2人。

引っ張り合う、絵本を持って逃げたり追いかけたりしていました。

それまでは、〝何で僕が持っているのを取るの?〞〝取らないで〞〝僕も欲しいのに!〞と『自分が』の世界でした。

対戦モードの表情をしていた2人でしたが、ふと笑顔に変化しました。

言葉でのやり取りは少なくても何か通じあったようです。

自然と2人が近くに座り、一緒に笑いながら絵本を見始めました。

その中で「これ何だ?」「すー(トーマス」と指を差しながら見て、〝一緒にやり取りをしながら見る〞事が出来たのです。

取り合いを経験するうちに『お友だちも同じ絵本が見たいのだな』と気が付いたのです。

このような経験を重ねる事で、相手にも思いがある事に気が付き、友だちを意識した関わり方ができるようにしています。

一つの物で遊ぶ事で友達に目が向けられるようになり、順番を待つ、ルールをも守る、我慢をするなど経験を通した学びになります。

そのような経験をし、気持ちを切り替えて我慢をした方が楽しく遊べると気が付いていきます。

 

今までは、取り合いが起きると泣いて終わる事(気持ちを受け止めてもらい)が多かったのですが、

取り合った絵本を一緒に見る事が出来た事に成長を感じました。

このような経験をしたからこそ学んだのです。

いろいろな場面で見せてくれる成長。次はどんな場面で見せてくれるかな?

 

まふぃん上之園

寺田

 

 

 

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